・字牌の絞りを利用したブラフ。 ・ブラフ鳴き→絞らせる→その間に字牌を重ねる。 →相手の手が整ってきてから切らせて時間差ポンを狙う。 ・警戒心を煽るように、トーンの高い捨て牌にしておく。 ・逆に競り相手がこのポンを仕掛けてきたら、 字牌を被せていかなければならない。他を楽にして和了らせる。 |
★使用上の注意 ・チーではブラフ効果が低い! |
警戒心を煽ることは以下のような効果がある。
1) 字牌を絞らせ相手の手の進行を止めさせる。
2) 字牌を先に切らせないで、重ねてから切らせる。
3) 相手の和了りを阻止する効果がある。
親の対面の仕掛けにより、ももも切れない状況。 この状況になったら、子方はオリざるを得ない。 実際にロン牌はだけなんだが、ももおさえ合いの形になり、 ションパイをつかまされた小方は八方塞がり。 逆に考えると、おさえ合いの状況を作りやすい仕掛けといえるので、 ブラフとして使えば効果がある。 の形はホンモノ(つまり、トイトイという役アリ)だが、 例えば、などのあがれない聴牌でも同じ状況になるだろう。 これをブラフとして使う。 |
モンド杯7#21
2着目で迎えて南入。 南家だが、三向聴がイマイチ。 これを門前で進めるなら門混七対だが、遅いし、 余程ツモに恵まれない限り厳しいだろう。 ならば・・・何を切るか? |
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ここではを切ったが、混老頭も意識して切りがいいだろう。 この手はからメンツを作ってもあまり意味が無い。 そして作戦としては、ホンイツで仕掛けて相手の字牌を止めさせる。 →止めさせてる間に重ねて、相手の聴牌が近くなってきてから切らせる。 →ここで警戒させることは以下のような効果がある。 1) 字牌を絞らせ相手の手の進行を止めさせる。 2) 字牌を先に切らせないで、重ねてから切らせる。 3) 相手の和了りを阻止する効果がある。 だから仕掛けるのは早ければ早いほど効果がある。 なのでここはどの字牌が重なってもいいようにすべての字牌を温存しておく。 |
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ここではを切らずにを切っておく。 を切っているが、が対子になれば混老頭も狙えるだろう。 この手を門前で進めるのはセンスがない。 作戦からすると、字牌は一つも切らないのがいい。 手牌はバラバラだが、見た目より駆け引きで和了りを拾える形なので むしろチャンスだ。 逆にこれをやられたときには字牌をビシバシ切っていくのが効果的だ。 重ねられる前に切ってしまうのだ。 |
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をポン。もちろん客風のからでも仕掛ける。 狙いは勿論ホンイツだが、 他の字牌を絞らせている間に字牌を重ねるのが狙いだ。 この手で門前で和了りを拾おうとしてもキッツいだろうから、 相手にはしばらく止まっていてもらわねばならない。 ここからの仕掛けが大事で、はポンするが、はチーしない。 |
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実際、上家はが切れなくなった。 今切ればは1枚しなかないのに、だ。 |
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直後にを重ねた。 | |
次巡にも重なり、勝負になる形が出来た。 を切ったのはもう字牌を鳴きたいので字牌を少しでも安くしたいからだ。 を外しておけば三元役の警戒が緩む。 ここでほしいのは役満ではなく、満貫ハネ満クラスの決定打。 |
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トップ目の上家はも掴まされ、七対で廻らざるを得なくなった。 これで上家はほぼ死亡。 |
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2件リーチが入るが、をポンしてメクリ勝負。 こういう場合はメクリ勝負上等だ。 ダントツトップならを2枚切りして降りてもいいが、 ここは勝負処だ。 |
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リーチがダブを掴んで、12000点の和了り。 勝負処を制したのは大きい。 しかもあの配牌からだ! |
モンド杯7#21
最後の親番で何を第一打に切るか? | |
ここはを切ってホンイツや対々などの大物手を狙う。 は仕掛けてブラフとして使う。 目立たないようにか、を切っているが、 警戒心を煽るためにはよりトーンの高い捨て牌にしておくのが効果的だ。 逆に本手が入ってるときは警戒心を煽らない。 を対子にすれば対々も狙いやすい。 ちなみに門混七対を狙うのはセンスがないというか駆け引き上手ではない。 |
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はドラ表字牌だからこの場合2枚目だが、1枚目の場合でも鳴く。 早ければ早いほどブラフとしての効果がある。 がドラだから、もし自分が手が伸びなくても相手を殺すことが出来る。 つまり相手の和了りを阻止する効果もある。 |
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この仕掛けで下家のが止まる。 逆に下家からしたら、 今のうちにこのを切って本物かどうか確認するのが作戦としてはいい。 |
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対面もが切りずらくなるだろう。 | |
相手を縛りつつ首尾よく、を重ねた。 これで和了り目が出てきた。 |
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下家はもも切れず困っている。 何のことは無い、を重なる前に先に切ってしまえば 悠々と手を進められたのに、だ。 |
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リーチが2件入っているがをポンして とうとう追いついた。 こうなればメクリ勝負だ。 |
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リーチにツモられたが、これは結果だ。 親なので、ツモられても倍払いならば攻めてナンボだろう。 |
モンド杯6#23 | 南2 |
最後の親番、ブラフをかますのに絶好の配牌だ。 | |
が重なってブラフをかます手材料はそろった。 | |
ここに上家から2枚目のが出たがチーするか? | |
これをでチーしたが、これでは迫力不足。 この手牌でやっていいのはのポンだけだ。 |
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上家もドラを対子で抱えているというのもあって、 この迫力の無いチーに対して萬子を被せてくる。 つまりブラフとしての効果はあまりなかった。 |
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萬子だけでなく、も被せられる。 | |
も被せられる。 しかも、これはポン材だ! |
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これをポンして二向聴だが、相手も止まっていない。 果たして間に合うか? |
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下家も止まらず、を暗槓してのドラ切りリーチが入る。 ツモ ドラ |
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このを上家がポンしてこちらにも聴牌を入れられた。 ドラ |
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結局リーチにツモられて裏裏で満貫の親っかぶりを食らう。 チーはブラフの効果としては弱いのだ! |