男の麻雀ポリシー > 【431】 『冬の時代・10 【最終形リーチが負ける】 』→最終形だからこそリーチしない

【431】 『冬の時代・10 【最終形リーチが負ける】 』→最終形だからこそリーチしない

不調のときのリーチ・ダマがテーマだ。

『冬の時代・10 最終形・蓋せずの構え』

 ・下降線の聴牌勝負は役あり聴牌・最終形の場合でもダマに構える
 ・こちらは受けの立場、明らかな危険牌なら聴牌を崩す

<理由>
 ・不調時のリーチは、メクリ勝負になった場合、まず負ける
 ・不調時に手牌を固定するリーチはリーチ後の変化に対応出来ないし、   変化する場合が多い

■ 不調時のメクリ勝負は不利

対面が萬子を2枚切ってホンイツ聴牌気配。
さらにリーチがかかっている。
聴牌合戦なら勝負は五分だろうか?
ここでリーチをかけてしまう。

親満にガチ勝負を挑み、赤を掴んでダイブ。

もともと下降線で分の悪い勝負だろう。
断ヤオであがれるのにリーチを掛ける必要はなかった。
こちらは受けの立場、聴牌後の変化に対応できるようにしておくのがいいのだ。

赤を勝負しても、リーチをかけていなければ、ギリギリ飛ばずにすんだ。
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■ 不調時はダマであがれる手は極力リーチをかけない・1

一見この聴牌の手替わりは赤くらいしかなくて、
通常ならリーチでも構わない手、これを敢えてダマにする。
勿論出たらアガる。

状態の悪いときは、聴牌してから手替わりする牌を持ってくるからだ。
アガリ牌は山の浅いところにはないのだから、これでいい。

そもそも、この待ちは出アガリしやすい待ちだ。
が端掛かりなのに加えて、
自分にドラが固まっていない時のドラ+1の筋は出やすい。
隠れた手替わり、をツモってと入れ替えると、
今度はドラツモによる頭振替えが可能になった。
このツモは意外に大きなグレードアップだ。
をツモってきたら、断ヤオ風味に加えてツモも可能と、
さらにパワーアップする。
こうなってくれば手替わりを待つのを楽しみにしてリーチを控える。
親がを切ってモロ引っ掛けリーチをかけてきた。
ドラがなのでが押し出された形だった。
安いがアガっておく手だ。
この後の結果、この親はオーラスでラスまで落ちることになる。
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■ 不調時はダマであがれる手は極力リーチをかけない・2

オーラスでトップと6800点差の2着だが、
3着とも微妙なのでダマに構えた。
ツモるか、トップ目から出たら文句なしにあがれる。
下家が好き放題に仕掛けてきたのを見て、リーチをかけてしまった。

不調のシグナルがいくつか出ていた。

「他家の仕掛けにハマる」
「早い聴牌の待ちが山に深い」
「聴牌でスピード負けする」

が出ていた。

ここは慎重にダマを続行するべきだった。
対面が追っかけてきて、トップ目がオリ打ち、
リーチ棒で3着に転落してしまった。
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