対子場での七対の牌選択は『後引き牌』を残すのが基本。
しかし聴牌した後、どこが最終形かを見極めるのが難しい。
『リーチ100連発・07 七対子は最初に決めた待ちで「即リー」』 |
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・後からいかにも超待ち頃の牌を持ってきたらつい変えたくなる。 ・しかし変えた途端に最初の待ちでアガリを逃して、そのうえ追っかけリーチに放銃したりすると100年の悔いが残る。 ・裏目を引くと、精神的に応える。 ・ならば最初の待ちでリーチしてあえて蓋をしてしまうのがメンタル面のケアからもいい。 ・それに、リーチが早ければ早いほど相手が対応してくれるので、悠々とツモれていいだろ。 |
対子場で、上家の仕掛けが入ったあとにツモってきた。
も対子なので、対称形を考えても重なる感触がビンビンの上に吹きそうな親の現物。
前局親マンを振り込んでいるので、待ちにするなら間違いなくここ。
トップ目にかかわらず、この時点でリーチすべきなのだ!
首尾よく単騎でテンパイしたがダマにしていた。
そこへ親リーが入る。一発で持ってきたのが1枚切れの。
誰かが対子でもっていたら、落としてくるかも?
もしくはつながっていて、次の親のツモもかも?
こんな妄想が頭をよぎって、待ちを単騎に変えた。
これが罠だった。
はツモりはしなかったものの、仕掛けた上家から出てるじゃん。。。
単騎は山に深かったみたいだ。よくあること。
結局ダマでゼンツしてまた親マンに突き刺さった。
…てか失敗したらオリだろ。この場合。
4巡目までの捨て牌。
親家![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 西家 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
捨て牌全体の対子の多さ。と5組もあれば十分。
そして目立つのは南家と西家の対子被り(・
)
確実に対子場。
手牌も面子が出来ずに対子で伸びるので、対子を切らずに両面塔子を嫌っていった。
8巡目テンパイだが、が配牌からあった牌なので、ダマで様子見。
後引きので対子被りしたあと、
を持ってきた。
このは絶好の受けに見えた。理由は以下の3つ。
@後引きの牌であること A対子場に出来やすい一盃口形であること Bドラが ![]() ![]() ![]() |
なので、を切って
単騎に決定。
ただしリーチはかけなかった。なぜかというと、他の動きを誘発したくなかった。
そして動きが入ったときに待ちを変える可能性があったこと。
また裏目のをツモったときに寒い状況だったらそのときまた別の対応できるようにしたかった。
しかしここでリーチをかけてしまったほうがより良い選択だ。
後から待ち頃を持ってきたときにとても迷うからだ。
ダマテン後、を持ってきた。
河全体のマンズの安さを見ると、このはいかにも絶好の待ちに見える。
しかし最初に決めた待ちを変えないほうがいいと判断した。
一見絶好の待ちに見えるのが罠になることもよくあるので、こういうときは最初に決めた待ちで押す。
またをツモったら裏目なので、裏目引き後の対応を可能にしつつさらにダマ続行。
待望のをツモ。まあ当然だ。待ちを決めた時点で
は全部山に生きていた。
手なりの七対テンパイ。
単騎は悪くないが、下家の仕掛けがあったのでリーチに行きにくいところでダマにしていた。
そうこうしているうちに上からも仕掛けが入る。
といういかにも待ち頃の牌を持ってきたが、これは罠だ。
なぜ待ちごろかというと、上家がタンヤオ仕掛けで不要だからだ。
こう迷う牌を持ってくる前にリーチを掛けるべきなのだ!
結局この単騎に受け変えたがためにアガリを逃してしまった。
実はこのは対面が暗刻だったのだ。