男の麻雀ポリシー > 【143】☆『男の4枚愚形・01 「2468形」 【偶数3嵌形】 』〜ヘッド化と1嵌張残し・28の早切りが基本

【143】☆『男の4枚愚形・01 「2468形」 【偶数3嵌形】 』〜ヘッド化と1嵌張残し・28の早切りが基本

『男の4枚愚形・01 「2468形」 【偶数3嵌形】 』
 ・男の4枚愚形『2468』形は「受け」の意識から入る。
 ・この4枚で何が残すのが好形に近づくかを考える。
 ・「ヘッド化と1嵌張残し」
 ・5受けのみ残す28の早切りが基本。
 ・三色とドラ受け優先の場合は例外。
愚形パターン
名称 捌き
2468形 切り 3枚愚形
切り 1枚愚形+
2枚愚形
切り 1枚愚形+
2枚愚形
切り 3枚愚形

男の愚形の中でもワーストに近い3嵌張の愚形。
偶数牌の4枚構成でメンツを作りには奇数牌3種しか受入れがない。
しかも受入れがキーになる心牌&尖牌で苦しい。

だから逆に、最初からこの形からの2メンツ計算は放棄してしまえば良い。
他の色で4メンツ構成を組み立てるのが一番だが、
足りない場合は、ここで1対子か、うまく行って1メンツを構成ことに主眼を置く。

フリテンが出来やすいがそれは覚悟の上。フリテンはフリテンのまま残せばよい。

『2468形』で利用価値の高い部分は以下の二つだけ。
それ以外はゴミなので早めに燃えないゴミと一緒に捨てる。

牌効率・裏目などは無視して捌く。

の嵌張 受けを意識すれば、赤を引いても困らないように、
の嵌張を固定して考える。
orの単騎・シャボ この2枚のシャボ・単騎を最終的な目標にするが、
単騎・シャボと形が限定されているのでより使いにくい。

待ちが尖牌になるの嵌張受けは最初から作らない。

■ 男の4枚愚形『2468』形の捌き方

【基本形】 赤ルール・手役絡みなしの場合
を早切りして形で残す。
【三色形】 三色が絡む場合
形+(234三色) を早切りして形で残す。
【ドラ受け形】 ドラ嵌張がある場合
形 (ドラが3) を早切りして形で残す。
【ドラ重ね形】 4枚形にドラが含まれる場合
形 (ドラが2) を早切りして形で残す。
【赤見え形】 赤が場に見えている場合
を早切りして形で残す。

いずれにしろ両嵌形は無視して「いい待ち」作りに行く。

≫ページ先頭へ

■ 【基本形】 赤ルール・手役絡みなしの場合

【基本形】 赤ルール・手役絡みなしの場合

を早切りして形で残す。

の早切りをカン待ちの布石に利用。

4枚形から1メンツしか期待しないなら、どうせ2枚切る、ならば尖牌より心牌で待つ。
赤麻雀なら尚更、赤5をつかまされても助かるように必要牌にしておけば良い。
赤麻雀なら46はキー牌なので河にはなるべく切らないためにも46を残す。
だからカン5受けをなるべく早い段階で作る。

≫ページ先頭へ

■ 【赤見え形】 赤が場に見えている場合

早い段階で、赤が見えている場合、例えば、

 チー

 ポン

などの仕掛けが入っている場合

カンにする意味があまりないので、を生かす手順に変更する。

を早切りして形で残す。

両方のシャボ・単騎待ちへの布石のためにを早めに切っておく。
序盤でを切っておけば、シャボになったときにその跨ぎ筋が出アガリの狙い目になる。
また、受けを意識すると、よりものほうが安全度が高い。

裏目を引いてもフリテンで残す。

いずれにしろ両嵌形は無視して「いい待ち」作りに行く。

≫ページ先頭へ

■ 【三色形】 三色が絡む場合

234三色なら24形決め打ち、678三色なら68形を決め打ちする。

形+(234三色) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。
形+(678三色) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。

