
| 『勝負ポリシー・13 男の唯我独尊』 他と同じことをしない・場に安い色を残す・手役被りは避ける |
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| 『男の唯我独尊』 ・他と同じことをしない。 ・場に安い色を残す。 ・手役被りは避ける。 |
相手あっての麻雀なので、自分に有利な状況を作るためにも相手の動向に合わせて動くのが生きた麻雀。
いいときは自分の手牌中心でもいいが、相手に合わせて動くことは戦略上大事なこと。
結果として、これが一番聴牌が早い。
例えば、マンズの一色手をやってるやつが上家にいたとしたら、
同じマンズを待ちでは使われてる上に、オナテンでロンでも頭ハネされる。
上がれる確率は50%にもならないかもしれない。
ソーズやピンズで待ったら上家の捨てる牌もあるので、2倍、いや4倍あがりやすいだろ。
だから、仮に違う色の待ちになったら基本的にダマ。
同じ色の待ちになってしまったら、リーチをかける。1対1のメクリ勝負に持ち込む。
これらのことを意識してやる、やらないではえらい違いだ。
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上記手牌、![]() 落としが正解となっているが、これは → 落としが勝負伝説流正解だ。全体的にソーズが高く、マンズが安い。 細かく見ると、上家が をポンしてて、対面が3巡目に を切っているので対面が を使ってる可能性はほぼない。また上家がその をポンしていないことから、上家が を使っている可能性もほぼない。下家が を固めてる可能性はあるが、それはそれでいい。オリうちを狙えるし、オリなくても高め ツモも狙い目だ。どーしても確実な打点が必要な局面なら ![]() 落としでもやむない、しかし通常の勝負戦略では ![]() 落としが基本だ。 から落とすのは、下家からリーチが入った場合の現物の方を残しておきたいからだ。 は2枚使いなのでポンされる可能性が低いことと、![]() 、![]() と2筋に跨る不要牌だから先に処理したい。( は![]() 1筋)このプロは鼻ちょうちんでテキトーに書いたのかもしれないが、 このプロが本音でこう書いているならばまったく負ける気はしない。 |
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ここから何を切るのが唯我独尊か? |
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自分の手牌の形だけを考えるというのが唯我独尊ではない。 目先の手役に捉われない打牌をひたすら考え抜くのが唯我独尊。 ここは、場に1枚も切れてないソーズ受けになるのを嫌って イッツーを見切る打 が姿勢として正しい。親や上家が序盤に切っている牌につながる牌でくっつきを考える。 つまり、 にくっついてのイッツーは見切って、 と![]() ![]() ![]() のくっつきを考える。 |
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に がくっついて聴牌。ここでは を切ってさらなる好形聴牌を目指すのはもう7巡目ということもあり、ヌルいので素直に聴牌を取る。(仮テン) このままリーチしてもいいが、さらに慎重に ![]() のくっつきを待った。 |
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すぐに ツモ(ダマ一発ツモ)ここはリーチ棒3本供託なのでツモのみで十分。 フリテンリーチかけてもあがれてたかも知れないが。 |
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これは失敗例。 序盤の切からみて場的に、 ![]() のほうがいいだろう。![]() 待ちなら一発ロンでマンガンだったのが、逆に3900振り込んで1万点以上の損をした。 いいときならタンピン含みでリーチでもあがれるだろうが、 このときは微差のラス目だっただけに、 ![]() 待ちでダマにする慎重さがほしかった。先行リーチなら相手が廻ってくれるかもしれないが、 追っかけリーチで欲張るのは論外。 |
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さて、ここで選択だ。 孤立牌から選ぶとすると、 ![]() ![]() のどれかだが他に選択肢はあるか?
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ここは を切ってアテにならない 受けを嫌う。![]() のどちらもよさそうなクッツキだし。![]() ![]() ![]() の形も![]() ![]() とくっつし、まあ次点に良し。 |
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この選択が功を奏してあっという間に聴牌した。 しかし ![]() がいい受けとはいいがたいのでダマ。
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そして を引いて最終形!ここでリーチ! 対面のアホから をしとめ、裏1で7700GET。
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ここで選択。 何を切る? |
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ここはカン を嫌った。ピンズが場に高すぎる。 1枚しか切れていない。逆にマンズの上がいいので は敢えて残した。ソーズも高いが、カン 受けよりかなんぼかマシ。
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このあと予定通りマンズが伸びて![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 形までになった。 、 は勝負どころと割り切って押した。でもリーチはしない。 だって がもう売り切れだし・・・ドラの でも引かされたら親には通ってる トイツ落としで廻る。
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そして次巡に ダマ一発ツモ。これが決め手となり、トップを取ることができた。 |
| モンド王座1#17 | 東4-2 |
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ピンズが場に高い状況で何を切るか? ピンズは自分が 2枚切っている以外は 1枚しか切れてない。 |
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ここで形からすると 切りだが、![]() を外すのが正解。 |
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本来ならここで![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ドラ![]() の聴牌になっていた。 形に囚われず、場に高い色さえ見極めていれば難なく聴牌が入っていた。 |