男の麻雀ポリシー > 【234】 『男のオーラス逆転シナリオ・01 男のロック・オン』〜直撃を狙う

【234】 『男のオーラス逆転シナリオ・01 男のロック・オン』〜直撃を狙う

 ・子のマンガン直撃なら、16000点の差がつく

直撃を取れると戦略上大きなアドバンテージになる。
頑張ってリーチしてツモるよりも効果が大きい場合もある。

■ 直撃狙いの先切り

かなり厳しい状況だが、
とりあえずこの手で直撃を取れれば逆転の可能性はあるので、
下家に厳しいを降ろした。

手材料がないときは降ろさないで親のレンチャンにかける。
テンパッたらドラだろうがは勝負する。
の早切りは、下家は手牌が7cmなので、
手詰まりでを切ってくるかもしれないので布石も兼ねている。
このオーラスの局面でソーズは絞らないぜ。全力でアガリにかける。

もツッパして、下家は4cmに。
ガチ勝負は臨むところだからかまわん。
しかしはズバリ嵌ってくれたわ。
裏もおまけで乗って2着逆転。

≫ページ先頭へ

■ チャンタから赤・ドラ使いで直撃狙いにシフト

寒い配牌だが、狙いはチャンタ、できれば三色も。
メンピンツモチャンタ三色、メンピン一発ツモチャンタ裏1で逆転トップ。
最悪リーヅモチャンタのマンツモでも逆転2着。
あとは赤5かドラのもってきたらその時点で
チャンタよりもドラのほうを大事にするかも。
持ってきたら中チャンタドラドラでもいいな。
まあそのときの形と状況次第だ。
なんとか一向聴までこぎつけた。
フリテンなのはどうせチャンタには不要なので関係ない。

そこで2着目の対面からリーチで一発目に赤をつかまされた。
さてどうするか。

1) 赤だろうがゼンツ
2) 親の出方を伺って廻る
3) 親のレンチャンを期待してオリ

ここでは2)を選択した。
2着目のリーチだから2着の直撃を狙えばいい。
フリテン含みのチャンタは分が悪すぎるのでここでヤメだ。
では直撃するには何が必要かというと赤かドラ。
なんで、この赤は攻撃用に手の内にフェードインして、
とりあえずの対子落とし。

親様もとアツイところを勝負してきているので、
聴牌が間に合えば1本場もわりと期待できるところ。
なんで、の対子落としの後はあまりムリはしないで、
しかしベタオリはせずになんとか赤単騎で聴牌。
こうなったらリーチだろ。

リーチ一発赤だけで、裏がなくても直撃で逆転。
一発でなくても裏が乗れば直撃で逆転。
一発ツモかツモって裏のれば逆転。
ならばGO!
まあ、そんなに巧くはいかないわな。
親も聴牌間に合わず、流局。
唯一の可能性は親にをポンさせて次の局にかけることだけだった。

≫ページ先頭へ

■ 直撃を狙いやすい手のときはダマで狙い打つ

この七対ドラドラはダマ9600で直撃して約2万点差を縮めたかったところ。
2着の対面の現物の狙いと引きに賭けたわけだが、
北家が仕掛けてたので、ションパイのが嫌だったわけだ。
しかしそれならば、単騎で様子を見ても良かった。
ピンズに変えてダマで直撃狙いにも変更できるし。
切りリーチはトップ目を助けてしまった。

七対でツモ狙いはちょっと厳しいし、
裏が乗って8000オールでもまだマクれない。

ここは単騎ダマが正解だったわ。

≫ページ先頭へ

■ マークが仕掛けに集中しているときはダマ

南2局、最後の親番で、10巡目テンパイ。場はやや煮詰まり気味。

上家が一向聴かテンパイくらい。(実際はテンパイ)
まあテンパっていてもおかしくないと思っていた。

待ちで6000オールまであるのでリーチも面白いが、
聴牌気配の高い上家とガチ勝負も分がいいとも言えなかった。
被せても良かったが、下の南家が仕掛けていたのでここは慎重にダマ。
三色に変わり易く、赤を持ってきてもいい形。
それに南場の最後の親番だし慎重作戦がいいだろう。
がいいトリなのでダマで5800でも悪くないし、
仕掛けにケアが集中している分直撃が狙い易い状況。
直撃ならばトップ目に立てる。
南家のホンイツにもケアが働いたのか、
首尾よく対面からの引き気味の直撃をゲットできた。
リーチなら直撃はまずなかっただろうな。
実際は山に2枚しかなかった。上家のは山に4枚。

この場況なら上家のアガリが濃厚だっただけに、
このトップ目直撃の5800は地味ながらデカかった。。。
≫ページ先頭へ

■ ハネマン直撃の構想

致命的な振り込みがあったわけではないのに、
トップ・2着と大差の3着目。
こんなこともあるのが麻雀。

オーラスで2着目と25800点差。
ラス目と19500点差。
親が粘って2本場まで積んでいる。


こちらも我慢に我慢を重ねて、最後のチャンス。

幸い役牌が二つトイツだ。

ここでの構想と、親の第一打をポンするか?
1巡目のこのをポンした。

構想はちと遠いが2役ホンイツ対々。

鳴きながら手牌を整えていかないととても間に合わないと踏んだのだ。
そして巡目が進み、親からまたリーチ。

こちらはホンイツ対々に決め打ちして
親の現物をキープしていたのでまだ戦える。
こちらから見たら、2着目のリーチは脅威でもなんでもない。
リーチで手にフタをしてしまったので直撃をねらう絶好のチャンス。

トップ目は突っ込んでこないので無視。
ラス目はトビがかかっているので突っ込んでくる。

は鳴けそうだ。トップ目が1枚止めてももう一枚いる。
だからが刻子にできればチャンスは十分。
を暗刻に出来た。

こうなったら勝負になる。
をポンして聴牌。

こうなったらオールツッパでメクリ勝負!
直撃で逆転。

2着目の執念よりも、俺の執念がまさった。
≫ページ先頭へ

■ 直撃されたら捲くられる場合の準備

モンド王座3#08 南4-6
オーラストップ目。

2着と12200点差。

役なし聴牌が入ったが、リーチするか?
よほど状態がよければ別だが、
こういう場合は役なしダマに構える。

リーチを掛けると、逃げられない。

2着目に52以上の直撃を食らうと逆転される。
直後に2着目に聴牌が入り、追っかけられる。
一発でロン牌を掴む。
8000点直撃で捲くられた。

これは逆転の可能性を作るリーチを掛けてしまったほうが甘い。

そもそも役のあるテンパイを目指さなかったこと自体が甘い。
この配牌からピンフを目指すとしたら、

を切るべきだ。

ドラがだからピンフ狙いが第一候補。

これならツモでピンフ聴牌だった。

もしくは次点でホンイツ狙い。
≫ページ先頭へ