男の麻雀ポリシー > 【192】☆『男の3枚愚形・01 「246形」 【偶数両嵌形】 』〜複合塔子・単独嵌張より愚形なので2を切る、リーチの場合は6を切る

【192】☆『男の3枚愚形・01 「246形」 【偶数両嵌形】 』〜複合塔子・単独嵌張より愚形なので2を切る、リーチの場合は6を切る

『男の3枚愚形・01 「246形」 【偶数両嵌形】 』
 ・ワースト3枚愚形。
 ・複合塔子・単独嵌張より愚形なので2を切る。
 ・リーチの場合は6を切る。
 ・男の3枚愚形『246形』は単独嵌張より愚形
愚形パターン
名称 捌き

246形
468形
切り 2枚好形
切り 2枚愚形

両嵌だからといって全て残せばいいというものではない。
好形を作るうえで両嵌は最後に残ったら待ちが1種類の愚形聴牌になってしまう欠点がある。
この形から両嵌固定した打牌を選択している人間は多い。
ピンフに狙いでないときは両嵌を壊す打法も存在する。
両嵌を壊す手順は一手先を見据えている。

246から2を切って46から7のクッツキを狙いつつ聴牌に向かう。
7も5も引かずに46が残ったら基本は即リーチするが、手役が確定している場合などはダマにする場合もある。

法則化するとすれば、「両嵌+両面アタマ複合形の一向聴は両嵌を崩す」
これはツモあがり狙いの勝負ポリシーだ。
最後に待ちが1種類の両嵌を残せば、ツモアガリ期待の+1ファンが半減ずる。

■ 『246形』は単独嵌張より愚形

とあったらを切ってで残す。

を切ると受けが消える。
「今の形」しかみない形は愚形と憶えておく。


からの打牌比較

残った形 最後に残る受け 両面への変化
両嵌を嫌った
切り
待ちは弱
待ちは強
両面変化はただしはフリテン。
単独嵌張を嫌った
切り
待ちは弱
待ちは弱
両面変化は

結論

の差から両嵌を嫌った切りが優位

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■ 『246形からのリーチ』→6を切ってリーチ

『246形からのリーチ』→6を切ってリーチ

なぜなら裏目の5をツモっても壁作成効果があるから。

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■ 両嵌が残ると勝率は50%下がる

この形から両嵌を固定して考えてると、とんでもない損をする。

単純に考えて、最終形に嵌張が残る選択をすると、
待ちが最大4枚しかないのだから、
最大8枚待ちの両面待ち比で50%も損だ。

ここからを切って上記一向聴に受ける打ち手。
この打ち手のパターンなんだが、
この形になったら、こうするという固定観念がそうさせるらしい。
いかに損をしてるかを気が付いていない。

最後に嵌張が残ると、待ちは50%減るのだ。
なので嵌張待ちになる可能性は少しでも低くしておきたいところ。

ではどうすればいいかというと、
ここでを切れば、これを避けられる上に、両面になる可能性がとても高い。
の好形はまだ頭に固定して考えないほうがいい。
ツモでも頭の振り替えが出来る分、
切りのの両嵌固定にまったく劣らないどころか、
むしろ好形をのぞめる。
最悪はカン待ちだが、
これはダマにして両面の振り替わりを待つことも出来る。
を残して両嵌を固定してしまう考え方は、
両嵌形という言葉に凭れかかってラクをしたいという気持ちと、
引きの裏目怖さにビビッてる感情の裏返しといっても過言じゃねえだろ。

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■ ノーマルパターン

さて一向聴。ナニを切るのがいいか。

を切れば、両嵌が残せるが一手先の変化に対応できない。
この巡目で両嵌を固定してしまうのはもったいない。
の両面が先に埋まるのとの両嵌が先に埋まる可能性は五分。
ピンフ形なら両嵌が先に埋まる可能性に賭けて残すのもいいが、
ここはを1枚切っておくのがいいだろう。
でヒッカケの布石を作ってもいいががまだ見えてないのでこう受けた。
またをツモってきたときに両面が出来るというメリットもある。
それに、を引けば完全一向聴形になる。ロスはたった1枚だ。
また、ドラのツモにも対応できる。
両嵌固定にしてしまうと、ドラをツモったときに一瞬固まるだろ。

