男の麻雀ポリシー > 【082】 『冬の時代・04 【極端な好調者がいる】 』→1局捨て、不調者のツモをトスする亜空間鳴きをカマす

【082】 『冬の時代・04 【極端な好調者がいる】 』→1局捨て、不調者のツモをトスする亜空間鳴きをカマす

『冬の時代・04 勝負伝説的亜空間』
 ・1発食いを入れて1局捨てる
 ・短期戦限定でやる戦略に亜空間鳴きがある
 ・亜空間は奇手だが、短期決戦で八方塞りの状況をすぐに脱出したい場合には効果がある
★使用上の注意
 ・亜空間をやる場合の注意点
 ・1度鳴くのはいいが、受けを考えて鳴く、ということ
 ・そもそも、ツモ筋を変えることが目的。アガリが目的ではない
 ・南家以外の亜空間はアガリに向かわない鳴き

 ・2回鳴けばツモ筋が戻ってしまったり、他家も仕掛ける可能性がある以上、慎重に立ち回る必要がある
 ・裸まで鳴いて逃げられない状況を作っては意味がない
 ・それと、アガリに向かう鳴きによって新たな好調者を作ってしまうリスクがある
【亜空間をやっていいパターン】
@ 南家は親のツモ番を減らすことが出きるので、基本的にあがりに向かう亜空間をやっていい。
A 一人バカヅキのときは、バカヅキの者からのツモを食い取る鳴きはやっていい。
B ツモをずらしていい方角を意識して鳴く。
【亜空間禁じ手】
@ 南家以外はアガリに向かう亜空間は極力控える。食いを入れるのは1回だけ。
A 好調者のツモ筋を増やす亜空間はやらない。
B 北家の亜空間は最小限にとどめるべき。

とくに短期決戦では、亜空間的な鳴きをするのもアリ。

すぐに結果が出るとは限らないが、
そう努力して次につながる勝負をすることが不調脱出のきっかけになる。

■ 親の勝負気配を感じたとき

前局あがった親の手が早そうなところ、南家からリーチが入った。

上家からが撃たれたこの場面でどうするか。
親が無筋のをアッサリツモ切ったのでこれはやばいだろ、と

出来メンツチーをした。

親の追っかけリーチがいつ入ってもおかしくないからだ。

ここで親マン一発決められたら捲くられてしまうので窮余の策。
もちろんアガリに向かう鳴きではない。

ツモをずらすための鳴きだった。

結果上家がリーチのロン牌を掴んでジ・エンド。

親はすでにカンで聴牌だった。

俺の亜空間チーで、が流れて親の両面聴牌のリーチをも阻止した。
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■ 偏りを調整する亜空間

以下のサンプルで、ツキの流れを開局からみていく。

東1局に上記手牌から、Cがハネマンを一発ツモ。
見ての通り配牌が一番いいのがC。

ここからCが吹き始めた。

東場のツキの流れは、Cが好調。Dがダントツの不調だった。
調子がだいたい点棒と比例している状態。 

好調 C ≫ 通常 A・B ≫ D 不調

ってな感じだ。そんな感じで南入。

【南1局1本場】
ここで、俺Aにが暗刻の配牌がきた。
なんとかこの手牌を生かして流れを変えられないか?と思っていた。

【自分Aから見て、好調Cの流れを変える方法】
優先順位 目的
不調Dのツモを好調Cにトスする
好調Dのツモを食いとる
好調Cのツモを不調Dにトスする

出来れば、1番の鳴き・鳴かせをやりたい。
もっともいいのは不調Dにポンさせること。次にいいのがBからポンすること。

Bから鳴けば、不調Dのツモを好調Cにトスできる。
ここで、下家Bから絶妙のが出た。

これを通常ならありえないのだが、亜空間を使いを大ミンカンした。
そしたらリンシャンからをツモってきた上に、カンドラが2枚のった。

これで、好調Cのツモは不調Dのツモになった。
結果、字牌の山を掘り当てうまくホンイツに渡れ、テンパイ1番乗り。
リーチが2件入ったが、流れは一瞬にして変わった。
アガリ牌は俺のが一番だろうとツッパって、デバサイのハネマンをモノにした。

