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【380】『対・リーチ・05 親リーを受けての1向聴はベタオリするのが正解』

『対・リーチ 親リーを受けての1向聴はベタオリするのが正解』

「親リーを受けてのイーシャンテンの手は、よほど勝負になるような状態でない限りベタオリ」

【理由】
 ・分の悪い勝負でツキを消費しないため。
 ・チャンスは次局に持ち越すのがベスト。
 ・ツモアガリでツキを消費した親を、満貫以上のツモアガリ狙いで親かぶりさせればいい。

■ 親リーチを受ける具体例

親から上記聴牌でリーチが入った。
リーチ直後の河はこんな感じ。
全員が待ちのが使えない形、あるいは使いにくい形。

断ヤオあるいは七対子狙い。イーシャンテン。 三色同順狙い。2シャンテン。 七対子狙い。3シャンテン。

こんなときはどう対応すればよいか?

・リーチを受けての対応パターン
1)親リーに対しても全ツッパ
2)ベタオリする
3)イーシャンテンならなるべく押す

結論からいうと、正解は2)のベタオリだ。

この局は全員が回ってツモアガリとなった。

イーシャンテンで押す、という手もあるが、よほど状態に自信がある場合意外は、
聴牌まで時間がかかりそうだったらオリるべきだ。

聴牌するのに5〜7巡かかるとして、その間には二人でアタリ牌をめくっているようなものだ。

もちろん、自分が聴牌まで、親のアタリ牌のを掴まないこともあるが、聴牌するまではあがれない状態のまま。
これでリーチと勝負するのは分が悪すぎる。


ツモられるのと直撃では全然違うしな。

ツモ:16000点差がつく ロン:24000点差がつく

断ヤオと七対子を目指していたところへ切っているをツモってきて終了。
親リーを受けていたので、廻って正解。
こちらも断ヤオ七対子を目指していたところへ切っているをツモってきて終了。
親リーを受けていたので、廻って正解。

ほっといたらあがられる。。。と思うかもしれないが、受けに徹してツモられてもいいのだ。
ツモられる分にはツキは偏らないどころか、アタリ牌を掴む掴まないに関わらず、
無駄にツッパってツキを消費しなくて済む。ツモアガリはツキを消費する行為なので、これでいい。

親はツモアガリでツキを消費したので、ツキの差は詰まったのだ。

テーマとは逸れるが、親も出アガリが期待できる手は、
リーチをかけないで確実に5800をダマで仕留めるほうがいい。
12000あったら間違いなくダマにする。
ロンアガリすれば確実に一人殺せる。

高い手・出やすい待ちはなるべくダマ、
安い手・出にくい待ちは相手の手を歪めるためにリーチをかける。

その証拠に次の局どうなったかというと、皮肉にもベタオリした2人に手が入り、しかも親に先んじて聴牌。

北家6巡目聴牌(リーチ) 西家8巡目聴牌(ダマ)

リーチを受けた時点で親は、まだ、下記の状態で勝負にならない。

しかもドラが使えない形で浮いてしまっている。

全局1枚だけ押した南家も上記のように追いつけていない。

結局西家が三色に手変わりしてリーチをかけ、ツモアガリ。全局親満をツモった親は親っ被り。トップが入れ替った。
この待ちは出にくい待ち、ダマだと安い手なのでリーチをかけても良い。

親リーを受けてのイーシャンテンの手は、よほど勝負になるような状態でない限りベタオリする。
リーチの相手が子でも同様。

この後も、最初に親満をツモった人は、意外にも勝負に参加出来ず、ジリ貧になっていくのだ。。。
この人は結局3着だった。

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