男の麻雀ポリシー > 【203】★『男の間合い極め・03 男の中盤の見切り』〜分の悪い完全一向聴形は見切る・クッツキは外寄せ

【203】★『男の間合い極め・03 男の中盤の見切り』〜分の悪い完全一向聴形は見切る・クッツキは外寄せ

『男の間合い極め・03 男の中盤の見切り』

 ・分の悪い完全一向聴形は見切る。
 ・中盤には手牌をあまりブクブクに構えすぎないようにしておく。
 ・中盤でほぼ不要な牌は先切りする。
 ・クッツキは外に寄せておく。
 ・中盤の基準は巡目以外に相手の捨て牌を見て判断する。
 ・字牌端牌整理が終わるのが序盤。
 ・中張牌3枚も手出ししてきたら中盤。

★使用上の注意
 ・ただし、流れが自分にあるときは、相手の捨て牌は無視していい。
 ・自分の都合だけで良い。

たとえば、下記の完全一向聴形。ツモ切りが続いてなかなか聴牌しない。

【北家8巡目】 ドラ
 ツモ

ここに場に3枚切れのをアンパイとして抱えるか?というところだが、
状態がいいときは抱えずに目一杯の一向聴を維持。
残り4枚のを引くよりも、残り16枚のを引くほうが可能性は当然高い。
状態が悪く、相手のテンパイに間に合わなさそうなときは
バッサリとストイックにを先切りする。これが男のバランス感覚。
将来発射される可能性の高いを、7枚使いの筋で抱えるのはかなりリスクが大きい。

完全一向聴でもテンパイまでにはそれなりに時間がかかる。
アガリのチャンスは状態のいいヤツから順番に訪れる。
こういうヤツにガチの勝負を挑むのは勇気ではなく、無謀。
いいときは受入れを欲張ってもいいが、悪いときはよりストイックに、スリムに構える。
は転ばぬ先の杖。

■ ほぼ要らなくなる牌は先切りする

下家のだが、たとえ接戦のオーラスといっても持ち過ぎだろう。
点差を考えてもほぼいらなくなるドラ表示牌の
トップとは3400点差。3着とはわずか1900点差の2着目。

リーヅモだけでは届かず、リーヅモドラ1なら文句なしにマクリ。
そうでなくてもメンピンツモなら安めでもこれでジャスト上家取りで逆転トップ。(3400点縮まる)

ならば7順目でピンフ形を決めるべきだ。
をツモった巡目で、このを抱えて両面二つの一向聴に構えるのが中盤としてはいい。
あげく親リーがかかってを打ち切れず抜き打ちのベタオリ。
なんて弱っちい麻雀なんだ。。。まだゼンツのほうがマシだ。
結局親にをツモられて3着まで転落。あーあ。
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■ 内外のクッツキなら内より外のクッツキを残す

まず、が2枚見えていてもの仮テンを取るのが筋だが、それはもう済んだこと、
もうを切ってしまったのでその後の対応を考える。
を筋で抱えてるが、くっつきのほかにポンや暗刻の可能性があるので残している。
山越しのカン待ちを拒否して、のクッツキとの刻子からのノベタンを想定していたところ、
ツモの感触が冷え出した。

相手のタンピン形の脂っこい捨て牌を見ても煮詰まっている。
手牌の都合上、4枚持ちのを浮かせているのがいかにも安定感がない。
かなり危険な香りがしてるものの、タンピンドラドラの一向聴に構えたまま押している。

ここでリーチに来られても、最悪を押さなければならない。
このを中盤でも抱えていいのは王様のとき(状態のいいとき)だけだ。

ならばどうするか。

ここはを残し、2枚切れでくっつきの可能性が少なくなったを1枚外すか。
あるいは、は2枚切れているが、中盤以降は外寄りの牌のくっつきを狙うのが上策と見て、
2枚切れのくっつきにくいのを覚悟のうえでを外すという手もある。
尖牌といってものほうが赤麻雀ではポンの期待がやや高い。(赤がある分)

結局次の2枚切れもツモ切り。
上家のリーチ後にをツモって打として、リーチ一発に振込みとなったわけだが、どうだろう。
を切るという奇手もあるが、そんなことをするくらいなら、先にのくっつきを見切っとけって話だ。

1)を先に切り安全な牌を抱える(より内よりのを残す)
2)を先に切り安全な牌を抱える(より外よりのを残す)
3)ブクブクに構えて、先行リーチがかかったらその時点で対応を考える。

どれが最善なのかは難しい。
ただいえるのは、3)の対応は俺の性格的に打ちづらいということだ。

ならば現時点の結論は、2)内よりのくっつきを見切って、外よりのくっつきを残す。
の二つの筋にかかるの先切りのほうが、先切りより勝る、これが間合いを考えた受けというもんだろ。
は両面なら待ちの1筋しかない。

守備(2筋に跨る牌を勝負するリスク)、攻撃(あがりやすい外よりの受けが作れる)二重のメリットがある。
これが中盤の構え、としたい。

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