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【237】 『男のオーラス逆転シナリオ・10 男の一縷の望み』〜積み棒・リーチ棒の攻防

『男のオーラス逆転シナリオ・10 男の一縷の望み』

 ・オーラスは逆転可能性をかけ、トップ目以外からは立直棒が出やすい。
 ・だから例えば立直棒が出てマンツモ圏内ならば、
  それを計算に入れて手を構成して行ってもよい。
 ・逆にリーチ棒を取られた時のことも考えて立ち回る。
 ・僅差のときはリーチ棒を出さない。
 ・点差が微妙な場合、リーチ棒1本は重いという意識を持て。

勝負ポリシー的には、シバ棒の差で逆転する可能性も決して忘れないことだ。。。

■ リーチ棒が出たらハネツモで逆転

メンホン聴牌だが?
 1)ダマ 2)曲げる 3)西を切ってチン狙い
現在3着目。
曲げたのは対面が虫の息だったので、一撃でトドメをさしてやろうと思ったから。
また西なんか、掴んだらでそうだろ。

正解 『2)曲げる!』

では結果どうなったか?
 1)直撃→トビ 2)リー棒出て俺がツモ→トビ
結果は、虫がリー棒出して追っかけて来たあとに、俺がツモってトビ。
アホは昇天しました。

正解 『2)リー棒出て俺がツモ→トビ』

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■ リーチ棒が出たら倍ツモで逆転

2着とは倍満ツモでも変わらない点差。
上家がリーチ棒を出して倍ツモで逆転。まあ普通は奇跡はないわな。

とりあえず、3向聴なので、最短で3巡で聴牌すると前向きに考えて
ダブが暗刻なのでギリギリまで倍満以上のアガリを目指す。

倍満なら対子形か一色系狙いで、あたりを重ねたいところだ。
123の三色よりも2の三色同刻のほうが打点につながりそう。
一色と三色、赤の受入れなどを考えて切り。四暗刻ツモならトップまであるし。
この一向聴にをツモって聴牌。まあ取りあえず聴牌にとるな。
あとは状況を見てカンが入ってドラが増えたりすればそれに併せて対応。
今の段階で逆転の見込みはあまりない。一発でツモって裏3枚乗っても変わらんし、
まだリーチは早計だろ。
ここで待望の対子が出来たので聴牌を壊した。
四暗刻狙いの渡りを打った。2をポンしても高目ツモで倍満に届く。
奇跡は起きました。
ポンして高めツモ倍満の聴牌。
というか、ポンしたほうがあがれると思ってこうしたのだ。
しかも上家からリーチが入った。リーチ棒込みなら倍満ツモ・ハネ直で逆転だ。
親リーだが、ここはゼンツでツモにかけた。
最後のツモで高目ツモって針の穴を突くようなマクリ!

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■ リーチ棒が出たら一発出アガリで逆転

オーラスでトップと12700点差の2着目。
条件はマンツモはNGでハネツモ必要。
あとはリーチ棒が出てハネマン出アガリOK。

10巡目にメンホン聴牌だが、待ちが残り1枚しかない単騎。
なので、奇跡のダマ直撃とチャンタや一盃口の手替わりとの引きを待った。

のクッツキはちょっと厳しいだろ。
は残り0枚、は残り2枚、は残り3枚だが、
くっ付いても待ちが残り3枚のしかない。
だからのクッツキか引きを待つことにした。

引きで両面もあるし、チャンタリャンペーコーになるかもしれないしな。
引いたらリーヅモ一盃口でハネツモ条件クリア。
引いたら待ちでリーチするかも。
ところがリーチ棒が出たことにより、一発条件で出アガリOK。
これはチャンスだとばかりに今引いてきた絶好のを、
1枚切れで親が切っているのをチラ見してリーチ。

上下から一発で出たら上がれるし、ツモってもいい。
一発じゃなくても裏が1枚でも乗れば出アガリOK。

ここは見切りのリーチを掛けた。
が見事つながっていて、トビ寸前の下が一発で切ってきた。
わずか300点差のマクリトップ。

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■ リーチ棒を出すとツモられて逆転される

オーラス・親の1本場。

トップと14400点差、2、3、4着が接戦。

かなり遅い聴牌、4000オールをツモれば捲りだが、
ここは3、4着にツモられたら立直棒1本の差が響きそうなのでダマにした。

それに、が場切れで、あがれる可能性は低い。

全員仕掛けていて、誰があがってもおかしくない。

ラス目の対面がツモってジ・エンド。
リーチしていたら、対面が21300点、俺が21100点で200点差で3着になっていた。

なんとか2着で終了。

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■ 微差のオーラスはリーチ棒1本が重い

モンド王座1#57 南4-3
オーラスで微差のトップ目。

役なし聴牌だがリーチするか?
これは決めに行きたい気持ちはわかるが、リーチしないのが正解だ。

だからここは切りのダマ。

リーチ棒を出すと、2着目、3着目のハードルを下げてしまう。

2着目はリーチ棒が出たことにより1000点の出和了りでも逆転トップだ。

(30800点+1000点+3本場300点+リーチ棒1000点=33100点)

同点上家取りでトップを掻っ攫われる。

また3着目も2000オールを和了ればトップだ。

(24200点+6000点+3本場300点+リーチ棒1000点=31500点)

細かい計算はともかく、
リーチ棒1本の差が影響しそうなときは出さないほうがいい。
どのみち捲くられていたのだが、リーチ棒1本の重みは大事だ。

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■ 僅差の場合、出してはいけないリーチ棒

モンド王座2#06 南4
オーラス

ラス目からリーチが入る。
オーラス

東家:28.9
南家:11.6
西家:32.8
北家:26.7

東家、聴牌だが、リーチするか?
これはリーチしないほうがいい。

僅差の2着目なので、リーチ棒1本で着順が変わることがあるからだ。

リーチ棒を出さなければマンガンをツモられても順位は変わらない。
出すと、ラス目のマンツモで2・3着が変わる。

また、リーチしないくてもドラをツモればトップ。
(1000オール+リーチ棒で100点差で捲くり)

・・・てな面倒なことは考えなくても、「僅差のときはリーチ棒を出さない」
と覚えておけばよい。
結局ハイテイでツモられてマンガンをツモられた。
リーチ棒1本を出したがために3着に転落した。

これはでかい。

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■ 僅差の場合、出してはいけないリーチ棒・2

モンド王座2#13 南4
オーラス2着目の北家。

聴牌だがリーチするか?
を切って3面待ちに構え、リーチしない。

リーチ棒を出した瞬間に3着に落ちる。

リーチしてもツモって裏3でないとトップになれない。

だからダマだ。

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