『男の間合い見極め力・09 隙のない手順を踏む・遊び牌を作らない』 |
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・両面形の先決めは手順の隙を作る場合があるので注意する。 |
両面塔子が二つあり、ドラが
この形からを切った。
ここでを切ってしまうと、
が暗刻になった場合がロスになる。
そして、に
がくっついて三色目になった場合に、
と
どちらの両面を嫌うか迷いを残すことになる。
そして、おそらくこのあと、を対子落としすることになるんだが、
もう一枚のが機能しない遊び牌になる時間が長くなる。
ここで切って両面決め打ちするメリットは
が暗刻になった場合だけだ。
しかしが暗刻になったところで、
と
のどちらかの両面塔子を嫌う選択を残すことになる。
選択を残すということは、ズバリ裏目が痛恨になる上に、
塔子を嫌うのに2巡はかかるので、遊び牌が一瞬だができることになる。
それならば最初からを切って行った方が隙のない優秀な打ち方といえる。
結局と対子落とししたわけだが、
この間にでなく
とツモる場合だってある。
それにを暗槓される可能性だってあるはずだ。
ならば、暗刻になる可能性の低いを1巡長く抱えているよりかは
の形で持っていたほうが柔軟だ。
これが隙のない手順というものだ。
ここで機能する344sから4sを切って両面決め打ちしてしまう。
ここは1mか1sの対子落としだろ。
4sを先に切ってしまうと、この後の手順で機能しない牌を1巡余分に抱えることになる。
トップ目なら目いっぱいでいいだろうから、この4s切りはヌルイ。
将来4sを切る可能性があるので、筋にかかる1sのほうを残して1mのほうを切っておきたい。