『男の6枚好形・01 「334566形」 【対子+両面+対子形】 』 | ||||||
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・334566形は36ツモで2面子、2457ツモで好形になる。 つまり、234567が有効牌。 ・しかもイーペーコ含みが2つあるので、打点も見込める。 ・この形は、面前で「男はリーチ」をかける以上、バリ大事な形。 ・捌き方の基本は他に頭候補があるか、ないかだ。 ・トイツが多い場合はトイツ手含みに構える。 ・ヘッドあり、なしで捌きが異なる。 |
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好形パターン | ||||||
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【東2局東家7巡目】 →切り |
オーラストップ条件ならピンフ狙いでを切るのが良さそうだが、通常は切りが一番隙がない。 |
モンド杯7#16 | 南1 |
ドラ 何を切るか? |
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切りでなく、切っとけばいいだろう。 切り→ツモで聴牌 切り→ツモで聴牌 枚数的には変わらないが、へのクッツキからの 変化を残したい。 切るよりかはを切るほうがいいが、を切るとクッツキがなくなる。 ツモ時の形の良さから切りのほうがいい。 |
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ツモで聴牌でリーチ。 本来なら切りリーチのところだった。 |
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一発ツモだった。。。 |
この場合は残りの形がトイツか両面かを見て、6枚両嵌の捌き方を使えばいい。
「334566形」は頭候補と見ずに捌く。
→切り |
「6枚両嵌は頭候補がある場合は外を捌く」ということを考えれば1秒で答えは出る。
これも6枚両嵌の捌きの基本で、頭候補が流動的な場合は、 |
この場合はここで2メンツ見込めるので、
残りの形が両面なら334566形をほぐして、
残りが嵌張か辺張なら落としていくのがいい。
a)残りの形が両面
→切り |
この形なら当然こうなるだろう。
ピンフ形が見えるので356778形を残す。
b)残りの形が対子
→切り |
これは裏目がということになるが、
3種の裏目よりはいいだろう。
隙がない打ち方ならを切る。
その後を引いたらを切る。
c)残りの形が三色含み嵌張
→切り |
この形なった場合だけ345三色が見えるのでを切っておく。
引いたらサムイテンパイだが。
d)残りの形が三色にならない嵌張
→切り |
この形なら、を切って二向聴に戻す。
を引いたら前述a)の通り、を切って、356778形と両面の一向聴にする。
を引いたら前述b)の通り、切り。
この形から何を切るのが一番効率がいいか。 とと腐れ辺張の。 が2枚切れなので、引きの3面待ち |
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まあ、一発で出てくるあたりは格の差だな。 フッ。 |
最後の親番で2着目。 からを切ったのはいいとして、 |
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オッサン!何きっとんねん! ここは切りだろ!残すメリットはツモだけだろ。 切ってしまうと、ツモがストレートにロスになる上に、 ツモでのタンピン一盃口やツモでのピンフへの渡り逃す悪手だ。 目先の形だけに目を奪われてるだけだ。 近差の2着目の親番でこれはないだろ。 |
打点よりも好形テンパイを重視したケース。 3色がどうしても必要な状況ならマンズに手をかけるかもしれない。 しかしここは、微差のトップ目だし、欲しいのはあがりやすさ。 マンズが厚い形の上に、男の好形「223455形」。 不確定な三色より、リーヅモ+ウラの方がはるかにいい。 マンズは引きで3面待ち、 引きで両面待ちのテンパイが組める。 |
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結果はをもう一枚引いて、待ちの変則3面待ちでリーチ。 点数は安いが、アガリやすさは格段に違う。 |
以下は失敗例。
さて、ここから何を切る? これは男の好形「223455形」だ。 |
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どうやってもマンガン以上にはならないのに、
が2度受けになっている切りよりも、 |
下記画像は「112344形」。 まあ、のくっつきが両面塔子にならない分、 |
112344形は端によってる分、くっつきが少ないが、
「最後にバッタになったときにソノママ使える」というメリットがある。
端受けのバッタなら最後まで残ってもでも出アガリが期待できる、ということ。
切りは「112344形」を意識しての一打。 ケースにもよるが、ドラのくっつきを見込む残しは一手遅いと見て見切った。 ツモでテンパイ取り。 引いたらを対子落としして、ピンフ一盃口→タンピン一盃口に渡る。 |
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赤を引き込んで予定通り即リー。 両面が残ってもシャボが残ってもリーチ。 |
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カー! 自分で引っかかっちゃったよ! ウラドラはサービス! |
こういう形になるとのどちらかを外すのが常識のように思われてるらしい。 解説でも以外にないような口ぶり。 しかし厚く構えるなら、ここは切り以外にない。 ドラのを使いきらないとあまり意味がない手、 ここはを見切っての受入れを残す。 もっと言えば、3巡前のからの切りも軽すぎる。 面子延ばしの障害になっている、 これはもっと早くに対子落とししてもいいくらいだ。 をポンしても2000点か、ドラを対子にしての3900がせいぜいだろう。 ならばこの手は面前でリーチなのだ。 それだけの材料も揃っているのだから! |
オーラス3着目。 トップを捲くるにはハネツモが必要。これはちょっと現実的でない。 2着を捲くるには26以上の手を作ればよい。こっちのが遥かに現実的だ。 2・3着はウマの差も大きい。 …なので照準はまずドラを使った最速のリーチ。 ドラが絡んでタンヤオとピンフが手なりで出来ればハネツモまで狙う。 この手格好で最速で両面リーチを打つには、 の好形を活かしたい。 を切ってしまっているものの、この形を残せば、 ツモで2面子になり、ツモで連続形両面が出来る。 の形はズバリを引くくらいしかメリットがない。 を引いても独立両面が出来るだけ。 単純な枚数比較でもは10枚、は8枚。 だからここは切り1点。 |
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ところが初歩的な手順ミスでを切ってしまう。 トッププロという肩書きがありながら、この大事な局面で基本が全く出来ていない。 にを引いても非タンヤオ面子ができるだけだから、なおさら切りだ。 |
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このあとドラのが暗刻になり、ツモのここで本来ならアガリだ。
ツモアガリが欲しい局面での塔子は変化も薄く、 |
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しかし、このあとを引いて、のノベタンでリーチして一発ツモ。 「結果的には」ハネマンに。。。 結果トップまくったわけだが、過程が悪く、価値あるトップとは言えない。 単にツキを浪費しただけだ。 しかも、この手順の後手について誰からもツッコミがないのだ! しかも、よくある! |
この形からは6枚好形「445677形」を壊す。を切る。 切りのロスは4枚、 を切ってもツモがロスにならない。ツモもロスにならない。 のポンテンも残せる。 |