『男の2枚愚形・01 「12形」 【辺張形】 』 | ||||
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・辺張塔子は好形作りのガン。 ・変化に乏しく最後まで2枚分の領域を占拠して手牌を圧迫する。 ・両面まで渡るのに2手もかかる。 ・尖牌が入らない限り、愚形のまま。 ・12m2pからは単独辺張否定の1mを切る。 単独2p残しのほうがスムーズな好形作りが出来る。 ・嫌ってる最中にフリテンになっても構わずフリテン形で残す。 フリテンは手牌作りの過程で解消すればいい。 解消できなければ嫌うか、ツモれそうならフリテンリーチでOK。 78のフリテンは端受けなので河から残り枚数を読みやすい。 河を見て引き戻せるかを判断すれば良い。 ・125pからは3フォローがあるのでさっさと12pを嫌う。 |
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★使用上の注意 ・12形を嫌うのは手材料が揃っているときに限る。 ・メンツ計算上、塔子が足りてない時は辺張でも残す。 ・中盤以降は嫌わずに残す。即リーチもあり。 ・親の足止めリーチ用には嫌わずに残す。 |
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愚形パターン | ||||
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孤立した辺張ほど厄介なものはない。男の2枚愚形の筆頭だ。
向聴とは便宜上の言葉、こだわりすぎると毒。
目先のテンパイはアガリ逃しにつながる。
辺張含めた向聴数はカウントしないのが原則。
巡目が早いほど辺張は嫌っていくべき。
なお、辺張の払い方としてはフリテン残しも考慮して1→2の順が基本。
対子指向なら逆でいい。
モンド杯5#26 | 東1 |
なぜに嵌張より辺張を残す? ここは落としで問題ないだろう。 |
モンド王座3#01 | 東1 |
南家。 はまだ切らないとして、何を切るか? |
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を切る。 辺張よりも単独へのくっつきのほうが大事。 これは序盤の好形作りの基本。 親ならペンチャン残すこともあるが。 |
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ツモって聴牌。 待ちでリーチをかけて ツモ、裏3の12000だった。 |
ここからとのどちらを払うか。 切りはツモが塔子のロス。落としはツモが1面子のロス。 これだけを考えると当然切りとなる。 しかし、好形残しを意識すると、最後までが残ると苦しい。 |
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そもそも、が好形作りのガン。
図でも、から払っていればマンズのフリテン地獄に陥らなくてすんだ。 |
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からのヘクリと |
左記手牌から何を切るか? |
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を切ってと残す。 |
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カンが埋まって切り、が暗刻って切り、 そしてにがくっついて聴牌。 辺張に固執しているとこの聴牌は組めない。 |
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即リーチしてを討ち取った。 このリーチだと追っかけリーチとはガチ勝負で負けていたかもしれない。 |
これなんかはいい例だ。 を払ってのクッツキを残し、イッツーを見る。 ドラがだからを引いたらホンイツは見切って面前のイッツーに。 くっつかなかったら、ホンイツに渡っていく。ホンイツなら鳴きもアリ。 |
上記のようなからはを切る。 萬子の辺張にはのフォローがある。 裏目のを引いたらを切ってのフリテンを残すのが基本。 →ここになどを持ってきたらを切って と浮かせて両方のくっつきに備える。 |
配牌からから切り。。。 の形のほうが遥かにいいだろ。 そんなにフリテンが怖いか? |
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2巡目に引いてペンで即リー。。。 親でもないのに。。。掛かりすぎだろ。 の形にもの形にもなっていた。。。 |
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結局をツモってきてアガリ逃しの直後に、下家のツモアガリ。 の形でリーチだったろうが、それでも展開が違っていたかも。 |
からの選択でを切った。 厚い打ち方でいいだろう。はまだイッツーをみてるので払わない。 |
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ここは一貫性のある打牌をしてほしかった。を切ってしまった。 の選択で愚形含みのを払いたいところ。 イッツーは厳しくなったのでを払い、 ソーズならのくっつきを残すのがいい。 ピンズならを残して、 引きの3面待ちへと渡っていって欲しかった。 |
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赤2に目を奪われてペンが残ったままリーチに踏み切った。 あがりたい手なんだから、出来れば好形でリーチしたかった。 まあ妥協してのリーチになってるところだろ。 ペンのリーチは最悪やな。 |
このを残して切りは地味だが、なかなか出来ない選択。 が対子になればタンヤオに渡れるのでから切る。 のフォローがあることを考えての一打だろうが、これは厚い。 フォローがない場合は、捨て牌2段目に入っているので この選択はリスクが高く、を切るべきだろう。 捨て牌のはいかにももったいないけどな。。。 からの切りだったが、この段階での辺張塔子を払っても良かった。 |