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【655】★『勝負の型・01 勝負の型を決めて臨む』

 ・相手をみてどんな麻雀を打てばよいか決める。

 1) 【半荘全体の戦略】〜レベルを見て闘いの型を決める。
 2) 【1対1の戦略】〜マーク相手が攻撃型か守備型か?
               面前重厚型か鳴きスピード型か?
 3) 【自分の手の戦略】〜マーク者に対して、
               前のめりに行くか、引き気味に打つか?
               これはタコの人数により対応が異なる。
★使用上の注意

・4人相手の闘いなので、相手のレベルや攻撃パターンにより、
 立ち回りを変える。
・自分で突っ込んでいくんではなく、相手同士に闘わせるのが理想。
・面前で行く場合、極端な手役狙いに走らない。(間に合わなくなる)

1) 【半荘全体の戦略】〜半荘全体の戦略〜レベルを見る(タコを見る)

タイプ マーク者
タコ3人 タコ3人戦 タコ同士の乱打戦 トップ目のタコ
タコ2人 一騎打ち戦 タコ対マーク者という構図に持ち込む 非タコ
タコ1人 三つ巴戦 2人にに喧嘩させつつ、タコからあがることを考える タコ
タコ0人 四つ巴戦 4人ガチなので、3人に喧嘩させつつ、スピードに乗る トップ目

2) 【1対1の戦略】〜マーク者のタイプを見る

対応方法
面前攻撃タイプ スピード正攻法
面前守備タイプ スピード奇襲攻撃
スピード攻撃タイプ 面前正攻法
スピード守備タイプ 面前奇襲攻撃

3) 【自分の手の戦略】〜攻撃・守備モードの切り替え

タイプ マーク者 タコ
一騎打ち 1人 攻撃的に打つ 2人 守備的に打つ
三つ巴 2人 守備的に打つ 1人 攻撃的に打つ
四つ巴 3人 守備的に打つ 0人
タコ3人 0人 3人 守備的に打つ

■ 一騎打ち戦

両脇二人はタコ。
まずやることは・・・

1) レベルを見る(タコを見る)

タイプ マーク者
タコ2人 一騎打ち戦 非タコ

対面だけまともなので「一騎打ち」型だという意識を持つ。
そして、

2) マーク者のタイプを見る

対応方法
スピード攻撃タイプ 面前正攻法

マーク者の対面は攻撃スピードタイプ。
(タコ二人は攻撃スピードタイプ。)

従って「面前正攻法」という作戦を取る。

そして、スピードタイプに囲まれているのでキー牌はできるだけ絞る。

※ キー牌 = ドラ>役牌>赤>ションパイ
相手の動向に対して対応を変える。

3) 攻撃・守備モードの切り替え

タイプ マーク者 タコ
一騎打ち 1人 攻撃的に打つ 2人 守備的に打つ

画像ではタコが3副露したのでタコに対しては守備を考え、
マーク者が振り込むことを期待する。
ただし安いとわかったら攻めてもよい。
重厚な打ち筋を重視して、は絞り、のトイツ落とし。
ドラソバのはなるべく河に放たない。
二人目のタコが仕掛けてきた。

この段階で自分は一向聴。

3副露のタコは3副露だが手役の仕掛けではないので、安いだろう。
1副露のタコはドラを切っていて安そう。

攻撃タイプのタコの安い仕掛けなので、
聴牌したらリーチを掛けて決定打にする。

タコの仕掛けが高そうであれば守備的に対応する。
この局はタコ同士の共食い(タコ→タコの点棒移動)でジ・エンド。

大勢に影響なしと見る。
東2局、まず下家のタコが仕掛け、上家のタコが先行リーチ、

対面のマーク相手がリーチ。

ここはタコ2匹のどちらかに対面が振り込むことに賭け、引き気味に打つ。
この局は残念ながら、マーク者がタコからあがった。

しかし決定打ではないので焦る必要はない。
東3局、マーク相手からの2巡目リーチ。

マーク相手はスピードタイプの打ち手。

従ってここには真っ向から正攻法の勝負を挑む。

非現物のを勝負。

マーク者が重厚タイプならば、振り込まないように気をつける。
そして脂っこいも勝負。

12巡目にタコから追っかけリーチ。

こうなれば、マーク者がタコに振り込むことを期待する。
もう一匹のタコも仕掛けてきたので、

ここはマーク者対タコ2匹の構図ができ、

の暗刻落としでべた降り。
オーラスまで一度もあがれなかったが、

致命的な振込みをケアしていたので、

最後の最期で重厚な手が実り、一発で捲った。
のポンテンを取らずに、
を引き入れてのリーチなのでかなり感触があった。
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■ 三つ巴戦

この半荘はタコは下家一匹だったので、

1)レベル戦略 マーク者
タコ1人 三つ巴戦 タコ
2)マーク者のタイプ別対処
スピード攻撃タイプ 面前正攻法
3)モード マーク者 タコ
三つ巴 2人 守備的に打つ 1人 攻撃的に打つ

つまり、タコとトップ目の上家をマークしつつ、面前の正攻法で臨み、
タコ相手には突っ張る作戦を持って打ってきた。

ラス前でホンイツ一向聴。をへくったのは痛いが、まだ諦めない。
をツモってきたが、ここでの選択は?
ここは切り。

を切って、ポン打受け狙いはやや軽い。
ここはこれ以上フーロせずにを重ねてのマンガン狙いが最も重厚だし、
無理筋でもなく、聴牌としては優秀だ。
また、のくっつきでもツモが期待できるし、
ツモ聴牌のロン狙いでもいい。

ポンのの聴牌も悪くはないが、が2枚切れ。
とラスがそれほど期待できない以上、運依存度が高い。

これがスピード作戦なら、打で問題なし。
好聴牌狙いよりも聴牌スピードで勝負するというテーマに沿うからだ。

この辺の匙加減がわかっていれば、打牌選択に迷うことはない。

ここいらの選択は作戦に照らしあわせればよい。
を引き入れて聴牌、安めのでロン。

だが、トップ目からの直撃で52あるので、結果としては上々。

たまたまうまくいったが、仮に選択が裏目に出ても、

作戦に沿うものであれば後悔も少ない。
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