男の麻雀ポリシー > 【012】 『聴牌センス・03 連続形・両嵌の種にならない老頭牌は早切りする』

【012】 『聴牌センス・03 連続形・両嵌の種にならない老頭牌は早切りする』

 「連続形・両嵌の種にならない老頭牌は早切りする」

 ・連続形にならない一九字牌、
 ・両嵌の種にならない一九字牌は一番の不要牌

■ 具体例・1

 ドラ ツモ

から、のどれを切るか?(国士を狙わないとして)

切り

は、引きの両嵌形に備えて残す。
は、引きの連続形の備えて残す。

字牌は、形が整うまで相手の動きを封じ込めるために切らない。
とくに、役牌のがドラなので。

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■ 具体例・2

上図、局面に影響を与えそうな字牌はまだ切らないとして、
何を切ったらいいか。
ここではを残してを切った。
しかし効率から言うと、わずかに連続形が見込める残しが正着だろう。
場にが1枚切れているので、
よりもの面子のほうが見込みにくい。

ダントツのトップ目なので効率に忠実に打てば牌もそれに応えるはず。
ここでのうっかりが、後で尾を引くことになる。
19牌の優劣比較は前述の通り。

おまけで結果どうなったかというと、
頭のない形でを対子かぶりして、結果的にテンパイが遅れた。
対面の3枚目のを捕らえ損ねた上に
親に先にテンパイが入ってしまいリーチがかかった。
このテンパイ逃しのわずかな、
しかし大きい差でアガリ番をかっさらわれてしまった。
手順ミスの罰か。

この後も親のレンチャンは止まらずに捲くられてしまうことになった。あーあ。
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■ 具体例・3

前巡のは親が1枚切っていたのでマアいいとして、
ここでは何を切るのがベストか。
はションパイ。

4面子1雀頭の候補は、
ドラはドラ受けのフォローに残し、
マンズ2面子、ソーズ1面子、ピンズ1面子、頭でとりあえずはOK。

がションパイなら、重なる可能性がある。
それに重ならなければ鳴かれる可能性があるということ。
だからここでションパイのを切るのは早い。
4面子1雀頭の候補が一応固まっているのだから、
を切っておけばいいだろう。
こんな使えないを残す価値は低い。
有効牌はだけだし、引きのにの塔子してもイマイチだろ。
引きのなんかは論外だし。

は連続形の種なので、よりも残す価値は高い。

そんなを遊ばせている間に、他からテンパイが入る。
使えない1枚のために、手が死んでしまった。
苦し紛れのワンチャンス頼りでを切ったが、このあとは防戦一方。

大事な親番なのに、もうちょっと戦える形にしておきたかったところ。
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