男の麻雀ポリシー > 【292】★『リーチ100連発・16 役牌暗刻=面前仕上げ・即リーチの法則』

【292】★『リーチ100連発・16 役牌暗刻=面前仕上げ・即リーチの法則』

 ・役牌の暗刻が手の中にあるとき
 ・面前で仕上がりやすいのでなるべく鳴かないで、手なりで手を進める。

役牌の暗刻は見た目以上に強い。
なにしろすでに手役が確定してるのだ。
三色にしろイッツーにしろ、確定するには9枚必要
一盃口でさえ6枚必要なのだ。

3枚だけで手役が確定する役牌の暗刻は好ツモの象徴。
仕上がる可能性が高いとみる。

また、受けに回るとき、役牌暗刻は3枚のアンパイになる。
これは対子からポンするのとエライ違いだ。
ポンするとアンパイとして使えなくなるし、手牌が3枚分狭くなる。

見た目では1枚の差だがこれだけでも3枚の役牌と2枚の役牌の大きな差だ。


役牌暗刻の手はその3枚がとくに強いので、手牌に繋がる牌をツモってくるのがフツーだ。
だから、ツモに任せて、リーチツモを狙うのが一番いい。

だからホンイチをムリに狙うのは禁じ手だ。
これはたとえ、親を捌く役割の南家でもやっちゃダメ。

最低でもリーチツモ、役牌の1000・2000になる。ツモってテンパネもし易い。

■ 役牌暗刻の手牌は繋がる牌をツモってくる

このような暗刻が存在する手の場合、

このように、手牌に繋がる牌をツモってくるのがフツーだ。
だからあまり鳴かないほうがいい。

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■ 配牌から暗刻の手牌は点数にもよるが、手なりで進めてみる

配牌からが暗刻。
結果ヒキ負けたが、「必要な牌はツモってくる・面前で仕上がる」という読みは正しかった。

点数が欲しい局面なら一色をガメて、鳴いてでも満貫を狙うのだが。

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■ チーテントラズの構え

第一ツモでが暗刻になった。こうなったら面前の手なりが手筋。

上家の親が11巡目にを切ってきた。
親はもうテンパっている。

嵌張でチーすれば、テンパイだが、これをスルー。
これで正解だろう。

上家の仕掛けだし、でツモが伸びてきたことを考えると、
ここはチーテントラズで行きたい。

結局、面前でキモのが先に埋まって、
強く押していればテンパイで、まっすぐ行けばツモっていた。

裏がなくても13・26ツモ、裏が乗れば3000・6000まであった手だ。
先にが埋まっても、リーチでもダマでもいい。
これが手役がわずか3枚で確定していることのメリットでもある。

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■ 先行リーチが入っても焦って鳴きテンパイを取らない

モンド21杯

対面の親からリーチが入った。

リーチ宣言牌のを2枚目ということもあり、これをポンしたが、
手牌にが暗刻なので、鳴かないで対子落とししたほうが良かった。

なぜなら、有効牌をツモって来るツモの流れだからだ。

最悪の結末が待っていた。
自分に入るはずだったカンを親に流してしまい、しかもそれが親のアガリ牌だった。
なお、は場に1枚切れて一人が暗刻、は手の内で3枚使われていたので、
このはリン牌だった。

つまりポンしなければ、自分から点棒が出ることはなかったはずなのに。

まさに最悪のポン。

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■ 辺張待ちでも役牌暗刻の手はリーチして引きに賭けて打点を上げる

配牌はの暗刻以外はイマイチだが…
このときの暗刻が「強力な武器」という見方をしている。

だから5巡目のもチーせずに面前仕上げ。
大体手牌構成に必要な牌はツモ山にいるようになっているもんだ。
普通なら払ってしまうペンだが、ここは暗刻があったので、最後まで辺張を残してリーチ。

ツモってきたに絡んだ待ち、ということで辺張待ちでも、1枚切れでも堂々とリーチ。

ラス目の親は大体親っかぶりするという読みもあったしな。

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■ 例外:オーラスの点差戦略では…

何が起こるかわからないオーラス。
マンツモで捲くられるから、ネックはさっさと捌いてスピードで凌駕したい。

いくらツモが良くても、テンパイが間に合わなければ意味がない。
ならば積極的に最短距離を目指す。
ここでは形が鳴きやすい形で面前テンパイがキツイ状況だったので、
暗刻からポンポンと仕掛けていった。

ドラをポンされているが、あとはゼンツだ。
トップを取るにはリスクは伴うもの。ここは腹をくくってゼンツ。
マンガンを振り込んでも2着になるだけだしな。

しかし上家のリーチ、ポンカスのドラ単騎って、意味あるのか。。。

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■ 役牌暗刻の手・ホンイツよりもリーチツモ

こういう手はホンイチに行きたくなるがリーチツモを狙うのが勝負ポリシー、というか、基本。
ホンイツの渡りを打ってもいいが、あくまで面前仕上げが基本。

だから、や、を切っているのはなかなかのセンスといえる。

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■ 失敗例:役牌暗刻の手・鳴きは禁じ手

暗刻の配牌を貰った。

まず考えたのが、座順。南家ということで、ポンチーしてでもアガリ切って親番を迎えたい、と思っていた。

南家でマンズが5枚あるので、鳴いてでもホンイツにすればマンガンだなー!
と気楽に考えていた。

しかしこういう手は南家でも面前仕上げがベターだ。
役牌暗刻の手を貰った段階でツモ運は上々と思ってかまわないだろう。

実際は親落としと決定打、次局の親をにらんでのポン、の大明槓。
この仕掛けそのものは悪くないんだが、「役牌の発暗刻の手」からやるようなことではない。
自然な手順を踏む、という原則から外れるちょっと強引な仕掛けだった。

結局テンパイしたのだが、二つの地獄単騎の選択に失敗してオヤマン放銃。

結果からするとこんなムリ食いしなくても面前で十分だったのだ。

この二つの鳴きで流れた牌を追ってみると、上記赤囲みの牌だが、面前で仕上がっていた。



の配牌から、とツモ。

以外は全て配牌に繋がる牌だ。







10順目ので、上記のいずれかのテンパイになっていたはずだった。

を早めに処理して、頭になっていないんじゃないか?と思うかもしれないが、
ホンイツ含みなので、残して対子になっていた可能性は高い。

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