男の麻雀ポリシー > 【319】★『男の3枚好形・01 「455形」 【タンヤオ両面対子形】 』〜形を決め付けない・抱える形

【319】★『男の3枚好形・01 「455形」 【タンヤオ両面対子形】 』〜形を決め付けない・抱える形

 ・「455形」は形を決めずに抱える形
 ・完全一向聴形を作るための基本形。
 ・455から5を先切りしてしまうのは筋が悪い。
 ・3456を引けばすぐに好形に変化する。
 ・【中膨れ形】【タンヤオ亜両面形】【暗刻軸3面張形】に発展する。【並び対子形】になると愚形化する。
 ・233形・778形には愚形変化1233・2233・7788・7789があるので注意。
★使用上の注意
 ・好形コラボの形には注意(【518】好形コラボ参照)
好形パターン
好形 名称 変化

334形
677形
4枚好形
4枚好形
4枚愚形
4枚好形

344形
667形
4枚好形
4枚愚形
4枚好形
4枚好形

556形
455形
4枚好形
4枚好形
4枚愚形
4枚好形

566形
445形
4枚好形
4枚愚形
4枚好形
4枚好形

233形(準好形)
778形(準好形)
4枚愚形
4枚愚形
4枚好形
4枚好形

■ 抱えない例外

 ツモ

何を切るか?
切りで雀頭を固定する。

これが一番ピンフのくっつきが広い。
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■ 捌き・基本中の基本

モンド王座3#09
何を切るか?
この形は両面対子形の捌きの基本なので0.1秒で切れるようにしたい。

部分は固定して見ることが重要。
ここには手をかけない。

を切って部分で3467がくっついた場合、
頭がなくなるので、ここはを切っての亜両面形を残す。
次に切ってツモ切りしたが、これはやりすぎだろ・・・

この巡目ならもう聴牌を取らないと。
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■ ギリギリまで引っ張るのが基本スタイル

萩原聖人麻雀ガチンコ3番勝負#1
を残せば三色目が残るが、完全一向聴形に構えた。

このスタイルでいい。

でも聴牌する、というだけでなく、
が薄くなったときに
引きの形に発展させることができる。
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■ 完全一向聴に構える

モンド杯5#26
何を切るか?
切って完全一向聴に構えるのが自然だ。

こういう最後まで埋まらない受けはあまりあてにできないので、
完全イーシャンテンに構えておくのが無難。

てゆうか、第一打の切りが謎過ぎる。
ツモで聴牌逃し。

ピンフにこだわらなければならない局面でもない。
一発ツモ逃し。
切りのダマ。

ピンフが欲しくて先切りしたのに、リーチしないのはこれまた謎だ。

リーチして2000点以上の手にしないと一貫性がない。
結局1000点でロン。

イラッと、モヤッとくる和了りだ。
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■ 556形は56形に決め打ちしない

何を切るか?
切りは甘い。
ここまでが埋まらないのは他に固められてる危険性がある。

こういう捌きの難しい形はどう捌けばいいか?
まず部分はいじらないのが前提で、
それ以外の部分でヘッドが出来ても、
両面ができてもいいように構えるのが基本的な考え方だ。
だからここは567の三色が見えてるので切り一点。
結局ツモで聴牌で待ちでリーチ。
ツモれず、流局。

は脇に固められていたがまあ仕方ない。

先にを引けば待ちでツモっていたがそれは仕方ない。
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■ 344形はギリギリまで引っ張り、愚形をさばいておく

ここで一盃口の形を崩して、の形を残したのはなかなか巧い。
まず、切りは論外、チートイ含みを残す切りも論外。
一盃口部分を固定して考えてしまうと、
あたりを切ってしまいそうなところを、
嵌張の一盃口を嫌うを切ったわけだが、これが一番ロスが少ないだろう。

