男の麻雀ポリシー > 【437】★『ツモの流れ・04 男の縦横無尽』〜順子構成は横受け・独立暗刻があれば縦受け・ツモり2暗刻形は縦

【437】★『ツモの流れ・04 男の縦横無尽』〜順子構成は横受け・独立暗刻があれば縦受け・ツモり2暗刻形は縦

 ・横は横、縦は縦に受ける。「形」で判断するのが単純明快。
 ・順子構成の手は横に受ける。
 ・独立した暗刻が一つでもある場合は基本縦に受ける。
 ・ツモり三暗刻形は縦に受けるが、ツモり二暗刻形も縦に受ける。
 ・変則3面受けは縦か横か良く考える。

ドラ暗刻とかだとあがりを拾いたくなるものだが、そういった欲は全て捨てて
手牌の形、ツモの来方で横に受けるか、縦に受けるかを決めるようにするべきだ。

またツモリ3暗刻は、極力リーチ。
ツモったほうが破壊力がある。出てしまうと安い。
ツモリ2暗刻もツモり3暗刻形に準ずる。

見た目の多面待ちよりも、「暗刻がひとつでもあればシャボ有利、シャボで受けろ!」だ。

■ ツモり2暗刻形は迷わず「縦」

 ツモ ドラ 基本的に暗刻がある形は「縦」。
だから暗刻1つのツモり2暗刻形は縦に受ける。

したがってここは切り。

ツモも縦なのでなお更。
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■ 順子構成の手牌は横受けでリーチ

ドラ

ドラ2のチャンス手。ラス前で2着と微差の3着目。
トップとは36600点差がある。
さて何を切るか?リーチか?ダマか?

場の2枚切れのを見て切りリーチを掛けるのだが、これはどうか?
まず、手牌が横の形で横のツモでの聴牌だから
ここはカンのほうがよさそうだろう。したがって切り。
聴牌の前のツモは縦ので、聴牌は横のツモ、縦か横か迷うところだが、
横の手牌は基本横に受ける。

またそれだけでなく、序盤の3・7切りは孤立牌だった場合が多い。
普通の順子手なら早切りもあり得るが、変則手にしか見えない。

対面の手は一色寄りのトイツ手、
上家の手はチャンタ寄りのトイツ手ってとこだろう。

対面の2巡目の手牌。トイツ形では孤立牌だった。
上家の2巡目の手牌。こちらもトイツ形では孤立牌。
つまりどちらもは1枚からの切出し。

持っているとしたら下家だが、こちらには何枚あるか不明。
(実際は持っていない)

いずれにせよ、は場に2枚切れているが、悪い受けではない。

手牌の横形、横のツモでの聴牌を考えると、
横に受けた方がツモリやすそうだろう。

これはセンスの問題だ。

見た目の枚数「だけ」からの判断、これはプロとしてどうなんだろう?

随分引っ張ったが、ここはを切ってダマが100点だ。

結局痛恨のド裏目の一発ツモだった。。。
難しい問題だったが、ここはを切ってダマ。これしかない。

 ツモドラ

この1000・2000のアガリだ。

なぜダマかというと、二つ理由がある。

1) 「【097】微妙な2択・ダマの法則」により、
  万が一裏目のを引いたら再度を切って
単騎の仮テンに戻す。

   ツモドラ

 トップがダントツなので2着に浮上したいところ。
 一か八かの賭けは避ける。
 トップが欲しければ決めるしかないが。

2) を先に引いたら、三色に手替わりする。こうなれば引き続きダマだ。

   ツモドラ
 どう見てもが不要な2件から狙える。
 リーチでもかかれば現物になるかもしれない。
 かなりアガれる確率が高くなるだろう。
 また蛇足だが、オーラスでハネツモ・倍ツモが必要なら
 ツモ後に上がらずのフリテンリーチもありだ。
結果どうなったかというと、流局した。
このプロはこの失敗が響いて結局ラスになってしまう。
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■ ツモり4暗刻形は縦に受ける

【オーラスアガリトップ】

 ツモ ドラ
を切れば変則3面張、を切ればツモり四暗刻だが、どちらを切るか?
これは鉄で切りのほうが和了りやすい。

手牌が暗刻構成でツモも縦なのだから当然縦受けにする。
これは基本だ。

ドラ暗刻役牌暗刻だからといって
下手に受けの広さを重視したりすると和了りを逃すことになる。

この意識は強く持っておきたい。
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■ ツモり3暗刻形は縦に受ける

モンド杯9#08 東3
さて、聴牌だが、何を切るか?
これは切ってシャボでリーチが正解だ。
ツモり三暗刻だからわかりやすいだろう。

二つも手牌に暗刻があるんだからここはシャボ受けだ。
多くの人間がこう受けるだろう。


が1枚切れていてもここはシャボでリーチだ。
切りリーチは10点。

ツモでの聴牌なのだから尚更だ。
一発ツモは

アホやなー!

