| 『好形作り・15 男の好形とドラの兼合い』 |
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・手牌を圧迫するドラ受け要員はブッタ切り! |
例えば、ドラが
だとした場合、
or
から

のメンツを作るために
将来のドラ受けを考えて手牌と関わりの薄い
を残すような手筋。
この手筋ならば、ドラが
なら
or
→

のメンツを作るために
を残す。
しかし、男の麻雀勝負ポリシーではこういう牌は残さない。
なぜなら男の麻雀ではフリテンは恐れないからだ。

を残すと手牌を圧迫し、スピードが落ちるので普通の人より早く切る。
仮に
裏目のドラを引いてきても、フリテン含みで残す。
フリテンが最後まで残ったら、状況次第だがリーチをかけてツモアガリを狙うのが基本。
勝負の場合だけだ。 通常は誰かからドラが発射された段階で切る。
両面変化が一つしかない2837受けの嵌辺張は外す。
37辺張・28嵌張は断ヤオにならないというデメリットもある。
37嵌張は断ヤオ形なので微妙だが、基本、外す。
456のドラ嵌張は両面変化が2つあるので残す。両面よりも待ちが少ないが、ドラの1飜でカバーする。
両面のほうを残せば、ピンフがつく場合でもドラ受け456嵌張を重視する。
(聴牌までの過程で両面になるかもしれないし)
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【東1局1本場1巡目 西家 21000点】 |
ドラが端牌の近牌、つまりこの場合 だが、孤立牌の は早めに切る。また、厚い筒子と字牌の はホンイツに使えるのでどれも切れない。 は ツモで両面、![]() ツモで連続形、![]() ツモで男の4枚準好形![]() ![]() ![]() になるので切れない。ここで切れるのは しかない。 |
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【東1局1本場1巡目 西家 21000点】 |
ドラが端牌そのものだったら勿論まだ切らない。 ドラ を重ねることを考える。ドラが端牌だから役のつく は特に大事。これも切らない。また、厚い筒子は一色手に使えるのでどれも切れない。 ここで切れるのは しかない。手牌全体がタンヤオ形なってはじめて切る。 |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() が候補になるが、ここから何を切るか? |
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![]() |
ここで
この形なら何を切るかというと、 |
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![]() |
結局ドラ嵌張が残ってリーチしたが、親満を助ける結果になった。 待ちはジュンカラ。![]() 待ちは3枚残っていた。結果はともかく、変化しにくい嵌張なので、ドラ受けでも外すのが正解だ。 |