| 男のフェイク |
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| ・ホンイツ仕掛けは極力警戒させないで、仕掛けていく |
男のフェイク
ホンイツを否定してホンイツでアガる。
大物手をあがりやすくする方法は、相手に警戒させないところにある。
電影大王位決定戦#12
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【東3局南家】 ここから何を切る? これまでの捨て牌は、 ![]() ![]() ![]() 。 |
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ここでは をツモ切りするんだが、 暗刻のリスクは覚悟の上で、 を1枚外しておきたい。筒子の高い河で ![]() ![]() 全て鳴くのはかなりキツイ。だから一色手の匂いを少しでも消すために を1列目で外しておくのが渋い。少しでも安く見せるのだ。そして、 ![]() ![]() も安く見せるために2鳴きがいい。メンホンチートイが必要ならそうするしかないが、 ホンイツ2役の方が遥かにアガリやすいだろ。 結局 をポンした後に を切るんだが、こうなると一色手見え見え、2枚目の役牌は出にくいだろ。 もっと言えば を引いた段階ですぐに を切っておきたかったところ。こうなってしまうと ![]() はよほど甘いメンツか、満貫以上の聴牌が入らない限り出ない。 |
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下家の筒子仕掛けに対して南家。 だから対面の仕掛けに対して切る場合、
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結果
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女流モンド杯
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東発の北家。 いきなりこの大物手、既にマンズを余らしているので一色手っぽくない。 しかしメンホンチートイだと ![]() どちらかの待ちになりアガリにくいだろ。ではどうやってアガリ切るか? |
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下家から絶好の 絶好のドラが鳴けたが、ではここから何を切るか? |
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捨て牌がホンイチっぽくないので、ここは 絶好の |
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の対子落としをみせてるから、他から見たらタンヤオドラ3にしか見えない。 |
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下家からリーチが入ったものの、 1枚切れの を掴んだ南家、これは止まらない。 |
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これは技ありだろ。 |
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この手、ドラが
A)だと確実に手役を警戒され、 ここは |
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そして面子はもう足りてるので、 さらに |
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まだ巡目も早く、他には聴牌は入ってないだろうし、ここでは を残して を先に切っておく。2フーロして注目が集まっているので、 を後に切れば、その読みを逆用できる。 を の後に手出しならば の近牌が警戒の対象になり、ピンズのホンイチから若干目をそらすことができる。 |
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をポンしての![]() 待ち聴牌になれば上々だったが、さらに都合がいいことに が暗刻になり、絶好のピンズ聴牌。ピンズのホンイツなのに、ピンズが河に安い。 が最終手出しなのでマンズは警戒されるが、聴牌後に 、 とノータイムでツモ切りで、ピンズが安くなる捨て牌になった。![]() ![]() で をチー、![]() ![]() で をチーしているので3度受けの![]() は盲点だ。 |
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他がタンヤオのほうを警戒していた分、 すんなり が出て難なくマンガンのアガリ。 先切り& 遅切りが効を奏した。 |