男の麻雀ポリシー > 【136】 『男の捨牌読み・06 両面落としの読み』〜安牌が出てきたらテンパイか完全一向聴

【136】 『男の捨牌読み・06 両面落としの読み』〜安牌が出てきたらテンパイか完全一向聴

 ・両面塔子を手出ししてきたら、ツモ切り後の手出し牌をよく見ておく。

 1.アンパイ手出しはテンパイか完全一向聴。
 2.アンパイ以外の手出し牌は手牌構成に関わる牌。

一色手などの手役が絡む場合はもちろんこの限りではない。

■ 両面外し→手出しアンパイ=テンパイか完全一向聴


はツモ切り。は場に3枚目)

両面を嫌った後、3巡のツモ切り。
そして3枚目のの手出し。しかも自分で5巡目で切っている
テンパイか、あるいは完全一向聴形。
テンパイでダマにしているのは、待ちが悪いか、点数が高いからだ。
想定される形はたとえば下記のような形。

A テンパイ  ドラ
B テンパイ  ドラ
C 完全一向聴  ドラ
D 別のアンパイ
との入替え
 ドラ

当然テンパイABも警戒しなければならない。
手役が絡まない限り両面受け濃厚で受けよりもいい受けになっているはず。
が両面塔子なのでくっつきテンパイはない。

≫ページ先頭へ

■ 両面外しは最低一向聴

モンド王座1#07 東1
捨て牌が変則気味だが、親が両面塔子を落としてきたので
他家は警戒しなければならない。

実際親は役なしだが聴牌だ。




メンツが足りていないときにわざわざ両面塔子を落としてきたりしない。

 ←聴牌形
こちらは南家の手牌。
こちらも両面塔子を嫌っているので嫌った段階で聴牌か一向聴だろう。




リャンメンを手出しの段階で警戒するべきで、実際は下記の一向聴だった。

 ←この完全一向聴
両面手出しが4巡続いてのツモ切りリーチ。




両面を嫌ってのリーチだから不気味ではある。
こちらは南家の手牌。
ドラのをツモってを手出し。




この手出しは、両面塔子手出しのあとの手出し牌だから、
手牌と関連があるはず。

 ←聴牌
≫ページ先頭へ

■ 両面外し→手出しアンパイ→手出し中張牌=跨ぎは超危険


はツモ切り。は場に3枚目)

アンパイの後にたとえばとか出てきたら、たとえば以下の形なら、

 ドラ

の完全一向聴形にのどちらかを引いてダマといことが考えられる。
いずれにせよよりもいい両面に違いない。ここを警戒する。
跨ぎはわかりやすい危険牌の一つ。
嵌張を引いての切りもありうる。
ピンズが入り目なら、よりもいい待ちを警戒。
いずれにしろ切りによっての筋は超危険筋として浮かび上がる。

もうひとつの可能性は聴牌から出来面子のカラ切り。

 ツモドラ

からのを入れ替えての手出し。
ピンズのを警戒させて、待ちは別のところ、という厄介な手出しだ。

これは捨て牌の前後関係がおかしければカラ切りとわかるが、
上記のようなピンズを1枚しか切っていない捨て牌では判断できない。
逆に考えれば、自分がこの手牌からを手出しするときは使える小技、ってことになる。

多少なりとも読みを暈すことができる。

≫ページ先頭へ

■ 両面外し→手出し数牌=その色の周辺牌を100%持っている

下記画像、南家がをポンしてを切ってきたところ。

の手出しに注目。場に安い受けを嫌うに値する理由があるはず。

これからわかることは、

@ 聴牌か一向聴。このあとアンパイが出てくれば聴牌濃厚。
A よりもいい待ちか必要な受けがある。
B の次に出てくる牌が数牌なら、その色の周辺牌を100%持っている。

なので、聴牌を警戒すると同時に次の手出し牌に超注目。

手の内からが出てきた。もうこれで聴牌だろう。
ここでわかるのが、両面手出し後の手出しだからくっ付き聴牌の可能性は100%ない。
を持っている可能性がかなり高い。
入り目にもよるが、を跨ぐ待ちが特に危険。
(注:もちろん、出来面子からのカラ切りの可能性もある。)

実際はツモの聴牌だった。
待ちは別の色だったが、やはりの関連牌があった。
は頭を兼ねる複合形。
はドラ受けで必然的に最後まで残った形。
どちらもよりも必要な形だった。


因みに点数が安いのでたいして警戒する価値はないが、
たとえばドラがなら、必ず役に立つだろう。

≫ページ先頭へ