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【147】★『場況判断・05 暗刻場の早期対応』〜3・7が暗刻ったら一盃口形を壊す

対子場の延長線上に刻子場・暗刻場がある。基本的に順子を壊す暗刻ができる場合は暗刻場だ。

 「暗刻場の早期対応」 3・7が暗刻ったら一盃口形を壊す。

 1) 手牌に尖牌の暗刻ができれば刻子場
 2) 捨て牌に暗刻かぶりがあれば刻子場
 3) 一盃口形を壊す暗刻ができれば刻子場

 → 孤立牌を残し、一盃口形をぶち壊す

(例1)

 ツモ ドラ

一盃口を押しつぶす尖牌のツモ。
これは確実に暗刻場。
ここは一盃口を否定する切り、もしくは両面を否定する


(例2)

 ツモ ドラ

暗刻場ということを意識すれば、一盃口を否定する切り、もしくは両面を否定する

■ 2暗刻形は3面待ちを否定してシャボでリーチ

ゴツゴツ手牌にツモの下記手牌。何を切るのが正解だろう?

このをツモ切りしたが、手牌の刻子構成を考えたら、を切っても良かったかも。
ピンズの厚い3面形はドラ受けもあるのでまだほぐせないが、
はいかにも頼りないのでを切る手はアリだろ。
それに一盃口形が歪んだので、形を否定するでもある。
結局を暗刻かぶりしてしまった。
現バリの西家に捌かれてしまった。。。
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■ 暗刻場の捌き

配牌は対子が二つ。まだ暗刻場かどうかはわからない。
なので、手格好から切り。最初はこれでいい。

4巡目の西家の手牌。すでに暗刻が一つある。
4巡目までのの捨て牌は、

東家 南家 
西家 北家

と5組も対子があるので対子傾向がはっきりと現れている。

手牌に暗刻が出来ていれば、暗刻場まで発展する可能性がある。

9巡目の親の手牌。
場に対子場傾向があり、手牌に4対子あるので、
まだ役牌のは切らない。
もたれていればポンが入る可能性があるし、

なければ重なる可能性があるので、

こうゆうときのションパイの役牌はなるべく切らないのが対子場、
暗刻場の基本。

8巡目北家の手牌。
北家はなるべく仕掛けないほうがいい。
この手はチートイか四暗刻を目標にすると良かったが、
この形で南家からを1鳴きしてしまう。親はを絞っていた。

これがさらに刻子場傾向に拍車をかけた上に、親の好ツモを呼ぶことになる。

親にまずが暗刻になった。
次にが暗刻でツモり四暗刻テンパイ。
当然即リーチ。
山にがこの段階で1枚ずつ生きている。
はドラ表示牌だが、形からしてでなく、のほうをツモりそう。
17巡目南家の手牌。

暗刻2つあり、そのひとつが槓子になる。

完全な暗刻場。

全員のツモはタテ延び。
結局をポンした北家がを掴んで12000放銃。

裏が乗らなかっただけマシだ。
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■ 暗刻場を意識した手順

オタカゼのが第一ツモ。
ドラが対子。まずこのドラを生かす手作りをするということが目標。

も切れない。残しはソーズの伸び方を見て決めたい。

ならばだが、も筋を殺すのに対子にしたいところ。
それに、釣り出しの迷彩にもしたい。
だから第一打はにした。後から仮にを引いてきても河に置くつもりで。
が重なり、が暗刻、字牌のタテのツモの流れだ。
ここで、暗刻二つ、期待できるの対子の形になったので、
配牌からあったの対子落としに出る。
2枚目のドラをポンして、ハネマンゲット。
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■ 一盃口を壊していれば・・・

一盃口をブチ壊すツモで暗刻場確定。
ここは一盃口形を否定するが良い。
結局暗刻場ということを考えずにを切ってしまったのだが、
(対子場と勘違いしていた)
尖牌の暗刻ということを考えたら場に1枚切れている切りが良かった。
10巡目にカンが入った。暗刻場傾向が強い。
暗刻場がキッチり読めていれば、ツモで三暗刻をツモっていた。
場が読めてる読めてないで結果は随分違う。
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■ 一盃口形には斥力・孤立牌には引力

モンド杯8#10

南場の親番。
5巡目にをツモった。
何を切るか?
ここはが暗刻になったのだから、
を切って一盃口を否定するのがいい。
孤立牌ののほうが暗刻になりやすい。
を残していいのは余程状態のいいときだけだ。
本来ならここで、



このツモり四暗刻聴牌だった。

結果、仕方ないといえるだろうか?

この2枚を捕らえられる、られないでえらい違いだろう?
形が教えてくれる1枚のに働く反発力と、
1枚のに大きな引力の予感を感じなければならない。
結局をポンして強引に暗刻を引き寄せた形だったが、

自然にツモスーリーチを掛けれるのが理想だ。
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