和了りたい欲のために、一発ツモの3000・6000が逃げていった。

こんなところでゆれていては勝負師失格だろ。
待ちに受けてとうとう和了れず。

暗刻が2個も手牌にあるという重要なヒントを
しっかり受け止めていれば和了りきれていた局だった。

もちろんポンチーで流れることもあるが、
基本姿勢は縦の手は縦に受けるべきだ。
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■ ツモり2暗刻形は縦に受ける・1

これは縦と横の混合形。
縦が良かったようだが、とツモってきたリズムを考えたら
縦受けでも良かったかな。

いずれにしても、縦・横どっちでもあがれると踏んでいたので、
リーチを掛けたわけだ。
が場に1枚切れていたので縦には受けづらかった。

どっちでも上がれるなら、「裏3チャンス!」を狙ってシャボが正解なんだろう。

そしたら8000オールだったな。結構こういった選択は破壊力があっていい。
さらに裏目のをツモっても筋引っ掛けになるから尚更だ。

どっちでもあがれそうな場合のリーチの待ち選択

混合形は基本縦に受ける。暗刻がひとつでもあれば縦。
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■ ツモり2暗刻形は縦で受ける・2

これは縦・縦・横のようなツモの流れ。
横のツモで聴牌だから縦に受けるのが正解。縦のツモ横のツモより強い。
暗刻が一つあるしよ。
横に受けて失敗。縦ならあがれていた。
リズムは読むのが難しいので、迷ったら暗刻があるときは受けは縦。
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■ 変則3面張の選択

さて、リーチだが、を切るか、を切るか?
当然嵌張受けだ。
変則3面に受けるときは縦の流れのときだ。
暗刻があるが、独立暗刻でない順子構成。

形が順子だらけ、ツモの伸びも横伸びだったので、
ここはを切って嵌張に受けた。
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■ ツモリ2暗刻形は縦受けでリーチ・3

これは暗刻があるので縦受けだ。
河を見ても暗刻場なのがわかる。

何故かわからんが、正解したら一発アガリが多い。
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■ ツモリ2暗刻形は縦受けでリーチ・4

ここは基本通り、「4」の嵌張待ちなので仮テン取り。
引きを待つアガれるダマ。

リーチしなかったのは暗刻がある形だからだ。
暗刻がある形はシャンポンのほうがアガリやすい。
さて、を持ってきた。どうするか。

混合形に縦のツモ。
手牌の形にはの暗刻があるので、ここはツモリ2暗刻形に受けてリーチだ。
一発ツモだった。。。
ちなみにのシャボ待ちはラス牌だった。
(でも1枚あればいいので、関係ねえ)
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■ 鳴きツモり2暗刻形

モンド杯9#16 南3
 ツモ  ドラ

ここから何を切るか?
を切る。

シャボにしたが、これが正しい。

なぜなら手牌に独立暗刻がある形だからだ。

「鳴きツモり2暗刻形」に受ける。
ツモで4000オール。
これが決定打になった。
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■ メンホンツモり3暗刻形は力強くリーチ

モンド王座5#01 南1
南1局北家、何を切るか?
これは両面でなく、シャボでリーチしたい。

メンホンだから大事に行きたくなるところだが、
せっかくアンコ形で手牌が構成されているのだから決定打に!

切ってリーチが正解だ。

ツモリ3暗刻は、極力リーチ。
ツモれば倍満だろ。
シャボ受けならおそらく一発で親から出ていた。
しかも一発ツモがで超裏目。
で助かった親のピンフに軽く蹴られた。
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■ 暗刻ひとつ・変則3面>両面

モンド杯6#06 南3-1
ツモで聴牌。

何を切るか?
ここは難しいかもしれないが、
切りでなくを切りたい。が暗刻だからだ。

暗槓→嶺上からラスを掘り起こす。
ツモ和了りを逃した上に振り込みになった。
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■ ツモり3暗刻>3面張

モンド杯6#06 東4-3
ツモで聴牌。

何を切るか?
切りリーチだが・・・
一発ツモ。

しかし、ここは切りリーチが正解だ。

をツモる可能性も十分にあった。
枚数をチェックしてみる。

まず河にが3枚切れ。
下家にが1枚。
対面にが2枚。
上家にが2枚。


つまり、

は残り3枚。
が残り3枚。

これは暗刻場の偏りを示すものだ。

見た目の形に関わらず、枚数は一緒。だまされてはいけない。

一発でをツモったのは「たまたま」だ。
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