いずれにしろ両嵌形は無視して「いい待ち」作りに行く。

≫ページ先頭へ

■ 【三色形】 三色が絡む場合の捌き・1

モンド王座2#05 東1
何を切るか?
を切る。

が重いので、面子として見込むのは1面子。
もしくはヘッドレスなので、ヘッド作り要員。

なので678の三色か、ヘッド候補。
だから、もっとも不要なのはだ。

は対子になればヘッド、ドラの受けとして使う。
何を切るか?
ここはを切る。

が愚形だから、三色は見切って

ドラの受け入れのあるのくっ付きのピンフ、

あるいはの縦のくっ付きを見る。

切りはやり過ぎ。
本来なら次巡、ツモで以下の一向聴。

 ドラ

ここからツモで以下のピンフリーチだったな・・・・

 ドラ
をツモってたな・・・
それでもなんとか三色の聴牌を入れ追っかけたが、

リーチ一発のツモでドラを掴まされ、ジ・エンド。

親リーの腐れシャボに捕まる。
≫ページ先頭へ

■ 【ドラ受け形】 ドラ嵌張がある場合

・ドラ表示牌受けは真っ先に避ける。
・裏目を引いてもフリテンで残す。

形 (ドラが3) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。
形 (ドラが5) を早切りしての形で残す。
の早切りをカン待ちの布石に利用。
形 (ドラが7) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。

いずれにしろ両嵌形は無視して「いい待ち」作りに行く。

≫ページ先頭へ

■ 【ドラ重ね形】 4枚形にドラが含まれる場合

・ドラ絡む場合はドラをトイツのするのが第一目標。ドラ面子を作るのが第二目標。
・ドラ表示牌受けは真っ先に避ける。
・裏目を引いてもフリテンで残す。

形 (ドラが2) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。
もちろんドラを重ねるのがベスト。
形 (ドラが4) を早切りしての形で残す。
の早切りをカン待ちの布石に利用。
もちろんドラを重ねるのがベスト。
形 (ドラが6) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。
もちろんドラを重ねるのがベスト。
形 (ドラが8) を早切りしての形で残す。
カン待ちの布石にすると同時に、
はシャボ・単騎受け用に残す。早切りを2度生かす。
もちろんドラを重ねるのがベスト。
ドラ表示牌受けなのはドラを使い切るためには仕方ない。

いずれにしろ両嵌形は無視して「いい待ち」作りに行く。

≫ページ先頭へ

■ 「2468形」の捌き例1・成功例

迷いの元である、形。
いつまでも抱えていると手牌のガンになる。

他でメンツ計算が成り立つ場合は
フリテンを気にせずに愚形を捌いていくのがこの形の対処法の基本。
ソーズが厚いカタチなので、こんなんさっさと、カンに決めてしまって、
埋まらなきゃ嫌って他色でメンツ作るつもりで手を進める。

でもどちらかというと三色を考えて切りが先だったな。
もさっさと処分。
カンでもツモっていたが、それは結果。
と切ってで待つ意志のほうが大事。
≫ページ先頭へ

■ 「2468形」の捌き例2・失敗例

がガンになっている形。

ソーズで2面子組むとなるとかなり重い。

これはヘッド化するか、
マンズかピンズにもう1面子求めたほうがいい。
ここではドラがなのでで1面子作る。

【ドラ重ね形】 4枚形にドラが含まれる場合
形 (ドラが2) を早切りして形で残す。

だからここはを早切りして形で残す。
それよか、その前にでもいい。

をツモってと、せっかくマンズを2面子に延ばす拠点ができたのに、
なんとなんかを残してを切ってしまう。。。

愚形のソーズよりマンズの厚めのカタチを生かすところだったのに。

次巡にをツモって、本来なら形になっていた。

本来なら下の形。これなら面前で満貫ハネマンまで見込めた。

 ドラ

は結局ツモ切るハメに。もったいない。

をチーしてカンが出たものの、2600どまり。
面前なら満貫まで見えたのに。
≫ページ先頭へ

■ 場に5が2枚切れの「2468形」で切る牌

場にが2枚切れているが、何を切る?

たとえが場に2枚切れでもを切って形に受ける。

目に見える薄さよりも目に見えない薄さの方が怖い。
は尖牌で誰もが残すところ。
実際このときは全て使われていた。

よりもの方が受けるにも攻めるにも融通がきく形だ。

をツモってフリテンに受け替える。
を先に引けばフリテンにはならないし、

仮に待ちになってしまっても構わずリーチに行く構えだ。

この局は結局も引けずに終わったが

この構えには意味がある。
≫ページ先頭へ

■ 場況に合わせた「2468形」の捌き

ここから何を切るか?
通常ならを切るのだが、
ここは場的に受けが良さそうだったのでを切った。
それに、と持っておけば親の受けに使える。

すでに索子部分でメンツを作る気はあまりない。

筒子の厚い形を生かすほうが良い。
がいいという読みは確かだったが、はカラ。
いずれにしても索子の形は全く使い物にならない。
≫ページ先頭へ