頭候補が二つある形を確保した上で手を進めるのが最強だ。
と嫌って、狙いの一つであるをツモって、暗刻になった。
を先切りしてしまうと、このツモに対応できない。
を残してるが、ここまでチュウチャン牌だらけなら、
目いっぱいでいいだろう。
マンピンソーと満遍なく真ん中によっているので、
愚形を捌いて好形に伸びるように残せばいい。
の形からタンヤオの頭候補として
固定でを切ったのもなかなかの手筋。
この部分は伸びがあまり期待できない部分なので、早めに決めたい。
タンヤオ指向でなければ、からはを早めに切ってもいい。

3巡目


→ここからカン依存を嫌ってを切る手もあるだろう。
(面子計算上ひとつ足りなくなるが)
ダマッパネをツモ。この待ちならリーチして欲しかったな。
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■ ギリギリまで引っ張るべき理由

左記手牌から何を切るか?はションパイだ。

手牌から見ると、ドラトイツ固定の切りがいいように思えるが、
切りでを残す。
なぜならを残せばツモで好形4枚形が出来るからだ。

がトイツになってもタンヤオがつくチートイ聴牌になる。

つまり、切りの固定はロスが多い損な選択だ。

結局ツモを逃してチートイ聴牌を逃した。を切っていてもポンは入らない。
まず、単騎で上がりを逃した。
を残していれば単騎の仮テンの後に
単騎で一発で出ていた可能性が高い。
を切っても、待ち頃の牌に変えられるのだから、
微妙な選択ならば結論を先延ばししたほうがよかった。

さらに、もう一度単騎のチャンスも来ていた。

単騎でもおそらくあがれていた。

結局親に追いつかれて6000オール一発ツモられた。
最悪、を切って鳴かれても6000オールまではなかっただろう。
を切っていればこんな最悪な結果にはならなかったはずだ。

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■ 455形・344形は引っ張り、好形作りの拠点にする

 ツモ ドラ

の形を大事にして、を切り、次に、

次のツモ 出来る好形 手牌
ツモ
ツモ
ツモ

こういう構想を持ちたいところ。
ミソはズバリメンツになる最大2枚のツモが含まれていること。
も最大4枚見込めるの引きでズバリメンツになるが、
好形作りへの伸びのツモがあるぶん、残しが優秀。
1種依存のの腐れ辺張は明らかにゴミ。なぜ好形を作りに行かないのか?

こりずにまた同じことをやっている。

の形を大事にして、を切り、次に、

次のツモ 出来る好形 手牌
ツモ
ツモ
ツモ

こういう構想を持ちたい。

ここまできて今更外し?遅くね?
ズバリメンツになる辺受けに色気なんか持ってるところがカワイイな。
ズバリ入ったらを嫌うつもりだったんだろうけどな。
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■ 捌きの難しい例

3枚好形が二つ+複合形だらけの形。
ここから何を切るのがベストだろうか?

構想としては対子手も視野だが、親で断ヤオドラドラあればチートイはなるべく見切る。
ここで良く考えずにドラ対子を固定するを切ってしまう。これはかなり筋が悪い。

形は1面子でなく2面子に伸びる形という意識を持てば難しくはない。
形も同様。これらの好形を活かせば面子には困らないので
ここで愚形を徹底的に嫌っていく。

3枚好形にはまだ手をかけない。ここは2面子見込めるからだ。
ならば切る牌はしかないが、
がいいだろうの嵌張はゴミだからだ。7受けの嵌張はゴミ。
を比較すれば簡単だ。次に裏目の引きはフリテンで残す。

この形が万全の構え

を引いたら切り、を引いたら切り、
を引いた場合がちょっと難しいが、より良い4枚好形になる切りだろうか。

ドラソバということで鳴きが入ったが、
(これも想定してドラソバを切らなければならなかったがそれは置いておいて)
ツモで対子過多なのでを対子落としに入るのだが、
ここでもの方が切れ味がありそうだ。
を嵌張でチーして間に合わせようと足掻いたが、
切りの悪手が最後まで尾を引いて、聴牌が取れなかった。

天から与えられた好配牌を活かせない最悪の局だった。
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