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【138】『男のゼンツ・オリ基準・02 ポンカスでも薄くてもピヨらない』

場に薄い待ちの聴牌になるとピヨりがちだが、
それは見た目に翻弄されているに過ぎない。目の錯覚だ。

『男のゼンツ・オリ基準・02 ポンカスでも薄くてもピヨらない』

たとえばの形、手牌構成がシュンツ形ならば、
が場に3枚切れでも基本両面で押すのが正攻法

捨て牌に多く出ているということは、他家にそれだけ不要だということ。
暗刻で持たれているよりよっぽどマシだ。
このように積極的に考える。
手牌オープンして観戦してるとわかるが、
実際の見た目好形の両面聴牌でも蓋を開けてみれば
待ちが山に2枚しかないとか、1枚残りとかそんなんばっかだ。

■ シュンツ構成のテンパイは基本両面に受ける

以下、失敗例。

親リーが入っている。対面がトビ寸前。
2着の親と12000点差。マンツモで捲くって親を迎えられる。

をポンしてテンパイ。
が場に3枚切れなので、つい切ってシャボに受けてしまった。
シャボにしても、を切っているので引いたらフリテン。
両面テンパイ復活にはを引くしかないが、
もし引けたとしても、危険なドラ跨ぎのを切らなければ両面にならない。
結果、次巡にすぐ裏目のを引いてしまった。
の切れの方に目を奪われて、でのアガリを見落としている。
リーチなら間違いなく、待ちにするのに。
ポジティブに考えれば、他にほぼ不要な待ちは絶テン。
しかもは残り1枚といえど、リーチの現物だ。

なぜかこのときはマイナス思考に陥ってしまった。

「しまった!」と思ったが、もう遅い。
麻雀はだいたい1巡の後先で決まるもの。
リー棒が出ていたのでマンツモ(実際は7800)なら、
オレが28400点、リーチ不発の親は27700点で
捲くって最後の親番を迎えられたはずが。。。

この後先で、対面がダイブしてラストとなってしまった。
じつに悔やまれる一戦だった。
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■ 場に薄い端牌受けの両面塔子は残す

場に切れている端寄り受けになってるとき、
逆に言えば他が使えないから、残っているということ。
34567を暗刻にされているよりもいい受けと考えることもできる。

場にが3枚切れだったので、
ツモでのドラ受け両面変化とのくっつきを見越して切り。
しかしちょっと見切りが早かった。

中張牌が3枚切れならテンパイを組み変えるのがいいだろうが、
端牌のなのでむしろ狙い目。がダメでもがある。
結局をツモって、ピンフを捨てたカン待ちのままリーチ。
このテンパイを取るくらいなら、を浮かせたくっつき一向聴のほうがマシだろう。
親の足止めリーチとはいえ、本来なら待ちのところ。
ピンフの+1翻を捨てて、さらに待ちを狭めて待ちはのみのリーチ。

これはいいリーチとは言えないだろ。気持にグラつきが見える。
南家に最後のを通され、アツさ爆発。
裏1で12000の手だったのに。

結局、北家のクソ手で蹴られてしまった。
こちらも場には見えてないが薄い待ち。ラスをツモられだ。

テンパイしていたのは二人で、どっちも待ちは薄かったのだが、
親がアガリを逃して2番手にアガリ番が移行した瞬間だった。

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■ 早いタンヤオ・3フーロに対し、ポンカス待ちになったとき

【東2局8巡目南家】

たとえば、ドラ2枚を晒して対面が早めに仕掛けているとする。
ツモ切りを繰り返してテンパイ気配はビンビン。

 

そのときのこちらの手牌はこんな感じ。

 ツモドラ

ドラ含みタンヤオ聴牌にどう対処するか。

が先に入ればよかったが、はポンカス待ちになる。
テンパイを取るには暗刻筋のを切らなければならない。
しかし、ドラ1枚あれば十分な勝負手。
ここはを切ってリーチが正攻法。

待ちはだけではない。でもあがれる。
仮に相手マンガンテンパイでも、4センチなら受けがきかない。
ならばリーチをかけて勝負に行け、だ。

首尾よくツモって裏が乗れば、OK。
それに、4センチが掴めばアツがること間違いない。心理的効果もある。

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■ 28受けも同様

後引きのに感触を感じていたのに、
場に1枚切れた引きに惑わされてつい内に寄せてしまった。
が3枚見えてて、は使いにくいところ。ここはを切っとけばよかった。
を引いたらと入れ替えればよい。
結局を引いてしまう。
ピンフ形の一盃口のロス。
1面子へくったが、それでも一発ツモ。
うーん、ツイてる。。。
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■ ぱっと見薄い69待ち・1

オーラスアガリトップの状況。はションパイで、
場にが4枚切れ。何を切るか?

ここはを切って両面を固定する。が場に4枚見えていてもだ。

残り4枚あれば十分。薄く見えるのは目の錯覚だ。

端かかりの待ちは薄く見えるが、
使ってない場合が多く、山には生きていることが多い。

何を血迷ったか、を切ってしまう。
対子に手をかけたくなかった心理から焦って来ってしまった。

これではポンテンも取れない。
嘲笑うかのようなツモ。

そしてすぐにが出た。。。を切っていれば本来は下記聴牌だった。

 ロン ドラ

アガリを逃したショックで、ポンする選択があるのを忘れていた。

 

この聴牌でもいいかも。

結局親を含めて2件からリーチが入り、回らざるを得ない状況になった。

結果、流局。

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■ ぱっと見薄い69待ち・2

場にが4枚切れをみての塔子選択だが・・・

ここは使われてる可能性の高い受けを残すよりも、
少なくとも2人は不要な受けのほうを残すべきだ。
を引いてきてドラ単騎聴牌をのがした。
アホ!
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