男の麻雀ポリシー > 【032】 『男の5枚好形・03 「12234形」 【辺張+順子形】 』〜端掛り嵌張形より良形・12234m13pからは13pを払う

【032】 『男の5枚好形・03 「12234形」 【辺張+順子形】 』〜端掛り嵌張形より良形・12234m13pからは13pを払う

『男の5枚好形・03 「12234形」 【辺張+順子形】 』
 ・辺嵌張は端の独立嵌張より良形。
 ・12234形は2、5、6ツモと好形変化が3つあるのに対し、
  13形は4ツモしか好形変化がない。
好形パターン
12234形
67889形

辺嵌張は一見愚形だが、男の5枚好形の一つに含まれる。
捌き方はやや難しく、残る形に依存する。

13形との強弱は、

形はツモで変則3面、ツモで両面、ツモで6枚両嵌と、
好形変化が3つもあるのに対して、形はツモしか好形変化がない。

■ 手牌全体での辺嵌張と端の独立嵌張の比較

 ドラ

上記手牌でどの塔子を嫌うか。

外しが正解。

マンズの形は1枚自分で使った悪形辺張と見てはいけない。
を分解して、を外すと の嵌張。

残しメリット
ツモ メリット 残る好形
変則3面受け
が出来る
面子完成
両面塔子が出来る
6枚両嵌が出来る
2面以上が残る
受けが出来る
頭がなくなっても
カバーがきく
or

因みに、をツモった場合は頭に固定、
をツモった場合はの形で持って
後の変化に対応しやすくしておくのがよいかなと思う。
引けば一盃口が出来るし)

それに対して、

残しメリット
ツモ メリット 残る好形
面子完成
両面が出来る

これだけ! わざわざ表にするほどでもなかった。。。

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■ メンツ構想と対子手との兼ね合い

あまり例は良くないが、辺嵌張形と嵌張がある場合の捌きについて具体例をみてみる。
メンツ構想と対子手との兼ね合いを同時に見るケース。

独立対子が1つ→両面が2つあれば順子手としての捌きは簡単。
独立対子が2つ→辺嵌張形の対子部分を生かして順子手にするか、対子手にするかは手牌構成次第。
独立対子が3つ→辺嵌張形の対子部分を生かして対子手に渡っていけばいいので、こうなるとむしろ単純。

一番ムズいのは2番目のケースで、愚形が多いときだ。
以下、巧く捌けた実戦での手順を追ってみる。

上記、何を切るか。
アガリにはちょっと遠そうな形だが、アガリに向かって最善を尽くすとすると?

ピンフ形指向でを1枚外し
と両嵌の卵を残す手もあると思うが、

対子手も見えるのでここは外せない。

ここでの索子部分のメンツ構想について。

索子がぱっと見、愚形っぽいがそうでもない。

引けばの両面、
引けばの変則3面形、
引けばの両嵌形に変化するからだ。
もちろんストレートにを引いてもいい。
これに対して、の有効牌は
両面に変化するとストレートにメンツになるしかない。
だからここからは順子手としては
4枚の有効牌があるのほうが
2枚しか有効牌がない独立嵌張よりも大事ということになる。


4メンツ構想としては、索子2メンツ、萬子1メンツとすると1メンツ足りない。
そうなると軸のクッツキか部分でメンツを作るわけだが、
ここはドラがなので一通・チャンタを見てを切った。
手牌のゴツゴツ形、親の対子被り、捨て牌全体の

対子場の匂いもあったので、対子はほぐしたくなかったというのもある。

この後6巡目までに、と、筋の塊が出現。
筋が捨て牌に出現するということは、手の内に対子被りがある可能性がある。
(つまり、捨て牌の筋の牌を抱えている可能性が高い)

対子場の特有の捨て牌相。
ここまで来るといかにも引けなそうなの塔子だろ。
結果、仕上がりはチートイになった。
は後引きだが、ツモる自信がなかったので親の現物ダマにした。
メンツ手一本だとをほぐしてのクッツキを残しているので、
以下の両面埋まらない2向聴止まりだった。

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