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【023】★『子の構え・01 北家の構え』〜軽い仕掛けはしない・自風から切る

『子の構え・01 北家の構え』
軽い仕掛けはしない・自風から切る

 ・手が入らなければ親にレンチャンさせないように、受けに廻る。
 ・親のツモ番を増やさないためにも、面前でリーチをかけるつもりで打つ。
 ・北家のしぶしぶ2鳴きは禁じ手。
 ・親の上家であるという役割上、鳴かない前提で手を進める。

・北家の構え方としては、面前前提の構えにしておくのが基本。
 親のツモを増やしてしまう、鳴きは視野に入れない。
 そして、親の仕掛け(鳴き)が入ったときに、絞るのも重要。
 ガツガツ上がりにかけるというよりも、どちらかというと、受けの立場。

・じっくり仕上げる立場。面前重視で目標は満貫くらい。
 じっと我慢してチャンスを溜める立場にある。
 手が入らなければあがれなくて本望、くらいの構えで良い。

・仕掛けると親のツモ(≒チャンス)を増やしてしまうので、控える。
 役牌は2鳴きが基本だが、遠い鳴きはしてはならない。
 しぶしぶ2鳴きは禁じ手で、対子落とししていく覚悟が必要。

・親に先手を取られた場合は引いて構えるのが良い。
 これは南家・西家の場合も同じ。
 親は常に1.5倍のアドバンテージがある。
 余程状態がいい場合以外は、親リーに真っ向勝負はなるべくしない。
 親マンの12000に対抗できると踏んだ場合のみ勝負する。

■ 自風から切る

自風のを切ったのは、対子になってもあまり鳴きたくないからだ。
そして親の仕掛けが入ったら、字牌→数牌の順に切る。
数牌は端に近いほうから切る。
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■ 北家に役牌は不要

北家は基本的に役牌を重ねる必要はない。
役牌はポンしなければならないことが多いので、
仕掛けねばならない機会は自らなるべく作らない。
ただし、上家である親に役牌を鳴かれるとのびのび打てなくなるので注意。
は一番不要で、(鳴かれてもほぼOK)、
(W南は警戒)、(親に鳴かれたくない)
(W東なら一番鳴かれたくない)

北家の原則からは重ねる必要はない、ということで第1打は
急所ののみ仕掛け、なんとか間に合った。
本当はラス前のこの場況からしてハネマン欲しいところだったが、
まあ合格点だろ。
このツモアガリが効いてか、オーラスも満貫を出アガリしてマクリトップだった。

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■ 北家の軽い仕掛けは禁じ手

北家の安い仕掛けは厳禁なのに、ついを鳴いてしまった。
鳴いて1000点の一向聴。


得てして親を利するもんだ。
12000のテンパイを入れて、アガリ切られてしまった。
この仕掛けが失敗だったので、
このあとは上家に対しては慎重に打ちまわした結果、なんとかトップが取れた。

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■ 北家は仕掛は急所のみ

北家の鳴きは基本的に禁じ手。

この手はチンイツが見えているので、ソーズ以外を払っていく手順なら、
基本的に鳴いてでも仕上げる手だろう。
面前で仕上げるのは余程状態がいいときだけ。
ここで上家からが出たら鳴きたくなるところかもしれない。
しかし勝負ポリシー的にはここはスルー。
鳴くのはホントの急所のみ。

この形、が孤立塔子なら急所だが、連続形になっているので、
チーは食い延ばしに過ぎない。それに、を払えばは急所でなくなる。
鳴くと親のツモを増やす=チャンスを増やすことにつながる。
北家は無闇になかないのが男流。

実戦では勝手に体が動いてチーしている。。。
結局、もう一枚をツモってでテンパイした。
そのあと、をツモってに変化した(上図)が。。。

結果どうなったかと言うと、親に好牌を3枚も流し、6000オールをツモられた。

これが北家の軽い仕掛けの怖さ。

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■ 北家の軽い仕掛けを利用した例

下記の例。北家の仕掛けを逆手にとったアガリの例。

北家はたった1000点の手をアガリに向かっただけで、オレの親倍を誘発した。
北家のポンで入ったテンパイ。こんなんは即リーチだ。
首尾よくスパッと決まった好例。

これぞしぶしぶ2鳴きの怖さ。

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■ 軽い仕掛けをしないための塔子選択

北家はあまり鳴かない。

役を確定させるためにはトップ目から2枚目が出てポンしたが、
このあとはあまり鳴かずに手を進めたいのが北家の役目。

さて、ここからどの塔子を残すか。

2枚目は鳴くつもりはあまりなく、
を嫌わずにのほうをトイツ落としした。
のほうをトイツ落とししたのは、
ドラのが先に重なったときにを鳴くためだ。
それに、アガリ目のありそうな2枚目のが深いところにあったら
リーチに対して対抗しずらい。
2枚目のが出たが、が重なるより前だったので鳴かなかった。
(というかなるべく鳴かないつもりでトイツ切りで鳴けない形にした。)

の形はを引けば3面待ちになるので
こうなったらドラを切って3面待ちに受けるつもりだ。

を引入れて、をツモって1000・2000だった。
鳴きを最小限にとどめてアガリに結びついた。

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