・手役狙いは必要な局面でしかしない ・手役はあがるための道具にすぎない ・しかし、打点上昇のための武器でもある ・自然に狙うのが理想 |
手役は麻雀の華だが勝負ポリシー的には、
「手役」はあがるために飜数を確定させるための道具に過ぎない。
あくまでメンツ作りの延長線上にあるだけ。
勿論狙える限り狙うが、無理筋はなし、とする。一貫してこの姿勢で貫く。
・狙える三色は狙っていい
手役を狙っていい簡単な例では、
という一向聴ならば、アンパイのを抱えずにを残すだろう。
から先に入れば、タンヤオ、三色という二つの打点上昇が見込める。
ここでは手役狙いが悪い結果を生む例をメインに取り扱う。
極端な対子場でない限り、極力手牌の伸びに忠実に牌効率を重視する。
ここから何を切るか? 実戦ではつい二盃口を狙ってを切ってしまった。ここは切りしかない。
ここからを切ると、ツモしかを切る意味がない。 |
|||||
を切ってから、またをツモった。 まずここで一つ裏目。 |
|||||
次に引いてまた裏目。最初にを切っていれば、 この聴牌だ。 |
|||||
結局を引いてしまい、上記のようなう●こ聴牌になってしまった。最悪だ。 | |||||
結局あがれず、親の聴牌が間に合って、 |
456の3色にこだわりを切った。ちょっと強引だが、狙えなくもない。 を払って、の方が入れば456の3色になるだろ。 それでも、高目安目が残る。 こんなことしなくても、手なりで十分な形。ここは素直にを切るべきだった。 |
|
チンタラやってるうちに親リーが入ってしまった。 だから、親のを助けたことになる。 |
|
親を助けた、と感じていたのに、鼻息荒く追っかけてしまった。 手なり七対子で18000は大きな代償だった。 |
5巡目で聴牌だが、何を切るか? | |
ここでの切りは極端な手役狙いだ。 ここは白三暗刻の点パネほぼ親満で十分トップ目に立てる。 聴牌を取りつつ四暗刻に渡るのが一番隙がない。 をポンして最悪でもトイトイ三暗刻確定単騎にしたいのは山々だが、 ポンできるかもひとつの賭けだ。 やはり緩手を打たない構えは聴牌取り。 ここでの最悪な一打は切り(ドラ受けがなくなる)だが、それよりはマシか。 |
|
結局聴牌取らずが隙となり、トップ目に突き放されてしまった。 |
何を切るか? | |||||||||||||||
結果は別として、この手順自体が隙だ。 この形でこの状況になったら、パッと見でが切れなければならない。 手損な三色はここでは必要ではない。 ドラ 好形聴牌条件で比較すると
難しく考える必要はなく、枚数の多い連続形を大事にすればミスは少ない。 ちなみに、結果はあがれそうな手だが、あがれていない。 |