男の麻雀ポリシー > 【508】★『好形作り・09 両嵌神話の崩壊』〜両嵌は準両面にあらずの「愚形」

【508】★『好形作り・09 両嵌神話の崩壊』〜両嵌は準両面にあらずの「愚形」

『好形作り・09 両嵌神話の崩壊』
 ・両嵌は好形でなく、愚形という意識を持つ
 ・序盤両嵌を固定してしまうと、最後に嵌張待ちの選択をした場合、
  両面待ちより50%もあがりにくくなる上にピンフが出来なくなる。

・両嵌・シャンポン受けの選択

 ツモ

ここから何を切るか?

これは状況関係なく、切りが正しい。
引きでピンフの2ヘッドの完全イーシャンテンに変化するからだ。

この手牌の理想的イーシャンテンは以下の形のいずれかだ。

ここまで想定して手をすすめるのが正しい牌理だ。
では以下の例ではどうか?

 ツモ

ここから何を切るか?

これはを切るしかない。にくっついても両面にならないからだ。
ここは泣く泣く両嵌形のイーシャンテンに構える。

雀頭が両面変化する中張牌の場合、
一般的に両嵌にとるよりも「嵌張+シャンポン」に受けたほうが
好形変化が多く有利だ。

■ 序盤で単独両嵌は固定せずに連続形を作りに行く

ここでを切ってしまっているが、

この手牌の好形化テーマは

のヘッド化 の両面化

なので、索子の両嵌を壊す切りが正しい。
動く手牌に構えるのが巧い。
は孤立牌ではなく、
の嵌張との複合形と見るのがいい。
を切ったところで裏目はだけ。
もし裏目のを引いてもこの段階ではフリテン受けで残せばよい。
中盤までに引き戻す可能性も十分ある。
を切ってしまうとが裏目、フリテン受けを残して
引き戻しも狙えないのでは全てツモ切るはめになる。

一気通貫や混一までのびる可能性も。
この後、とツモってしまって最悪。
を切っていれば、この段階で

のような形になっていただろう。
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