『手役センス【イッツー編】・03 イッツー意識過剰症候群』 |
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・@高目・安目差・A愚形受け に注意! ・牌効率を考慮するときイッツーの2つのデメリットを意識する |
イッツーのデメリットは
イッツーの形に固執せずに、
積極的にリーチをかけるなら、タンピンの両面にシフトしていくのが巧い。
これは具体例で検証したい。
モンド王座3#15 | 南1-1 |
【南1局2本場】 さてここから何を切るか? |
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ここから長考ののちに、切り。 ソーズのクッツキ2種、マンズのクッツキ4種への対応で プラス、でもイッツーと、 一見よさげだが、そうではない。 ここは切りが巧い。 の部分は最後までいじらないのが基本。 切りより切りが良いのは、 ツモでの聴牌逃しがある反面、 ツモでもと入れ替えてタンヤオに渡れ、 ツモでも両面リーチが打て、 ツモで3面待ち、ツモでも延べ単リーチの可能性が残せる。 引いたらダマにするだろうから、5200点。 待ちのメンピンツモドラ1でも5200点、メンピンドラ1でも3900と、 実は期待できる点数はそれほど変わらない。 仮に最も良いを引いても、高目安目のある形だ。 イッツー形が見えているがそんなには意外と魅力はない。 |
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結局を引いてダマに構えた。 | |
俺ならここで待ちのピンフリーチになっている。 とを入れ替えてのリーチなので、メンタンピンドラ1の 両面のマンガンリーチ。 これが素直なアガリに近い聴牌だろう。 |
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結局が出てあがれたわけだが、 俺ならもっと高く仕上げていたかもしれない。 |