男の麻雀ポリシー > 【377】 『男の2枚愚形・02 「24形」 【37受け嵌張】 』〜ワースト嵌張「嫌う形」・孤立中張牌のほうを残す

【377】 『男の2枚愚形・02 「24形」 【37受け嵌張】 』〜ワースト嵌張「嫌う形」・孤立中張牌のほうを残す

『男の2枚愚形・02 「24形」 【37受け嵌張】 』
 ・24形は基本的には嫌うワースト嵌張
  残しても尖牌の3待ちでは和了り目が薄い。
 ・両面変化も1通りと乏しい。
 ・他家にも使いどころで悪い。
 ・むしろ孤立中張牌のほうがくっつき両面が出来やすいので重要
 ・2を切って塔子をいったん壊す。3を引いたらフリ聴受けにする。
 ・ただし、中盤以降は待てないので見切りのリーチを入れても良い。
 ・3・7は「河に現れない」牌なので、見た目より悪い受けだ。

★使用上の注意

 の単独嵌張は愚形の最上級だが、
 形は好形 →引けば3面待ちになる。

愚形パターン
24形
68形

■ 24形は序盤から嫌う

さて、の嵌張待ちテンパイ。 ここではどうするか?
このようにこれは仮テン取らずがいい。
でしか両面変化がない上に、変化しても待ちではイマイチ、
しかも巡目もまだ早いので、ここは他のクッツキを求めるべきだ。
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■ 3と7の嵌張は序盤に外す

の嵌張の仮聴に取るか?
まだ序盤なので、を切って聴牌を壊す。
結局待ちになってダマでロン。
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■ 中盤以降に外すのは隙

ここから何を切る?

はクッツキが欲しい牌なので切らない。特にが引ければデカイ。

の形から、を切る。
裏目はダイレクトなだけだ。最後までこの急所を残したくない。
序盤なら尚更だ。

でなくのほうを嫌うのは、連続形を作るためだ。
5を引いたときによりも
のほうが遥かに強い。

ダイレクトにを引いて裏目ったが、

これは残った形でフォローがきくので気にしない。

長い目でみたら、この選択がベスト。

では、ここからは何を切るか?
すでに7巡目、ダイレクトなカン受けを外すのは隙になる。
もう切りでいい。
を切っていいのは序盤で好形聴牌を目指す場合だけだ。
切りはが黄金イーシャンテンを目指せる好形なので

この選択はない。
キッチり裏目のを引いて聴牌を逃した。
聴牌が間に合わなかった。
下家にツモられて終わり。
切りが隙になった。
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■ 鳴き手の場合

ここから何を切るか?
を切り、
ネックのの形を捌いて形を残す。

なんかはチー期待するほうが間違っている。

だから捌くのは早ければ早いほどいい。

切りはもっと早くても良かったところ。
と引いて聴牌。

ここでの対子落としはのほうでいいだろう。
結果は、が出て2000点。
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■ 37受け嵌張最弱意識の有無

雲蒸龍変1#02

嵌張がやや多いが赤があるのでアガリたいこの手、

どう捌くのがよいか?

この切り、かなり鋭い。
・・・とは言ってもの受け入れがあるので、切りがベストだろう。

ピンズ2面子計算してしまいがちだが、これは弱い。
ここはソーズ2面子のがよい。
なぜならピンズは『3』受けになっているからだ。ここが一番弱い。

を持ってきて初めてピンズ2面子計算すればいい。
プロは解説で切りと言っていたが、この巡目でそれはない。
リーチするときに武器になるのカン受けは残すべきだ。

さらに巡目が進んで、と引き入れ、12巡目で上記の形。
ここから何を切るか?
切り。これも鋭い。
この巡目では絶対に切らない手順を踏むのだ。
の嵌張は見た目ほど悪くはない。
ソーズはまずまずの形。
ソーズで頭が出来れば今度はからを切る。

しかし巡目が遅く、
ここまでくると、親のテンパイにもケアしなければならないが。
一方、ドラを2枚抱えたプロのチャンス手。
は場に1枚切れで、ドラが
この形からの切りなのだが、本当にそれでいいのだろうか?

巡目がもう7巡目なので、ここは切りでもいい。
ここからを外すのは隙になるからだ。

しかし、6巡目までなら以下の手順になる。
これが序盤ならこの愚形嵌張を外す。

マンズ形からの両面くっつきはしかない愚形だが、
ピンズはと残せばツモで好形になる。

6巡目以前なら

のような形を目指す。

結局ポンして上記テンパイにが出てロンできた。
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■ 安い手は愚形嵌張を捨てる

前述の通り、の嵌張はを引いて
やっと両面待ちになるだけのゴミ嵌張。
しかもダマであがれたなくて、点数も安い。

こんなん残すくらいなら嫌っていったほうがいい。
この時点で、実際は仮テンを取ったわけだが、
ここでを切らずにを外す手順もある。
即リーもありだが、打点がやや弱いので。
も有効牌だし、他の孤立中張牌も有効牌だ。

巡目の兼ね合いを無視したら嫌いたいところ。
とツモって今度はドラ単騎の仮テンに受けかえた。
がくっ付いたらリーチだ。結局もう一枚をツモってマンガンになった。
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