『男のゼンツ・オリ基準・06 字牌切りの選択』〜攻撃モードなら1枚切れを残しションパイを切る |
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字牌切りの選択〜攻撃モードなら1枚切れを残しションパイを切る |
受けるなら1枚切れを切ってションパイを残す。
攻めるなら1枚切れを残してションパイを切り、1枚切れのほうを重ねに行く。
字牌はポンが入らなかった1枚切れの牌のほうがはるかに重なりやすい。
ションパイはトイツか暗刻で持たれているかもしれない。
【東3局南家6巡目】
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をツモ切る。
この手はドラ2で十分「攻め」の手牌なので、
重ねてポンする予定の、重なりやすい1枚切れの字牌を残してションパイを切る。
ガチ勝負覚悟で攻めるので、ションパイのをポンされても構わない。
より
を切るのは、
手出しには意図が現れてしまうからだ。
作戦的にはをノータイムでツモ切るのが理想。
【東3局西家6巡目】
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この手も「攻め」の手牌、もはやションパイを絞るよりも1枚切れのを重ねることに比重を移す。
だからションパイのはツモ切る。
と入れ替えないのは、
を温存した手牌の意図を少しでも出さないための作戦。
理想は1枚切れので待ちたい。
ホンイツに渡れそうな手、の3枚から切るとしたらどれか?
ここではを切ったが、ここは
を切るのがうまい。
は誰も持っていない可能性が高い。
持たれているとしたら南家だが、もしそうだとしてもを抱えておけば絞りにもなる。
だからここはでなく、
を切る。
は親か下家が合わせ打ちの機会を伺って抱えている可能性があるから、重なる可能性も低い。
を切らないのは下家の動向に合わせてまだ押さえていたいからだ。
タンヤオに向かえれば下家への絞りにもなるので、形の整っていないここではは離したくない。
実際に下家がを抱えていた。
そしてちょっと痛いの被り。
本来ならば、ここで以下の形になっていたはずだ。
ここで対面から出た2枚目のをポンして以下の2向聴が本来の姿。
連続形含みのドラ色のホンイツなので積極的に動いていいだろう。
下家はジュンカラの聴牌。これならもっとマシに戦える形であった。