男の麻雀ポリシー > 【258】『男の手役狙い・05 男の迷い多き形』〜牌効率以外の部分に根拠を求める

【258】『男の手役狙い・05 男の迷い多き形』〜牌効率以外の部分に根拠を求める

『男の手役狙い・05 男の迷い多き形』〜牌効率以外の部分に根拠を求める

愚形の向聴よりも、両面や順子を多く造り、勝負しやすいカタチに持ち込む男の必殺技。

状態の悪いときは迷う形が来るのが必然。
この迷いを絶つための一歩引き=向聴崩しで、迷わない形を作って状態を立て直すのだ。

迷い多き形は牌効率以外の部分に根拠を求める
@ 他家の捨て牌から不要牌で待ちを決める
A 手役を先に決める

ただ、あくまでこれは鬼手として分類しておく。

■ 捨て牌からいい受け先決め

オーラスのラス目。
を切れば3色の一向聴だが。。。

マンズがまず愚形だが、ドラがなので外せない。
ピンズもが愚形だが、三色があるのではまだ外せない。
てゆーか、三色の嵌張が残ったら、あがれるか?という不安がまずあった。
三色ならば、の二択ということになるが、必要な点数は13−26。
三色が必須ではないドラ使いのピンフでも条件を満たす。

ここは全員の捨て牌を見て、
待ちが良さそうなのでまず待ちから決めた。あとは手の進行により頭を決める。

これは賭けだが、まず、を切って、ピンフに必要な両面受けを作った。
面子が不足している。
一つでも多く順子を造りたいところ。ここを両面に固定して、頭確保は後回しにした。
両嵌形は塔子とは考えていない。こんな愚形は頭で潰したいところだ。
頭はピンズか、ドラで作る予定。
まだ三色目も残るし、ツモにも一応対応できる。
が頭になってドラが出るカタチでも三色にすればよい。

ツモって、ドラ面子完成。
次にツモで、三色に見切り。あとはを引くだけだ。

をツモって聴牌即リー。

あれ?一発じゃねーか。。。ついてねー!
こーゆーのだいたい一発決着が相場だろ。

…でもウラドラツモったからいいか。
ふっ、ゴボウ抜きトップだぜ!

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■ 迷路の手牌は手役の両面を決めてしまう

これも迷い多き形。はドラだ。

ここではを切って向聴を維持したが、本手はを切って両面を決めるところ。
このカタチにもっていけば、マンズで頭が出来てもいいし、三色も残る。
ドラの重なりの目を残しつつ、が重なればここを頭にする手もある。
を切って、「このの両面さえ」決めて置けば、迷いが少なくなり、選択肢の幅を増やしておく。

切ってまた。最悪や。。。
というか、シャンテンにこだわりすぎて最悪の状況を自ら作ったフシがある。

その結果はいかに・・・

親が8巡目待ちピンフ聴牌。

同巡にタイミングよくをツモ。
親のロン牌のが出るカタチに。

そう、を先切りしておけば、この放銃は避けられたのだ。
まさに自ら原因と悪い結果を作ってしまった、因果応報の放銃。

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