男の麻雀ポリシー > 【461】 『手役センス【役牌編】・05 男は涙を流さない』〜役牌副露基準・ひと鳴き1向聴か聴牌が基準

【461】 『手役センス【役牌編】・05 男は涙を流さない』〜役牌副露基準・ひと鳴き1向聴か聴牌が基準

『手役センス【役牌編】・05 男は涙を流さない』

 ・役牌副露基準・ひと鳴き1向聴か聴牌が基準
 ・役牌は手バラから鳴いて手を作るというのは
  受け駒がなくなるので危険。
 ・鳴くときは1向聴か聴牌で鳴く。

序盤のバラバラから1鳴きはやめた方がいい。2向聴以下からのポンはほぼ悪い結果に繋がる。
例外は南家のホンイツ。受け駒なしで突っ込めるからだ。

【状態別仕掛けタイミング】

状態 ポンして
2向聴以下
ポンして
1向聴
ポンして
聴牌
2枚目も
鳴かない
最悪 【地獄モード】 ×
悪い 【Bad】 ×
普通 【ノーマル】 ×
良い 【Good】 ×
最高 【天国モード】 ×
南家 【モード関係なし】 ×

共通してるのは、「ポンテン・ポンして1向聴」なら最悪の結果になることは少ないということだ。

■ 序盤に切られた役牌・上り調子の親から出ても自分の手がまとまるまで鳴かない

前局7700をアガって上り調子の親から1枚目のが出た。

このを鳴くか?

結論から言うと、スルーだ。
索子が1メンツあり、上り調子の親からなら鳴いても良さそうだが、
鳴くのはもっと手がまとまってからだ。最低、2メンツと頭が確定して1向聴になってからがいい。

をスルーした後、すぐにキモのが埋まり、手がまとまってきた。
場に1枚目のが重なり、2枚目が出てこれをポンして1向聴で3メンツ+頭が完成。順調だ。

では、1枚目のをポンしてたらどうだったか。
自分のツモが親のツモと入れ替わるので、こうなる↓

自分

(ゴミ)→(有効牌)→
(有効孤立牌)→(ゴミ)

(メンツ完成牌)→(有効孤立牌)→
(ゴミ)→(メンツ完成牌)

自分が有効牌を2枚ツモる間に(それでもまだ1メンツだけ)、
なんと、2メンツ完成するツモを親にトスすることになっていた。
危ないぜ。。だから鳴きは怖いんだよ。。。

をツモって聴牌。ドラ待ち含みの3面待ちで絶好だ。
しかも親の切りがいい感じだろ?
さあ、ドラを合わせ打ってこいや〜!

そしたっけ、本当にドラのが出て、ロン。

北家としてはドラの切り時を伺っていて、ここしかない!と思っての切出しだったが裏目に出たな。。。

おそらく理屈では納得行かないだろうが、理屈が正しくても理屈通り行かないのが麻雀の不条理なのさ。。。

うまく打ってるのに!ってのは麻雀にはない。
結果を受入れるしかないのさ。。。

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■ 天国モードはポンテンのみOK

地獄モードの西家がまずを1鳴き。
を切って、これで1向聴なので、この鳴き自体は悪くはない。

状態 ポンして
1向聴
最悪 【地獄モード】

トップ目で好調の南家。
ダブ南とドラドラの勝負手。
6巡目にダブを1枚目からポンしてを切り1向聴。
下家が仕掛けていたのもあるが、これはどうか?

は対面から鳴いたのだが、上家もが浮いていたので2鳴きでも十分に間に合った。
勝負手だからこそ、状態を考えて余裕を持って鳴きたい。
どちらかというと、2鳴きがベストタイミングだ。

状態 ポンして
1向聴
最高 【天国モード】

2鳴きした場合のツモは、

パターン1
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→カン→?  ドラ

パターン2
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→打  ドラ
 ツモ→打  ドラ

どちらでも待ち聴牌になる。

ツモって聴牌した。絶好の待ちになったが。

しかしこの鳴きが下家を利する結果になった。
ツモで聴牌→ツモでアガリ。

南家の仕掛けミスというよりも、
鳴きタイミング自体が悪くなかったのがアガリにつながったとみる。

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■ トップ目の手バラ1鳴きはNG

このを鳴くかどうか?
トップ目で状態はいいはずだ。

どう見てもこの鳴きは焦り以外の何者でもない。
ドラがで2枚あるのでつい焦った。でも、鳴いたあとにヤバイなーとは感じていた。

状態 ポンして
2向聴以下
良い 【Good】 ×

有効牌を引き込んでから鳴くのがベストに決まっている。

ポンチーで他に好牌を流す結果となった。
結局下家の一発ツモでこの局はジ・エンド。

一番早く仕掛けて、一番手がまとまらなかった。
上記の通りだ。全員の手牌を比較してみればわかるだろ。

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