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【084】★『聴牌センス・07 聴牌加速打法』〜くっつきの広さ優先が基本

 「くっつきの広さ優先が基本」

 ・聴牌加速重視とは聴牌加速打法とも換言できる
 ・つまり待ちの良し悪しよりも、聴牌すること自体に比重を置く場合
 ・好形聴牌を目指し連続形を作る打ち方を相反するところがある


【連続形重視と聴牌加速重視の違い】

聴牌加速重視 ・聴牌スピード重視
・ロンアガリ主体
連続形重視 ・好形聴牌重視
・ツモアガリ主体

ではどうのような場合に、聴牌チャンスを重視するか?

【聴牌加速重視する場合】

 1)親で押え込みたい・スピードを重視したい場合
 2)局終盤で形式聴牌を狙いたい場合

ではこの場合どのように打ったらよいか。

【聴牌加速重視の打ち方】

1)連続形を犠牲にして、くっつきの広さを優先する。
2)裏目のフォローが効く選択をする。
3)キメ打ちをしない。
4)三色均等に集める。

まあ、こんなとこだろう。

手牌構成 聴牌重視 好形重視 打点重視

と嫌う と嫌う と嫌う
と嫌う と嫌う と嫌う
と嫌う と嫌う と嫌う
と嫌う と嫌う と嫌う

■ 3種の嵌張の払い順

 ドラ

チートイも考慮して対子落としはしないとすると、
のどの順番で嫌うか?

嫌うのはの順番。

切るとが裏目だが、で面子として使えるので、痛恨の裏目にならない。
をツモると好形になるが、聴牌チャンス重視なら好形は求めない。
切るとが裏目だが、があるので、なんとかのカンの形は残せる。
こちらもをツモの好形は求めない。
を切るとが裏目だが、これはモロ裏目。も切ることになる。
捨て牌にと並べることになる。
面子カブリは弱い河になるので敵に塩を送るようなもの。

聴牌重視の場合は、とにかく広く均等になるように受ける。

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■ 同型の完成塔子・未完成塔子の比較

 ドラ

はドラだから切らないとして、
のどちらをトイツ落としするか?

切りがいい。

マンズは5枚持ち、ソーズは4枚持ち、
三色均等に集めるの原則から、ここはマンズをほぐしていく。
マンズで手牌にないのは
ソーズで手牌にないのは

受入れ種類の多いソーズの方を残す。

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■ 微差の2着目の終盤戦は聴牌競争

受入れの広さのみが欲しい微差の2着目。
ラスが300点なので、この局は5800あがらんとトップになれない。
しかもあがらないとダメで、流局では全員ノーテンでないとダメ。

結構キツイ。

そう思って筋のダブっているを嫌ったのだが
嫌った途端、唯一の裏目引き。。。

結局引けない。
流局して誰か一人でも聴牌だと、
上家が飛ぶのでチーテンとるわけにもいかない。
ドラのもわざとツモ切って、ブラフをかましたが、
無念の下家一人聴牌で流局。
ラス目はノーテンでとんだ。。。

…とゆーか、ラス目、残り300点のラス目なんだから、チーして聴牌とれよ!
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■ ドラ暗刻でスピード不足の手牌

配牌ドラ暗刻の下記手牌から何を切るか?
ドラ暗刻なので十分な打点がある。
ツモアガリはいらないので、ここは確実なアガリが欲しい局面。

ならば聴牌チャンス重視の方針で攻めるのが良い選択。

ドラ暗刻のは勿論切らないが、
自風のの両面、
も頭と辺張受けがあるので残すとする。

ではくっつきの種類を比較

ここで欲しいのは連続形よりも両面テンパイまでのスピード。
このうちの受け入れとダブっているので、イランやろ。
を引いたところで2度受けになるし、
を切ってを引いても裏目にならない。

第一、ドラ暗刻もの対子もほぼ固定。
タンヤオにするにしてもを対子で持つことになる。
手牌もツモもゴツゴツしてるので連続形は構成しにくそう。

結局、を切ってしまったわけだが、この選択はよくなかった。
と引き、1メンツ河に並んだ。 あーあ。
しかし結果オーライ。が槓子になり、ダマ倍になり、首尾よく上がれた。
もうちょいうまく打っていれば、リーヅモ三暗刻ドラ8の3倍満だった。
(裏が乗れば役満まであった)
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■ 3種対称形嵌張の払い・例

24の嵌張形がマンピンソー全部対称形。
南家でタンヤオのドラ暗刻、仕掛けを視野に入れている。

方針としては、手広さよりも連続形を重視して好形聴牌を目指した。

優劣は

に発展する可能性がある。
に発展する可能性がある
までしか発展がない

以上のように考えて、ここは連続形重視で打ったが、
ドラ3でラス目なら聴牌チャンス重視のほうが良かった。
上記のような思考は状態の悪くないときの面前好形聴牌重視の打法。
ここは切りで何がきても裏目にならないようにする。

結局仕掛けていくことに。
ここで上家の親からが出た。これをチー。ならチーしない。
このあとを引いてポンチー自在の形になった。(下記)

 

二度受けのをチーしてでロン。
結局、痛恨の裏目カンを引いてしまった。
しかし、結果的にはあがれた。

まあトップ目を蹴る南家の仕掛けだったので、悪くはなかった。
仕掛けて結局巧くいった。

なんとも歯切れの悪いマンガン。
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■ 親の場合

東発の親番。

を残しているのは超目いっぱいの構え。

ツモも視野に入れていた。

ここにツモだが、どうするか?
あくまで好形重視ならば、を切る。
最高形を目指すならば引きで5面待ちになる外しでもいい。
しかしここは親番、聴牌重視なら切りが正しい。
これならの縦のツモが犠牲にならない。

有効牌 備考
切り の縦ツモに対応可。
切り ツモは5面待ち
切り ツモは愚形聴牌
結局はを引いて聴牌はした。

も引くわけだが、手順が悪い。
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