Cの好調は完全にストップして、トップをモノにすることに成功した。
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■ 流れを引き戻す亜空間

北家の仕掛け、を鳴いたあとにと次々に欲しいところが鳴けて、絶好の仕掛け。
鳴いたことによって、流れは北家に持っていかれそうな雰囲気があった。
通常のクソ仕掛けなら無視していいところだが、じっとしていてもテンパイしそうにない。
そこで北家がツモ切った4枚目のをカンしてみる。
実際は面前を崩さずに、じっとしてて、北家にドラの単騎をツモられた。
をカンしたら北家のアガリを潰すことができたはずだ。
もしかしたら、嶺上からを引いて単騎であがっていたかもしらん。

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■ 早い段階で一発食いを入れて1局捨てる

東1局は対面の放った牌で上家にポンが入り、
これしかないっていうバックのロン牌をつかまされた。
東2局は対面が29をあがって連荘。
このとき俺は九蓮宝燈2向聴だった。
その1本場、対面のチーで1メンツへくりのを掴まされて対面に放銃。
対面の動きは完全に俺にとって確実にマイナスになっている。
つまり、対面と負の因果関係にある状態だ。

下家も振り込みに廻ったので下降線だろう。
これは次の2本場はヤバイなーと思っていたところ、
俺には左のようなボロボロの手が来た。

対面はタンピン風の捨て牌。
これは絶対に間に合わないな、と思っていたところ、
ポンできるが上家から降りてきた。

ここで一発食いを入れとくか。これが亜空間。
この局アガる気はさらさらない。1局捨てだ。

ホントなら対面か、下家からポンするのがベスト。
赤矢印か、青矢印の方角がいい。

下家からだと、
方角としてはイマイチだが、早めにずらさないと
対面にサクサクツモが入るだろうからヤバそう。
1回だけずらしておこうと思った。
ポンしたときの対面の手牌は上記の2向聴。やはり早い。

をポンして、一応よもやの清老頭を意識しているが、
ドラがなので自然に純チャンにでも伸びればアガリに行くが、

これ以上は動かないつもり。
結局この局は下家のアガリとなった。
次の局は対面の動きにより、俺のツモアガリとなった。
その次の親番も対面の動きにより、ドラのが対子になり、
下家のチーで6000オールを流されたものので12000のアガリ。
ここで対面とは正の因果関係になったことを確証。

流れは変わった。
この半荘は12000が決め手となってトップをとることが出来た。

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■ 好調者も流れに棹差す鳴き

ラス前に、2局連続アガリの好調の対面からまたまたリーチ。
これをあがられたら勝負をキメられてしまう。

そこにラス目から追っかけリーチ。
自分は勝負になる手牌ではない。

どう対応すればよいか?
上家からが出た。
これを出来メンツからチーする。

好調対面が勝つ流れを歪めなければならない。
満貫以上あがられたらオーラス1局では逆転が難しくなる。

また、自分が好調時もこういう鳴きを入れてくるメンツがいるかどうか
注意が必要だ。特に南場は一発邪魔鳴きでアガリを潰されたら
復活が間に合わなくなる。
自然な流れならば、トップ目の対面の勝ちだろう。
それを歪めて対面のリーチを潰し、
下降線のラス目の当たり牌を掴ませることに成功した。

ただし、これはあくまで裏技だ。
手段を選ばずに勝ちたいとき用としておこう。
他人の恨みを買うような動きはなるべくすべきではない。
長い目でみたら損だ。
それに、もし裏目に出たときの反動が怖い。
四暗刻でもツモられたら100年の悔いが残る。
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