男の麻雀ポリシー > 【614】 『鉄壁守備・05 1局捨てる発想を持つ手牌』〜「死ぬ」ことが戦うこと

【614】 『鉄壁守備・05 1局捨てる発想を持つ手牌』〜「死ぬ」ことが戦うこと

 ・1局捨てる発想を持つ手牌。
 ・「死ぬこと」、つまり武士道の心得と同じ。
 ・早い段階で受けに回る準備をしておく。

■ 捨てる局と攻める局の構え

【東1局南家4巡目】 ドラ

 ツモ

はすべて生牌。何を切るか?
を落とす。

この局は捨てて受けに回る。

は合わせうちするか、
それどころか2鳴きにも備えてガッチリ絞って切らない。

相手を利する牌は一切切らない、という姿勢で臨むのが大局観。

それぞれ2枚目が出てこない限り、3枚とも抱えて死ぬ。

「死ぬ」ことが戦うことになる。
【東1局南家4巡目】 ドラ

 ツモ

はすべて生牌。何を切るか?
これならばペンというネックはあるものの、

攻める価値はあるとみて生牌を切り出して行く。
は親にとって連風牌、は後引きの牌なので、を切る。

鳴かれても構わないし、重ねられる前に切るという発想でもある。
【東1局南家配牌】 ドラ

 ツモ

は生牌。何を切るか?
を切る。
例えをポンされても攻め抜く覚悟で。

重ねられる前に切るという発想でもある。
【南1局トップ目東家配牌】 ドラ

 ツモ

は生牌。何を切るか?
でなく、を切る。

トップ目で役牌のドラは自ら切らない。

重なり期待をして良い。
【南1局ラス目東家配牌】 ドラ

 ツモ

は生牌。何を切るか?
を切る。

ラス目なら役牌のドラは早めに見切る。

重ねられる前に切るという発想でもある。
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■ 「捨てる局」で切る牌

モンド王座1#15 東2
こういう配牌をもらったときに考えることは何か?

で、何を切ったらいいか?
ドラもなく、十三不塔に近い配牌。

こういう状態になっているのは自分に問題があるんだろうが、
それは抜きにして、まず考えるべきことがある。

一応構想としては国士無双、七対子、チャンタ辺りになるが、
それも余程ツモが利かないと間に合わないだろ。

それならば、キー牌を絞り殺して相手をあがらせないことだ。
これがこの手牌のテーマだ。

従ってここはまず、早いリーチのキー牌の尖牌から切っていく。
尖牌から殺しにかかるのだ。
つまり、のツモ切り。
尖牌の処理が終わったらドラソバのを切る。
役牌は全て絞り殺す。
そして、仕掛けが入った瞬間に受けに回る。
こういうも殺しにかかる。

2枚目でも鳴かれる可能性がある以上、切らない。
当然こんな生牌のも切らない。
8巡目ですでに聴牌がいるが・・・
全然間に合ってないやん・・・

この状態でリーチかかったらキッツイだろ。
とかとかとっとけや!
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