男の麻雀ポリシー > 【218】 『好形作り・40 男の意志の頭作り』〜嫌なほうが先に入ったら連続面子をほぐす

【218】 『好形作り・40 男の意志の頭作り』〜嫌なほうが先に入ったら連続面子をほぐす

『好形作り・40 男の意志の頭作り』
嫌なほうが先に入ったら連続面子をほぐす

 「嫌なほうが先に入ったら連続面子をほぐす」
 ・頭のない連続形複合塔子は頭固定しないが、
  嫌なほうが先に入った場合の捌き
 ・コツは、「一盃口崩れから頭を作る」、
  それも意志を持って作るというところにある。

★使用上の注意
 ・タンヤオが絡む場合は捌きが異なる ポンテンが取れる形も考慮。

連続形複合塔子部分が頭を兼ねるので、もっとも手広く構える。
これは当たり前。

ここで重要なのは、嫌なほうが先に入った場合の頭作り。

 ドラ

この形から何を切るかがテーマだ。(答えは以下で説明)

■ 連続形の捌き・テンコシャンコしない方法

ここから切る牌は何か。 ここはでいいだろう。
これがもっとも手広いし、
先にの両面が埋まってもを切れば両面待ちになる。
切りのあとは、が重なったらタンピンが確定する
頭固定が良さそうだ。
頭固定の切りもあるが、マギレがなくていいのだが、
せっかくの連続形があるのに手狭になるのはやだろ。
ここでもっとも嫌なツモはこのだが、ここで迷うのは単刀直入に言えば
ドシロウト。
を引いての切りなら簡単だが、
こうなることも想定していなければならない。
ツモなら前述の通り頭固定。
結局カリテンの単騎待ちが嫌なので、不本意ながらを切った。
しかしこれは中途半端な最悪の選択。
つうか、お前はシロウトかよ!みたいな。
そして選択を嘲笑うかのようなツモ。つうか自業自得だが。
今度はを切って単騎待ちを取るわけだが、
結局この後またをツモってきてしまう。
挙句の果てにあがれず。哀れなり。。。

落ち着いて対処すればこんなことにはならなかったのに。
ではどう対処すべきだったか?
1巡前まで巻き戻してみよう。

上記形から切る牌の基本は切り。

受けが残る

頭のない連続形の捌きでポイントなのは、
要はこの最悪の入り目が来たときにどう打つかだ。
この考え方を用意しておけば迷うことはない。

この形を捌くコツとしては
の「」の部分を頭として
固定して見るのがわかりやすい。

【類似パターン】
頭のない形で一盃口形から頭を作る場合

切り
」「」の部分を頭として固定して見る。


実はこの局面、--どの待ちにしてもロンできていた。

(実際はおりてしまって他の3人聴牌で流局。リーチかけたら出るかわからんが、3人聴牌はさけられたはず)

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■ ピンフ以外の手役を確定させたい場合の切り方

 ドラ
この形からは何を切るか?

この場合はを切らずに、タンピンを見込んでを切る。

受けが残る

ドラ受けや三色が絡む場合も同様に、のどちらを頭として見た方が良いか決める。

選択の根拠は、三色や断ヤオなどの手役に絡みやすいほうにすればいいだろう。

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■ 連続形の捌き・スムーズな捌きの例

モンド杯7#27

 ドラ
ここにが入るとイヤな形が残るし、そうなりやすい。
ここはを切るのがベスト。
ドラがなので切りのほうが若干良さそうだが、
切ると三色目も残る。

三色もドラ受けも安目があるが、
高目が2飜の三色のほうを選択したわけだ。
なのでここでは切り。(切りでも悪くない)
赤麻雀なら切りしかない。

すぐにをツモって頭になり、切りリーチ。

流局だったが、仮テンを取っているとテンパイすらしていなかった。

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■ 1を切ればタンヤオ構成になる場合は1を切る

この形、の部分で頭を作りたいが、巧い捌きとは?

ここはを切ってタンヤオを確定させる。こうすれば無駄になるのはツモだけだ。

次にをツモったら文句なしにリーチ。

次にをツモったらの一盃口を確定させてを切り、

上記形からで頭を作る。
切るのがでないのは、を引いたときにの延べ単も選択肢に入れたいため。

次にをツモったらツモ切る。

通常ならからはを切って
の形から受けにするところだが、
を切れば全てタンヤオ牌構成になるので、断ヤオ確定させる手順を踏む。

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■ 端に寄った一盃口崩れ形+6連続形から切る牌

 ドラ
赤なしルールで何を切るか?

切り。
切りは、「いつでも好形聴牌を目指す」というポリシーに反する。
また、切りという選択肢もあるが、
残る形が「ピンフにならない延べ単」「3面待ちだがフリテン」含みというのはどうか。
ずばり、形のフリテンでない両面が残るほうがいい。

切り後のいいツモはツモだけ。
ツモは3面待ちとはいえフリテン含みでややゴミ。
ツモで延べ単になってしまう。
待ちがいまいちな上にピンフが消えるのはやだろ。
しかも、待ちに取るか、待ちに取るか、どちらか微妙に迷う形になる。

ならば、どれをツモっても迷いのないピンフ確定形になるほうがいい。
ちなみに切りはツモのピンフ聴牌を逃す。

複合形をほぐしてフリテンにならないピンフを作るのが基本。一盃口は捨てるのが考え方の根底。

この形を捌くコツとしては
の「」の部分を頭として固定して見るのがわかりやすい。
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■ 連続形頭固定しないの例外

連続形がある場合はここで頭を作れるので、頭を固定しないで手広くが基本だが、
頭を固定する場合もある。

端にかかった連続形は頭固定にする場合もある。
たとえば、

みたいな形からなにを切るか。

これはでノベタンや両面+頭にできないので、
を切っての頭固定でいいだろう。

とにかくどこを頭にするかがポイントなのだ。

一応赤麻雀なので引きに備えてでなくを切る。
というか、受けを残してを嫌ってればればとっくに聴牌してるけどな。
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