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【034】 『好形作り・04 厚形寄せ』〜厚い形の色を残す

 ・好形を残すためには、分厚い連続形に近いほうを残す。
★使用上の注意
 ・聴牌重視のときは、より平たい形のほうをを残す。

■ 基本



何を切るか?

切り

ツモ の両面待ちに変化
ツモ の変則3面張に変化

好形を残すなら落とし。
ただし、のが、枚数が少ない。裏目のロスは受入れの広さを優先するなら切り。

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■ 3種の嵌張の払い順

 ドラ

チートイも考慮して対子落としはしないとすると、
のどの順番で嫌うか?

嫌うのはの順番。

が暗刻になった場合、の好形3面受けが残せる。
が暗刻になった場合、の変則2面受けが残る。
が暗刻になった場合、と、暗刻筋のが浮いたら危険な形。
だからを最後まで残す。


どの嵌張も裏目がこわいところ。
切れば、裏目の引いてもメンツになるというのは
よほど状態の悪いときで平たく構えたいときか、
流局間際の聴牌チャンス重視の打法。
そうではなく、ここはその逆が正解。

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■ 同型の完成塔子・未完成塔子の比較

 ドラ

はドラだから切らないとして、
のどちらをトイツ落としするか?

切りがいい。

、同じに見えてかなり違う。

ツモ
ツモ

受けができる分、切りがいい。厚い色を残すのが原則。

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■ 連続形の色を残す

南入して、ダントツのトップ目。

この打ち手はを1鳴きして、ドラのもさっさと見切り、
あとは局消化という考えからか、親を捌きにいった。
4巡目、待ちどちらに取るかの選択。
打ち手はを切って待ちを選択した。

ソーズのほうが厚い形。を引けば以下の3面待ちになる。


もうこれは単純に待ち一点。

ドラを残しても、待ちに取っても、

どう取ってもあがっていた。ツイてる証拠だろう。
でもやっぱに受けるのが正攻法。
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■ 連続形の色を延ばす

下記手牌で何を切り、何を残すか。

効率のみを考えたら、切りだが、
ぱっと見でも明らかにを切ってを残したほうがいい。

嵌張部分が埋まったときに残る形を比較してみると、
a)ツモ 
b)ツモ 

a)のほうが形がいい。

a)の形は変則4面待ちに渡れたり、
を対子落としすればピンフに渡れたりする。

想定されるテンパイは、

1) 
2) 

など。

実戦ではうっかりを切ってしまった。
結果ポンされて満貫をツモられたわけだが、
それはともかく、最初の場面で切るのはしかない。

この場面で生きる連続形を伸ばすテクニックとしては、

1)より真ん中の牌を残す。
2)より厚い色を残す。

…ってとこか。

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■ アガリ優先でも連続形の色を延ばす

切りの場面。
点棒状況からしたらを切って、
567の三色を狙いたくなるところかもしれない。
しかし、倍満を直撃しないと逆転2着になれないので、
ここはムリをせずに3着キープのアガリを取ったわけだ。
もちろん多面待ちへの変化を考えての切り。
マンズはまで全て有効牌だ。

はアガリ、それ以外は全て3面受けになる。
リーチ棒を出すとラスに落ちるのであがりやすい手をダマで狙っていたのだろう。

から3面待ちの変化は、

)ツモ切り→ 
ツモ切り→ 
)ツモ切り→ 
ツモ切り→ 
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■ 浮かせ打ちとの兼ね合い

 ドラ

、切るとしたらどっちか?

でなくを切る。

理由はこの後をツモったときと、をツモったときの形の差。

 ドラ

 ドラ

マンズは3面受け含みの完全イーシャンテン形を目指せる。(下記の例)

 ドラ

例外は、懸賞牌祝儀が極端に高い場合。
言い換えると、の2種類がまだ生きている場合は
を切り祝儀牌ツモの目を残す。

 ドラ

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■ 打点+3面受け絡み

■天空麻雀7 #01


何を切るか?

でなくを切る。

理由はこの後をツモったときの形の差。
切り

 ドラ

切り  ドラ

ソーズの一盃目+3面受けが残る完全イーシャンテン形が目指せる。

ここでプロはを切ってしまうわけだが、甘いだろ。

トップ目なんだし、素直に打つべきだ。

というか、切りと切りに差があることがわかっていたのかも疑問。

しかも、解説からなんの突っ込みもないというレベルだ。
しかし・・・

と引き込み、最後にはを引いて聴牌。

結果オーライかよ!

本来なら

 ドラ

のイーシャンテンが手順としては素直だ。
裏ドラがになり、赤ツモって3000・6000。

・・・うらやましい。
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