男の麻雀ポリシー > 【070】★『副露センス・04 急所スタートの法則』〜仕掛けは急所からスタートする

【070】★『副露センス・04 急所スタートの法則』〜仕掛けは急所からスタートする

基本は「急所から鳴く」ということ。
急所とは手役との絡みが多い。

【男の仕掛けの注意点】

1)手牌を重くしているネックから捌く
どこが一番のネックか。
急所が待ちになると苦しいテンパイで押すことになる。これは避けたい。
ということで、ムリに仕掛けることはないが、もし仕掛けるなら急所からだ。
例外は亜空間の鳴きだけ。

2)仕掛けた後の残りの手牌も、どこから仕掛けるかを考慮
そして1回目の仕掛けてからも、鳴ける牌を全て鳴けばいいというわけではない。
とくに下家にあがられると困る場合は、必要最小限にとどめる。

3)手の内を晒す仕掛け方はしない
特に役牌バックの仕掛けには一工夫したほうが鳴きやすい。

4)下家に降ろしたくない塔子は、ポンチーして面子を確定させる
特に仕掛けた親上家の場合、ドラ周辺は極力切らない。

5)手牌を短くする仕掛けにはリスクが伴うのでそれなりに勝負になる手に構える
場合にもよるが、ドラも役の複合もない1000点・2000点の仕掛けならしないほうがマシ。
1000点・2000点は捌きのみに使う。
ただしスピードのみが要求される場面は例外。

手役別基準

タンヤオ ドラソバの孤立嵌張から鳴く。
三色 孤立塔子から鳴く。複合塔子からは仕掛けない。
ホンイツ 辺張から鳴く。急所がある場合は字牌からは仕掛けない。
チャンタ 孤立塔子から鳴く。複合塔子からは仕掛けない。
W風牌 マークの集中する連風牌からは仕掛けは控える。
役牌 バック、暗刻の場合は手の内を晒す仕掛け方はしないは控える。
トイトイ 尖心牌から鳴く。端牌・字牌からないて尖心牌が残る仕掛けはしない。

仕掛けるタイミングについて

手牌の伸びがビタッと止まった状態が続き、ツモ切りの連続。他家は手出し多い。
こんなときは仕掛けてみる。仕掛けた結果、手牌が動くようになったときは成功の証。

■ タンヤオの急所

【東ラス東家7巡目】

 ドラ

上家からが出たらチーするか?

もう中盤、連荘したい親、ドラ表示牌のはタンヤオの急所なので
鳴いても良い。
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■ 三色の急所

【東3局北家6巡目】

 ドラ

上家からが出たらチーするか?
またはチーするか?はチーするか?

は3色にもドラドラにも急所なので即チー。
ただし、の形であれば複合塔子になり、
急所にはならないのでチーはしない。

部分が複合塔子なので急所ではない。
ここはチーしてはいけない。
を引けば急所にはならないのでもちろんチーしない。

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■ ホンイツの急所

【オーラス南家6巡目】

 ドラ

が出たが、仕掛けるか?

からはポンしない。
急所であるから仕掛ける。
から仕掛けると急所の受けが残って苦しくなる。

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■ チャンタの急所

【東2局西家5巡目】

 ドラ

上家からが出たらチーするか?
が出たらポンするか?

この手牌の急所であるが出たら即チー。は1枚目は見送る。

をチーした後も、は1枚目は見送って、
が埋まるのを待ち2枚目でポンする。

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■ W風の急所

【東3局東家5巡目】

 ドラ
が出たら仕掛けるか?
が出たら仕掛けるか?
が出たら仕掛けるか?
が出たら仕掛けるか?

→仕掛けない
→仕掛けない
→急所なので仕掛ける
→2枚目出ない可能性の高いドラなので仕掛ける

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■ トイトイの急所

【南1局西家6巡目】

 ドラ

字牌はが1枚切れ。
が出たらチーするか?
が出たらポンするか?
が出たらポンするか?
が出たらポンするか?

→チーしない。はドラだが、2000点のチーでは破壊力不足。むしろの塔子は見切る。
→急所でないのでポンしない。
→急所なのでポンする。
→急所を河にあぶり出すポンなのでポンする。

理想形はを重ねての小四喜だが、
そこまでは出来すぎとして、1枚切れのを重ねて
ホンイツトイトイまで見たい。

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■ 出るポン・見るチーはしない

この手牌は1向聴だが、スピード重視するならのポンから入るのが自然。
と切っているのが、フリテン3面受けなら残してリーチツモに賭ける予定。
をポンして手広い一向聴に変化。

はツモ切りで聴牌トラズ。もチーしないでスルー。

【男の仕掛けの注意点】

2)仕掛けた後の残りの手牌も、どこから仕掛けるかを考慮

鳴くのはのみ。
ドラがなので、もスルーするかは状況によるが、ここはチーしている。

を上家の親が晒してるので、に受け、ツモあがり。
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