男の麻雀ポリシー >【352】★『超観察力・06 摸打リズムでテンパイ・ノーテンを読む』〜リズム早いときは聴牌を警戒

【352】★『超観察力・06 摸打リズムでテンパイ・ノーテンを読む』〜リズム早いときは聴牌を警戒

 「相手のテンパイ・ノーテンの読みとその対応」

 ・摸打のリズムが早い=聴牌を警戒
 ・摸打のリズムにムラ=迷う形・ノーテン
 ・ノータイム・迷いなどのリアクションは、
 多少なりとも手牌構成の複雑さ・簡易さを反映するはず

相手への対応方法について。
相手の振る舞いに対してどのように対処していくべきか。

うまくいけば、成功。失敗したら、最悪。結果が全てだ。
男の勝負駆引きに答えはひとつしかない。なので、読みの精度を高めていく。
打ち手の性格にもよるから難しい。このへんの押し引きが『男の勝負の呼吸』。

仕掛けているヤツには注目するのは当然だが、
打牌のタイミングを注意深く見るだけで、聴牌・ノーテンがある程度わかる。

逆に自分が仕掛ける場合は、予め答えを考えておいておけば常にノータイムで切れる。

【相手の呼吸観察からわかること】

注意点 有効度
1) ツモ切りが早くなる 聴牌・1向聴動作 ダマテンを警戒する S
2) 一定のリズムになる 聴牌・1向聴動作 手出しがあっても早ければカラ切り
ダマテンを警戒する
S
3) 摸打にムラがある・迷う ノーテン動作 待ち取りを変えたか、まだノーテンかのどちらか
どちらかというと、ノーテン
C
4) 先ヅモ気味に前のめり 門前好形の動作 早く次をツモりたい動作
手が良くて、鳴きたい牌がない
安手で蹴飛ばす
B
5) ノータイムで現物同巡手出し ベタオリの動作 現物の続け打ち
合わせ打ち
S

■ 具体例

流局が続いた東2局4本場でリーチ棒が溜まっている状況。
1巡目に親からのポンが入り緊張が走る。
北家が2巡目にを切ったら、これもポンされる。
ここではまだアガリに賭けに行っているが、これはこれでいい。
1巡目にでなく先にを切ったのは親のポンを見ているからだ。

二つ仕掛けている親に注目が集まっている状況。
中盤で、親がやや少考のあと、自分でポンしてるを手出し。

この「やや間があった」というのがポイントで、
まだ聴牌ではないと判断できる。
これが北でなく、他の牌なら聴牌で待ち取りに迷ったか、
まだノーテンかどちらかだが、
ここは4枚目の北なのでノーテンと判断できる。
聴牌ならもっとすばやく切るか、加槓するはず。
この判断は一瞬だからだ。

ここでを引かされて一歩引く。
ソーズの形がでまだ不安定。
この形ならのどちらかが出て行くことになる。
さすがにソーズ全て勝負するのは無謀だしな。

しかしこのあとを引いて、の形に変化。
この形なら1メンツ+頭としてソーズを使いきれるので、攻めていける。
なんとか勝負になるかもしれないということで受けから一転、攻撃的打ち。

その後、南家がドラのを切ってきた。
ホンイツ仕掛けの親に対してドラの役牌を勝負だから、当然テンパイと読む。
これを見て、暗刻筋のを切らずにまた回る。

これが『呼吸』だ。

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