男の麻雀ポリシー > 【213】 『対・リーチ・09 ツモ切りリーチに意図あり』〜リーチまでの河変化をチェック、老頭牌と非モロ筋は安全

【213】 『対・リーチ・09 ツモ切りリーチに意図あり』〜リーチまでの河変化をチェック、老頭牌と非モロ筋は安全

 ・ツモ切りリーチにはなんらかの意図が必ずある
 ・聴牌からリーチまでの河の変化をチェックする
 ・端牌、字牌とモロでない筋はかなり安全度が高い

ツモ切りリーチには理由がある場合がほとんど。
必ず理由があると思ったほうがいい。

1) 手替わりに見切り
2) 待ちが悪い(嵌張や辺張)
3) 十分高いけどやっぱリーチ
4) 現物ダマに見切り
5) 捨て牌の集合全体で壁ができた、筋になった。
6) ソバテンだったから(タコの場合)

どのパターンかはわかりにくいが、「ほぼなんらかの意図がある」という点は間違いないだろう。
だいたい待ちが悪いと読むのが普通だが、
要注意なのは3と4のの場合。
これは相手の状態を見て判断すればいいだろう。

そして、1)2)のケース、3)のケースで最も通りやすいのはセオリーどおり端牌(老頭牌)だ。
おそらく、待ちが悪い場合、例えば待ちなどでダマテン→見切りのリーチなど。
待ちが嵌張なら端牌、字牌は全て通るという理屈。だから勝負するなら端→役なしの風→役牌。

…っとよく言われる。しかし、これは状況にもよる。
とくに七対の場合は高くなるので例外だ。ただし七対なら捨て牌をみれば特長が出る場合もあるのでこのケースを警戒しておけばいいだろう。

あとはモロでない筋牌。モロは危険だが、モロでない場合はツモ切りリーチでなくもっと早いはず。

もちろんこれを100%鵜呑みにするのは危険。まあアホ相手だったら大体通るだろって程度だ。

ざっくりとツモ切りリーチに安全度の高い牌
 1)端牌
 2)字牌(ションパイでない場合)
 3)モロでない筋牌

■ ソバテン嫌ってツモ切りリーチ

下家のツモ切りリーチの意図は?

ただのツモ切りリーチではないはず。

まずは、1巡の間に変化があったかどうかを見る。

と出た。

つまりピンズが安くなり、とくに上の筋が使いずらくなるという変化があった。

ソバテンを嫌ったのと、使いずらくなったならリーチでも勝負してくるだろう、
或いは他が持っていなければツモるかもという読みが働いたのだろう。

あと可能性があるのは、その巡目の牌がダマであがれない牌だったか、
何らかの手変わり見切りのリーチ、十分に高い。

まとめるとこうなる。
のソバテン ○がダマであがれない ▲手変わりを見切った。
とにかく、だけは切れない。
セオリー通りは切っていい。
なぜなら待ちなら即リーチしているだろうからだ。
よっぽどひねた奴じゃない限り通るだろう。
端っこは大体通るという読みで十分。
この局は上家のアガリだった。

リーチは待ちで、本命予想ズバリだった。
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■ 待ちが悪いパターン

親のツモ切りリーチに対して何を切るか?

ヒントとしては親だということ。

ここでは行く場合に切れる牌と切れない牌を分けて考えたい。

もっともアグレッシブなら強気にを切って行く。
次に切れるのが1枚切れの

これらの待ちになっているならば即リーチしてくるはず。

リーチ自体は、「待ちが悪いが見切ったパターン」だった。

手替わりがあるダマでもあがれるタンヤオで、見切りのリーチ。

カン裏に欲が出たのだろう。
なお、現物のをトイツ落としするのは勝負としては弱い。

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■ 十分高く手替わりを見切ったパターン

親リーに追っかけだから、まず、勝負になる手だということ。

1)待ちがいい 2)十分高い
この場合は2)のケースだった。
ドラポンの手替わりがあるってのも理由だが、
フリテン含みのがあるので、
ドラポンして切って勝負するくらいならリーチしたれ!
。。。と見切ってのリーチだった。

だから下家のリーチは高いとみて振込まないように気を付ける。
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■ 壁が出来たからリーチ

上家が2巡前にテンパイだが、いきなりツモ切り追っかけリーチをかけてきた。

なぜ???

ここで考えられることのひとつは、の跨ぎがワンチャンスになったからだ。
この読みで行くことにしたので、以外は先行リーチの現物ならば勝負!
(なお、同じマタギでも待ちはない。を切ってるので。)
…ってことでツモ切り。
待ちならば、場に3枚切れててリーチの現物なら、だいたいダマ続行にするだろう。
ピンズが上家の河に高いので、もちろん開き直ってのリーチもあるが、
その可能性は低い、と決め打ちした。
親番だしな。。。慎重に行き過ぎてチャンスを逃すのもやだったし。

しかし…次巡にを持ってきてしまった。
こうなったら回るしかない。。。なにしろが「アタリ」と読んでるのだから。。。
上家の追っかけリーチ、下家の切ったでロン、でこの局は終了。
やはりのワンチャンス狙いのリーチだった。

ここはいちかばちかで行かざるを得ないケースもあるが、
まだチャンスありとみてやむなくオリにまわった。
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