不調のときのリーチ・ダマがテーマだ。
『冬の時代・10 最終形・蓋せずの構え』 |
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・下降線の聴牌勝負は役あり聴牌・最終形の場合でもダマに構える |
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対面が萬子を2枚切ってホンイツ聴牌気配。 さらにリーチがかかっている。 聴牌合戦なら勝負は五分だろうか? |
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ここでリーチをかけてしまう。 親満にガチ勝負を挑み、赤を掴んでダイブ。 もともと下降線で分の悪い勝負だろう。 断ヤオであがれるのにリーチを掛ける必要はなかった。 こちらは受けの立場、聴牌後の変化に対応できるようにしておくのがいいのだ。 赤を勝負しても、リーチをかけていなければ、ギリギリ飛ばずにすんだ。 |
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一見この聴牌の手替わりは赤くらいしかなくて、 通常ならリーチでも構わない手、これを敢えてダマにする。 勿論出たらアガる。 状態の悪いときは、聴牌してから手替わりする牌を持ってくるからだ。 アガリ牌は山の浅いところにはないのだから、これでいい。 そもそも、この待ちは出アガリしやすい待ちだ。 ![]() 自分にドラが固まっていない時のドラ+1の筋 ![]() |
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隠れた手替わり、![]() ![]() 今度はドラ ![]() このツモは意外に大きなグレードアップだ。 ![]() ![]() さらにパワーアップする。 こうなってくれば手替わりを待つのを楽しみにしてリーチを控える。 |
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親が![]() ドラが ![]() ![]() 安いがアガっておく手だ。 この後の結果、この親はオーラスでラスまで落ちることになる。 |
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オーラスでトップと6800点差の2着だが、 3着とも微妙なのでダマに構えた。 ツモるか、トップ目から出たら文句なしにあがれる。 |
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下家が好き放題に仕掛けてきたのを見て、リーチをかけてしまった。 不調のシグナルがいくつか出ていた。 「他家の仕掛けにハマる」 「早い聴牌の待ちが山に深い」 「聴牌でスピード負けする」 が出ていた。 ここは慎重にダマを続行するべきだった。 対面が追っかけてきて、トップ目がオリ打ち、 リーチ棒で3着に転落してしまった。 |