マークしてるやつが昇り調子の親の場合、むしろ早めに字牌を切る、という手もある。
好調者が仕上がる前に面前を崩す。
『バカヅキ対策本部・02』 |
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「昇り調子の親への役牌はむしろ鳴かせて面前崩し」 ・字牌を切るタイミングを調整する。 ・手牌の淀み出したらポンさせてツモを他にトスする。 |
南家でこんな一向聴ならむしろ、Wは切ってしまう。
親はタンピン形の捨て牌。
昇り調子の親に鳴かれても面前を崩せるし、他に鳴かれても親が落とせれば良しとする。
こんなときは自分中心でよい。
ただし、自分が北家ならWは切らないほうがいい。
親の上家でなので、Wを鳴かれると打牌が制限されるからだ。
西家ならWを切ってもいいが、北家に鳴かれたときだけ注意する。
北家が鳴くと、親のツモ番がふえるから。
逆に東家の立場なら、こんなWに騙されてはいけない。
…というわけで、俺はをポンさせられて、南家にゴットーをツモられた。
【南3局】
東家 |
全員が字牌を切ってない状況。
東家→タンピン形でない。チャンタ形というよりも、一色手が本命、対抗が対子手。
南家→まだわからないが、タンピン形でない可能性がある。
西家→まだわからないが、端牌から切っているのでチャンタでも一色でもなさそう。
北家→タンピン形ではないだろう。一色が本命、対抗が対子手、穴がチャンタ。
こんな捨て牌になっている状況。
とくに親の捨て牌は大物手を予感させて役牌は切りにくいと誰もが思うところ。
昇り調子の親の手は3巡目でこうなっていた。
こんなとき、親の立場からしたらはむしろ出が遅いほうがいい。
手は入っているが、まだを仕掛けるにはカタチが不十分。
有効牌を手牌が整ってから出たほうがいい。
こんな親にはむしろとっとと面前を崩してもらったほうが対処しやすいので、
例えば、大物手が見え見えだとしても子方は、手格好次第でを手放す。
ギリギリまでを絞った南家の手牌。
リーチのみの手だが、一応両面待ちでテンパイ。
を切ってリーチ。
これを、有効牌を引き入れた後の親にポンされる。
この手はリーチのみ、ここまで来たら、むしろはもう切らないほうが良かった。
結局ポンテンの親に押し切られた。
役牌の切り時はタイミングが悪いと最悪の結果が待っている。