『トップ狙いセンス・10 役なしダマツモ作戦』 |
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「手牌の進行を知らせずにダマツモを狙う」 ・接戦の攻防に有効 ・「対応」の発生を防ぐ・ラス目の立ち回りも考えてのダマ ・いちかばちかよりも、勝算のあるリーチをかける ・手牌の進行を知らせるリーチはかけずにダマツモにかける ・手牌変化への対応力が生まれる |
【使用上の注意】 ・役なしダマは、「ロンを放棄」のデメリットも忘れずに! |
競っている下家の親がリーチ。対面が0点なのでツモられたらオワリだ。 つい焦ってカンで追っかけてしまった。 これはどうか? |
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さあ、どういう状況になるかというと、 まず、ラス目の対面が共通アンパイに困るだろう。 自分のことだけでなく、ラス目のことも考えてリーチを打つべき局面だった。 結局、アンパイに窮した対面がダイブ。 俺がリーチしなくても結果は同じだったかもしれないが、 俺がリーチしなければ、対面は手牌から の対子を切った可能性がわずかだがあっただけに失敗したかな。 親の待ちはで山2。俺のカンは山1。 対面が落としに出ればダマでをツモった可能性はわずかだがあった。 結局捲くられて2着。 1) ラス目の立ち回りも考えてダマがベスト 2) いちかばちかよりも、勝算のあるリーチをかける |
ここでの役ナシ聴牌。 ここではリーチをかけずに1巡待って空切りでリーチをかけた。 |
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が1枚出たのでリーチをかけたのだ。 聴牌を相手に知らせるのはそれだけで不利な状況に陥るのは間違いない。 この宣言牌のを下家がチー。 おそらく下家は突っ込んでくるに違いない。 聴牌1巡前のが間に合ってるだけにゼンツされると厳しい状況になった。 |
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結局鳴かれて下のガムシャラの突っ込みによりトップをもぎ取られてしまった。 リーチしなくてもチーが入ったかもしらんが、 ダマ続行なら、もしかしたら対面のをツモっていたかもしれない。 それにラス牌のは出ないかもしれなかった。 ここはダマ続行でどんな状況になるか様子を見るのが最善だったようだ。 |
リーチか? ダマか? | ||
ここでは場の切れ枚数に関係なく、リーチはNG。 ダマツモ作戦を発動するのが巧い。
2)があるのがミソだ。 ダマのメリットは「聴牌を知らせない」「変化を見込む」「対応封じ」にある。 これは「ロンを放棄」のデメリットに余りある利点だ。 |
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結果流局だった。 をツモっているので変化を待ってリーチすれば、 対面からのロンの可能性があっただけに悔やまれる。 |