切り一向聴→有効牌
切り一向聴→有効牌

有効牌の枚数はを切ったほうが多いしな。メリットはこっちのが大きい。

そして意外な有効牌であるをツモった。
これでを払えば、両面、3面形の一向聴にグレードアップした。

フッ。一発で出る辺りが手順の勝利だな。

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■ タンヤオ形・両嵌よりも1手先を見据える

ここからはを切るのが手筋。
を切ると受入が8枚に限定されて、
両嵌が待ちに残ると1個待ちになってしまう。
ならば、を切っておけばの8枚受けのほうがいい。
切りと枚数は同じだ。
萬子ののクッツキから両面を再構成したほうがいいに決まってる。
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■ 華麗に渡るタンピン三色

男の両嵌先決めは両面から両面に華麗に渡るのが基本だ。

この場合、を切って、マンズ2面子、ソーズ2面子を想定してるので、
ソーズを残すのはカンがサクっと埋まったときだけだ。
で対子になれば、と振り替える。

マンズは4556の4枚好形の最強形で、引きで2面子、
ピンズは23457の5枚好形で、引きで2面子の予定。
ソーズの嵌張を固定して2面子よりかは100倍いいだろ。

引いたらを対子落としすればいい。
これも含めれば、ピンズはまで有効牌ということになる。

目先の向聴数に拘る切りはもっともセンスレスだぜ。。。

ツモったここは、予定通りノータイムでの対子落としだ。
懐深く受けるところだろ。

はなるべく離して切るのが男の対子落としの基本だ。
並べて切るとダイレクトに目立つのでちょっとでも離して切るのがいい。

引いて万全の体制に。
下家が11000点だから12000直撃すればトップだ。

メンタンピン一盃口か、メンタンピン三色だな。
ココに来てこの万全の一向聴。じっくり煮込んだ甲斐があったぜ。。。

がサクっと埋まり、文句なし即リーチ。
ゼンツの下から高目直撃で、一気にゴボウ抜きのトップ終了。

両嵌にこだわりすぎたり、を固定して考えていたら
12000にはならなかったかもしれないだろ。。。
今日も華麗に舞うことができたぜ。。。ウラドラはサービスだ。
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■ 嵌張逆固定パターン・手役が絡む場合

今度は三色絡みの場合。
索子は34567の5枚好形で固定、
萬子は223の3枚好形で、筒子は3枚愚形246形。
上図から切って頭固定の打法は
両嵌が最後に残った場合にやや寒いモロ掛けリーチとなる。
のヘッド化+三色を見据えてを切る。
…それを避けてツモアガリを狙い、三色まで見据えた一打が切りだ。
このときはと引いてリーチ、
高目のドラをツモって裏が乗り12000だった。
まあ手順の勝利だな。
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■ 3色絡みの両嵌と2度受け両面の比較

の両嵌との2度受け両面の比較だが、
ここでもやはり、両嵌をどちらかに固定して、
2度受けといえども両面二つを残したい。

から
を切って、(赤がないルールで、引きで三色目が残る)
ドラの頭振り替えがあるので、を引けばベストだが、
で頭が出来ればを落として、ピンフ二向聴にする。
この場合が薄そうならば、
のどちらかの薄い両面のほうを嫌ってを残す。


こんな作戦がいいのではないか?


というか、ここではを切って2度受けを嫌い
両嵌を残し三色目を残したが。。。
三色を見るならば残しは少し優柔不断で中途半端な気がする。

上記画像が最終形。(右端は

結局を引いてピンズ3面形ができたわけだが、
こうなったらソーズの両嵌にこだわる必要はなかったわけだ。

先に埋まらなければ好形が残らないのだから。
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■ 246m79pからは2mを切る

東場の親で3飜見えているチャンス手。
ここから何を切ったら良いか?
からを切ってしまったが、
これだと良形の受けが消える。
ここはを切りたかったところ。
最悪のを引いてしまい、結局これもツモ切る。
最終的には同じだが
よりも
のイーシャンテンにしたかった。
これはこれで親だし、仕方ない。
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