『男の手役狙い・05 男の迷い多き形』〜牌効率以外の部分に根拠を求める |
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愚形の向聴よりも、両面や順子を多く造り、勝負しやすいカタチに持ち込む男の必殺技。 |
迷い多き形は牌効率以外の部分に根拠を求める | |
@ | 他家の捨て牌から不要牌で待ちを決める |
A | 手役を先に決める |
ただ、あくまでこれは鬼手として分類しておく。
オーラスのラス目。
を切れば3色の一向聴だが。。。
マンズがまず愚形だが、ドラが
なので外せない。
ピンズもが愚形だが、三色があるので
はまだ外せない。
てゆーか、三色の嵌張が残ったら、あがれるか?という不安がまずあった。
三色ならば、か
の二択ということになるが、必要な点数は13−26。
三色が必須ではないドラ使いのピンフでも条件を満たす。
ここは全員の捨て牌を見て、
待ちが良さそうなのでまず待ちから決めた。あとは手の進行により頭を決める。
これは賭けだが、まず、を切って、ピンフに必要な両面受けを作った。
面子が不足している。
一つでも多く順子を造りたいところ。ここを両面に固定して、頭確保は後回しにした。
両嵌形は塔子とは考えていない。こんな愚形は頭で潰したいところだ。
頭はピンズか、ドラで作る予定。
まだ三色目も残るし、ツモにも一応対応できる。
が頭になってドラが出るカタチでも三色にすればよい。
ツモって、ドラ面子完成。
次にツモで、三色に見切り。あとは
を引くだけだ。
をツモって聴牌即リー。
あれ?一発じゃねーか。。。ついてねー!
こーゆーのだいたい一発決着が相場だろ。
…でもウラドラツモったからいいか。
ふっ、ゴボウ抜きトップだぜ!
これも迷い多き形。はドラだ。
ここではを切って向聴を維持したが、本手は
を切って両面を決めるところ。
このカタチにもっていけば、マンズで頭が出来てもいいし、三色も残る。
ドラの重なりの目を残しつつ、が重なればここを頭にする手もある。
を切って、「この
の両面さえ」決めて置けば、迷いが少なくなり、選択肢の幅を増やしておく。
切ってまた
。最悪や。。。
というか、シャンテンにこだわりすぎて最悪の状況を自ら作ったフシがある。
その結果はいかに・・・
親が8巡目待ちピンフ聴牌。
同巡にタイミングよくをツモ。
親のロン牌のが出るカタチに。
そう、を先切りしておけば、この放銃は避けられたのだ。
まさに自ら原因と悪い結果を作ってしまった、因果応報の放銃。