男の麻雀ポリシー > 【004】★『聴牌センス・01 メンツ構想』〜「軸」・「スピード」・「勝負度」の3つを見る

【004】★『聴牌センス・01 メンツ構想』〜「軸」・「スピード」・「勝負度」の3つを見る

 1)「軸」
   ・4面子の軸となる牌を見る。3〜7牌軸が基本。
   ・マン・ピン・ソー・字の4ブロックに分けて構想する。
 2)「構え」
   ・手のスピードを見る。
   ・早い手はブクブクにして先手好形リーチを狙う。
   ・遅い手は重厚に受け駒を用意しつつ打点重視。
 3)「勝負度」
   ・手が悪く、ケンの場合はスリムに構える。
   ・勝負手かどうかは形だけでなく、状況により変化する。

「4メンツ1雀頭を構想する」とよく言われるが、もっとハッキリと意識を持つのが優れた戦略と言える。

「4メンツ1雀頭を構想する」=軸を決める

■ 面子計算の基本=4メンツの軸を決める

これは具体例から入る。

【東1局南家1巡目】

 ツモ ドラ

受けを考えないとすると面子構想上、最も不要な牌は何か?
メンツ計算すると、最も不要なのは

萬子 1面子
1雀頭
で1面子。が頭。

筒子

2面子 で2面子。
 
の両嵌を見込めるのでは残す。一通の目もある。
索子 2面子 で2面子。
の形を見込めるのでは残す。
字牌 1雀頭 ピンフの頭として使える分、

変化した場合も想定して
ピンフの頭候補になるは残したい。

■ 面子計算が重要な理由

 ドラ
何を切るか?
順子手でリーチという構想を持てば、を切って内に伸ばす。

筒子:3面子(+ヘッド)(or 筒子:2面子 索子:1面子)
萬子:1面子(+ヘッド)


を切った同巡に上家からリーチが入る。
切りがなんとももったいない。

筒子が伸びなければ、
ツモの時点で三色バランスを取るのもアリだ。

面子計算がちゃんと出来てれば、
マンズで2面子作るのが難しいことくらいわかるだろ。

はトイツなので手を掛けるのは抵抗があるが、
赤の裏目が致命的になる。
チートイやポンテンに備える切りもないことはないが、
あくまで非常手段。
王道のメンタンピンで攻める手だ。
 ロン
 ロン

どっちでもあがってるやんか。。。

もったいないオバケが・・・。

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■ 勝負手はブクブクに構える

ブクブク形をもらったときはアガリ切る覚悟が必要。
リーチが入ってもテンパイまでブクブクに構える。
刺し違える覚悟で臨む。

【親6巡目】

 ドラ

何を切るか?

画像の切りの時点で、
自分の手を中心に考えて数手先を読めば、切りがベスト。
引きで一向聴が広くなり、
さらに、引きでも引きテンパイがとれる。
引きは嵌張待ちになるが)
ここは面前で仕上げたいところ。は重ならない限り、役に立たない。
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■ 早い手の場合

「【026】男の単純塔子の比較表」から、まず、優劣を判断する。
萬子・筒子・索子・字牌の4ブロックにわけて、判断。

まず赤囲みの萬子。
は両面で好形、
のクッツキで3枚好形
または形になる準好形だ。
さらに対子(頭)としても使える。
次に青囲みの索子。
の部分が「男の3枚好形」。
ここは一番の好形なので、手をかけない。
を引けばの4枚好形、
を引いてもの4枚好形に発展する。
の辺張は愚形。ここは嫌っていく作戦。
そして黄色囲みの筒子。
が嵌張で愚形だが、
を引くと好形になるのでまだ切らないが、来なければ嫌う方向だ。
は端の孤立牌なので、ドラでもないので全くいらない。
引いても嵌張にしかならない。
引いても愚形辺張になるだけ。
もう一枚を持ってきてやっとこ対子として使える。
これが一番の愚形。
最後に緑囲みの字牌。
ポンされてもいい形になるまでリリースしないのが基本。
役牌は局面を左右するからだ。
はW風だからポンされると場が早くなるのでまだ切れない。
はオタ風だがドラだからまだ切れない。

だからここではをツモ切る。

まず萬子は両面にを引いてメンツになる。
筒子はすぐにを引いて嵌張が両面の好形に変わり
これも残してさらにを引いてメンツ完成。
辺張のを嫌ってる最中に、
4枚好形が延びて5枚好形形になった。
早い先行リーチがはいったが、上記変則3面待ちで追っかけリーチ。
を切っているのは
リーチにを切りずらかったためピンフにはしなかった。)
せっかく追っかけたのに、
対面のアホが2件リーチにでダイブしてジ・エンド。
こっちに打てよ、ドアホ!
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■ 遅い手の場合

7巡目に聴牌しなそうな、愚形だらけの遅い手の場合は、手役狙いで行く。
愚形を最大に生かすのは手役。

愚形だらけの手のメリットは愚形が埋まった時の打点の高さだから、
手の遅さに見合う「打点」を取りに行く。

大体字牌を重ねるとこからはじめて、
ホンイツ、チートイ、チャンタ、国士、対々などの変則手を狙う。

ホンイツやチートイはツモがハマれば7巡目に間に合う場合もある。

上記例では、国士、チャンタ、チートイ、ホンイツ、対々全てを見て切り。
があるからわずかに3色同刻を見てより後に切る。
引いてもチートイにすればいいし、このが一番不要。

またアホの対面が、リーチにダイブしてジ・エンド。
国士2向聴(あとだけ)まで粘ったがこれまで。

チートイも天秤にかけてるのにを対子落とししたのは、
ホンイツ>チャンタ>チートイの優先順位にしてるため。

どーせチートイならメンホンチートイまで見たいし、
ホンイツやチャンタなら鳴けば聴牌まで粘れる可能性があるからだ。
…つうかこんだけバラバラだと、国士狙いになっちまうけど、可能性は追う主義。

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