『好形作り・02 男の塔子比較表』 | |
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特徴 | |
両面 | 1)ピンフに使える好形。 2)くっつき1向聴は5跨ぎよりも37跨ぎ優先で残す。(タンヤオにならない場合) 3)5跨ぎ待ちはリーチでツモ狙い。 4)37跨ぎはダマでロン狙いが基本だが、39未満なら倍々効果狙いのリーチ。 |
嵌張 | 1)嵌28受けは両面変化が片方しかないが、両面と遜色ないのでリーチが基本。 2)嵌37受けは両面変化が片方しかなく、序盤は嫌うのが基本。 3)嵌456受けは変化が見込めるので、中盤まで残して両面変化待ちが基本。 4)辺嵌張は端にかかる嵌張より好形。 5)ドラ待ち嵌張ならリーチでもOK。 6)単独嵌張はヘッド化作戦が効果的。 |
辺張 | 1)一番の愚形塔子。 2)辺張塔子よりも孤立中張牌のほうを残す。 3)1256777形など、変化で変則2面待ちに渡れる場合は残す。 4)124567形など、両嵌両面形への変化がある場合は見落とさず、順切りする。 5)面前の場合は、好形への変化の可能性の残る28の孤立牌のほうを残す。 6)12の辺張を嫌う時、12456形ならば3チーに備えて1から切る。 |
ノベタン | 1)両面より枚数が2枚少なく、ピンフにもならないがツモ狙いできる準好形。 2)リーチ、タンヤオ狙いでよく使う。 3)単騎からの変化も見込んでおく。 4)1234形や、1234567形はタンピン狙いの変化を待つ形。 5)1個ずれを残すことによる3単吊作りも念頭におく。 |
両嵌 | 1)ピンフ作りの拠点になる。 2)3枚必要な分、両面や嵌張に劣る。 3)最終的に嵌張待ちが残らないような手順を踏む。 4)嵌張同様にヘッド化作戦が効果的。 5)13579形の4嵌形は、5を切って28受けに固定する。 6)2468形の3嵌形は、カン5受けに固定する。 |
単騎 | 1)自分で待ちを選択できるというメリットが大きい。 2)鳴き聴牌で変化形の渡りが打てて状況の変化に対応しやすい。 3)門前でもノベタンや多面待ちの渡りに使える。 4)追っかけリーチに弱く、ツモあがりしにくいというデメリットがある。 5)役アリ字牌ドラ単騎はダマが基本。 |
対子 | 1)シャボ受けの枚数は辺張と同等だが、待ちが2種に跨る分、尖牌受けの辺張よりいい。 2)中張牌対子は両面変化が二つある好形。 |
好形・愚形の優劣は個々に判断する。
http://dora12.net/modules/column/kabu1.html
嵌張待ちは本当に「愚形」なのか
ふと、「嵌張待ちは本当に愚形なのか」という疑問が頭を過った。
嵌張待ちは当たり牌が4枚しかないため愚形とよく言われる。
筆者も今まではそう信じて疑わなかった。
しかし、普通に麻雀を打っていると「あれ、意外と嵌張待ちって当たるような……」と思う場面によく直面した。
そんな経緯で2か月ほど両面待ちの和了率と数牌毎の嵌張待ちの和了率を調査してみた。
以下の表は2か月間調査した、待ち・数牌毎のリーチ時の和了率である。なお、巡目は考慮していない。
【嵌張待ち和了率】の[n待ち]というのはその牌で嵌張待ちしているということを示している。
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【両面待ち和了率】: 56.2
【嵌張待ち和了率】
[2待ち] : 43.1
[3待ち] : 32.1
[4待ち] : 4.1
[5待ち] : 3.2
[6待ち] : 5.1
[7待ち] : 33.4
[8待ち] : 42.8
【嵌張スジ引っ掛け待ち和了率】
[片スジ] : 45.6
[両スジ] : 50.2
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やはり、真ん中の牌に行くほど和了率は一気に下がるが、端の牌での嵌張は両面に引けを取らない程の和了率を誇っている。
また、スジ引っ掛け待ちは通常嵌張待ち以上の和了率を示している。
両スジ引っ掛け待ち和了率などは50.2と良型と言っても良いほどの和了率を記録している。
一概に嵌張待ち = 愚形とは言えないだろう。
調査期間が短い、巡目を考慮しないなどまだまだ調査の甘い点はあるが、場合によっては嵌張待ちは両面並みのパワーを秘めている。
調査の結果と個人的な主観から言わせてもらえば、嵌張待ちは必ずしも愚形とは言い切れないだろう。
この調査結果を参考に今一度嵌張待ちへの考え方を改めてみるといいかもしれない。
さて下記手牌から何を切るか?
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何を切るのがベストか。 |
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で、 んで、 |
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点差戦略もあったので、上家からでたら見逃すのは当然として、 下家から出ても見逃しだな。 結局出る前にツモ! まあツモるのは当然として、裏3は格だな。。。 |